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Radical   Discovery 



       イオ
                   CV:竹達彩奈
  デューマンの女性ブレイバー。
  アークスになったばかりの新人で、
  プレイヤーのことを「センパイ」と呼ぶが、
  あまり尊敬しているような応対はしない。
  ぶっきらぼうな性格で、容姿も口調も
  男の子のようだが、女の子である。
  時々女性扱いされると慌てる。



001. デューマンの後輩
002. 周囲からの評判
003. デューマンの成り立ち
004. せめて女の子らしく
005. ひとつを極める
006. 雰囲気の変化




 デューマンの後輩  
 イオ : ん……?
      ああ、あんた、アークスか。
    : おれ? おれもアークスだよ。
      イオって言うんだ。
      よろしくな、センパイ。
    : なにびっくりしてるんだ?
      センパイ、ってのはあんたのことだよ。
      ……なんだ、言われ慣れてないのか。
    : おれがアークスになったのは
      ついこの前だからさ。
      あんたは必然的にセンパイ、だろ?
    : なんだ、コレが気になるのか?
      珍しくもないだろ、こんなの。
    : デューマンはやっぱり
      これが特徴だからな。
      瞳だって色が違うぞ、ほら。
    : 肌の紋様は……って
      さすがにここで晒すのはまずいか。
    : 何が、って顔しないでくれ。
      そりゃ露出を好む奴がいるのも
      知ってはいるけど、おれは違うんだ。
    : ほら、コレが2つあるだろ?
      ……それで察してくれよ。
    : それじゃな、センパイ。


 周囲からの評判  
 イオ : よう、センパイ。
      よければちょっと休憩していけよ。
    : それにしても、あんた
      けっこう有名人だったんだな。
      あちこちで噂されてたぞ。
    : 謙遜するなよ、事実だぜ。
      困ったらあんたに相談しろ、とか
      よくわからん助言までされたよ。
    : ……センパイ自身にはあんまり
      自覚がない、って感じだな。
      周りからはそうじゃないぜ、きっと。
    : 噂にしろなんにしろ
      本人と関わりのないところで
      話は大きくなるものだしな。
    : 会ったことない人にしてみれば
      センパイはとんでもないエースと
      思われてるかもな。ははっ。
    : それこそ、話しかけるのが
      はばかられるほどに、さ。
    : ま、おれは無知な状態で
      知り合えて良かったよ。
      ヘンに堅苦しくならずにすんだ。
    : もっとも、センパイが
      そういうのをお望みなら
      そうするけど?
    : ……なんてな。
      さ、休憩はおしまい。
      それじゃな、センパイ。


 デューマンの成り立ち  
 イオ : よう、センパイ。
      よく会うね。
      お互い、働き者ってことかな。
    : ヒューマンニューマンキャストに
      デューマンと数は揃ってるし
      他の人にも出会いそうなもんなのにさ。
    : けど、おれはセンパイばっかに会う。
      偶然……よりは、運命と言ったほうが
      ロマンチックかな? ははっ。
    : ……ま、アークスの歴史をひもとくと
      偶然じゃ片付かないことは
      結構多いみたいだけどな。
    : デューマンの成り立ちも、そう。
    : どのくらい昔の話かは知らないけど
      あるとき、ふいに空間の裂け目から
      生体的な遺留物が現れたんだと。
    : おれは記録で読んだにすぎないが
      とても、その時代のものとは
      思えないシロモノだったらしい。
    : 龍の皮膚のような、それでいて
      ダーカーのもののような遺留物。
      それを参考に実験を行っていって……
    : その完成形が、おれたち。
    : ……そして
      これはここだけの話。
    : その遺留物。
      この前の暴走龍の体組織に
      酷似してるんだとさ。
    : ……まったく
      おかしな偶然があったもんだよな。
    : ま、そのおかげで
      おれは生まれたわけだから
      別に構わないけど。


 せめて女の子らしく  
 イオ : ん、センパイ、どうした?
      おれの顔になにかついてる?
    : いや、怪訝そうな顔して
      こっち見てるから気になってさ。
    : 別におれには隠すようなことも
      ないから、何でも聞いてくれ。
   >それはない
    : ん? どうして、と言われても
      おれはおれじゃないか?
    : 女っぽくない、って?
      なんだセンパイ、ずいぶんと
      些細なことにこだわるんだな。
    : いいじゃんか。
      おれがおれのことを
      どう呼ぼうが、さ。
    : いまさら私とか言おうにも
      照れくさくてかなわない。
    : ……いいかセンパイ。
      そういうのはもっとかわいさの
      素養があるやつにいってやれ。
    : おれに言っても
      仕方がない、だろ?
    : ……なんで黙るんだよ。
   >かわいいから見ていただけ
    : は?
      かわいいって、誰が?
      おれが?
    : センパイ……目、大丈夫か?
      ちょっと休んだ方が
      いいんじゃないか?
    : おれがかわいいのなら
      そこらのダーカーだって全部
      別嬪さんになっちまう。
    : ああ、ああ。
      お世辞で言ってくれてるのは
      わかってるよセンパイ。
    : ……ったく。
      急にそんなこと言われたら
      びっくりするだろ。ばか。


 ひとつを極める  
 イオ : ん、ああ、センパイか。
      どうしたんだよ、バレットボウが
      そんなに珍しい?
    : 一昔前はレアもレアだっただろうけど
      ブレイバーが確立してからは
      そうでもないだろ。
    : おれもクラスはブレイバーだからな。
      使う武器は、これかカタナか
      どっちかになる。
    : カタナも使えはしたんだけど
      こっちのほうが、しっくりきたんだ。
    : センパイだってあるだろ、そーゆーの。
      これが使いやすい、しっくりくるって
      感覚を覚えるヤツがさ。
    : 武器は全部満遍なく使える方が
      どんな時にでも対応できて
      いいんだろうけど……おれは無理。
    : だからまずは、こいつを
      極められるところまで
      極めてみたいって、思ったんだ。
    : って、おれは何を語ってるんだ。
      新米のぺーぺーのくせに……
    : ごめんセンパイ、今のなし。
      忘れてくれ、恥ずかしい……
    : ……ま、こいつから別の武器に
      乗り換えるときには……そうだな。
      センパイがおれを指導してくれよ。
    : だって、センパイは全ての武器を
      使いこなせるんだろ。
      そういう噂、聞いたことあるぜ?


 雰囲気の変化  
 イオ : ……センパイ。
      最近、身の回りで何か
      ヘンなこと起きてないか?
    : まだ、特に何も起きてないか。
    : でもそのうちなにかあるぜ。
      ……センパイがらみで、だ。
      これは脅しじゃなく。
    : おれみたいな爪弾きものは
      囲いの外にいるようなもんだからな。
      空気の変化がよくわかるんだよ。
    : センパイが何か罪を犯した
      ……ってのは、あんまり
      想像できないな。
    : となると、何か不都合なこととか
      知ってはいけないことに踏み込んでて
      煙たがられてるのかもな。
    : ……ま、全部推測だけどさ。
      嘘みたいなことが起こる世界だ。
      何があっても不思議じゃない。
    : 余計なお世話かもしれないけど
      気をつけてな、センパイ。






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