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Radical   Discovery 



       カトリ
                   CV:桑島法子
  ニューマンの女性バウンサー。
  落ち着いた物腰で礼儀正しい。
  新クラスであるバウンサーの試験運用を
  目的として、サガとともに転戦している。
  デュアルブレードの使い手だが、
  サガの「特訓」を回避するために、
  あちこちで油を売るのが得意。
       サガ
                   CV:櫻井孝宏
  キャストの男性バウンサー。
  沈着冷静で任務に忠実な教官気質。
  新クラスであるバウンサーの試験運用を
  目的として、カトリとともに転戦している。
  ジェットブーツの使い手だが、
  これはカトリに押し付けられたもの。
  カトリを一人前にしたいと思っている。



001. その名は『バウンサー』
002. デュアルブレードの魅力!
003. ジェットブーツの性質
004. 特訓特訓また特訓
005. 競争中! カトリの場合
006. 競争中! サガの場合
007. 競争の結果
008. カトリののせ方だまし方
009. 特訓からの帰還
010. やってみれば可能性は生まれる




 その名は『バウンサー』  
 カトリ : ……すごいですわね。
       お噂はかねがね伺っておりましたが
       直に見ると、迫力が違います。
     : そんな、とてもお強い
       ○○様に
       お勧めしたいクラスがあるのです!
     : 少しお話、聞いていただけません?
 サガ : ……カトリ。
      押し売りみたいな真似はよせ。
      我々の品位に関わる。
 カトリ : ちょっとサガさん。
       邪魔しないでいただけます?
     : 今、私は
       ○○様と
       お話ししていますの。
 サガ : ……お前の好き勝手を許すと
      任務に支障が出ることは
      統計的にも明らかだ。
    : 同じバウンサーの試験運用役として
      看過するわけにはいかん。
 カトリ : はいはいわかりました。
       まったく、うちのお父様のように
       細かいことにうるさいんですから。
 サガ : 私はサガ、彼女はカトリ。
      アークスに認可された新クラス
      『バウンサー』の試験運用対象だ。
 カトリ : それと『バウンサー』というクラスの
       広報宣伝も担当しております。
 サガ : そこで、カトリは
      実力者であるお前に目を付け
      宣伝に利用しようと考えたようだ。
 カトリ : サガさん、誤解を生む
       言い方はやめていただけます?
     : そんなの関係なく、私は純粋に
       ○○様の
       実力にベタボレなだけですわ。
     : ……そのままバウンサーになって
       私と肩を並べて戦ってくれたら、と
       考えはしましたけどね。
 サガ : 『バウンサー』とは
      簡単に言えば、近接戦闘を行う支援役。
    : 最大の特徴は、その武装だ。
      私の使う『ジェットブーツ』か……
 カトリ : 私の持つ『デュアルブレード』を
       主戦武装としていますわ。
 サガ : クラス確立こそしたものの
      データが足りないということで
      我々が実戦訓練を行っている。
 カトリ : ふむ、きちんと説明するということは
       サガさんも、なんだかんだで
       協力してほしいと思ってるのでは?
 サガ : 私は試験運用役としての責務を
      果たしているにすぎん。
      ……行くぞ、カトリ。
 カトリ : はぁーい。
       では○○様。
       またお会いしましょうね。


 デュアルブレードの魅力  
 カトリ : ○○様。
       ご機嫌うるわしゅう。
     : こんなところでお会いするなんて
       偶然……いえ、これはもはや運命と
       言っても過言ではありませんね!
 サガ : ……補足をさせてもらおう。
      カトリはお前を捜し回っていた。
      任務に支障をきたすレベルでだ。
 カトリ : さーて、こうして会えたのも何かの縁。
       是非この『デュアルブレード』について
       説明させてくださいな。
     : 私の愛用する『デュアルブレード』は
       その名の通り、二刀流の武装です。
       ……ツインダガーではありませんよ?
     : デュアルブレードの最大の特徴は
       その扱いやすさにあると思いますわ。
       未熟な私でも、容易に扱えますからね。
 サガ : ……自分の未熟を認識しているのは
      いいことだが、宣伝に利用するな。
    : デュアルブレードは
      上手く立ち回りさえすれば
      絶えず攻撃を出し続ける事も可能だ。
    : 扱いは簡単だが、それだけではない。
      慣れれば非常に強力な武装となる。
 カトリ : 是非是非、貴方様も
       デュアルブレードを
       使ってみてくださいね。
     : それで、ゆくゆくは
       未熟な私をご指導いただければと
       思いますわ。
 サガ : ……それほどまでに
      未熟を痛感しているのなら話は早い。
      カトリ、今から特訓を始めるぞ。
 カトリ : え? あ、いえっ、私は
       特訓したいと言ったわけでは……
     : ちょ、ちょっとサガさん?
       冗談って言葉、ご存知ですか? 
       目が本気すぎやしませんか?


 ジェットブーツの性質  
 カトリ : ……こ、こんな特訓続けてたら
       私、いずれ死んでしまいますわ……
     : あっ○○様
       すばらしいタイミングです!
       どうぞちょっとこちらへ……
 サガ : ……カトリ。
      特訓はまだ終わっていないぞ。
 カトリ : サガさん、サガさん。
       特訓なんかしてる場合じゃないですよ。
     : ○○様が
       『ジェットブーツ』の性能について
       お聞きしたいとのことですわ。
 サガ : ……ずいぶんと都合のいい
      タイミングだな、カトリ?
    : ……まあいい。
      無下にしては、任務に反する。
      説明させてもらおう。
    : 『ジェットブーツ』は
      脚部に装備する、独特な武器だ。
    : 最大の特徴は、武装自体に
      テクニックをチャージすることで
      属性変化や威力増加を起こせる点だ。
    : ……つまり、こう見えて
      ジェットブーツは法撃武器に属する。
      テクニックに依存する武装だ。
    : それゆえ、本来この武装については
      キャストの私より、ニューマンである
      カトリのほうが向いているのだが……
 カトリ : ただでさえ露出多めの格好なのに
       その上さらに脚を振り回すなんて
       ……はしたないですわ。きゃっ!
 サガ : カトリは未熟が過ぎるため
      とても任せられん。
 カトリ : 忌憚ないご意見
       ありがとうございます!
 サガ : ……さて、説明はそんなところか。
      試験運用役としての責務も果たした。
      ではカトリ、特訓を再開するぞ。
 カトリ : えっ! あ、いえ、その
       ちょっと私、気分が悪くて……
 サガ : 体調不良か?
      そんなもの、動いているうちに
      忘れさせてやろう。
 カトリ : それ全然
       いたわってくれてませんよね!?


 特訓特訓また特訓  
 カトリ : 死んで……死んでしまいますわ……
       あの特訓お馬鹿さん、どこまで
       特訓がお好きなんですの……
     : ……ああ
       ○○様!
       どうか私をお助け下さい!
 サガ : ○○
      気遣いは無用だ。
      これはカトリの任務でもある。
    : 実地での戦闘や、訓練も含めて
      試験運用対象の義務だ。
      最初に説明を受けただろう?
 カトリ : 確かに説明は受けましたが
       ここまで厳しいという話では
       ありませんでしたわよ……
 サガ : それはお前が未熟だからだ。
      現に私は呼吸一つ乱れていない。
 カトリ : ……貴方のようなフィジカルエリートと
       か弱い私を同列に考えないでくださる?
 サガ : だが、それでも希望したのはお前だ。
      辞めるのなら、私は止めはしない。
 カトリ : ……あーもうわかりました。
       やればいいのでしょう、やれば。
     : ○○様!
       私の頑張り、見ていてくださいね!
 サガ : ……あいつは呼吸をするように
      弱音を吐く。
      付き合えばつけあがるぞ。
    : ではな。


 競争中! カトリの場合  
 カトリ : ああ、ああ。
       ○○様では
       ありませんか。
     : 今日はあの特訓お馬鹿さんとは
       一緒ではありませんわ。
       実は、競争中なんです。
     : デュアルブレード対ジェットブーツ。
       ポイント制で決着をつける
       武器性能比較試験というやつですわ。
     : 負けた方は勝った方の言うことを
       なんでも一つだけ聞く、ということで
       私、必死に奮闘しております。
     : ……もっとも、私とサガさんでは
       まともな勝負になりませんけどね。
       私が負けるという意味で!
     : だったらなぜ勝負なんて挑むのか?
       当然! 勝ちたいからですわ!
     : 確かに99.9%は負ける戦いですけど
       勝てる可能性はゼロじゃありません。
     : サガさんが特訓に夢中になっていたり
       突然サボり癖を発症したり
       はたまた寝坊してしまったり……
     : なんらか、不測の要素が重なれば
       私は勝てるかもしれないのです。
     : むしろ、挑まなければいつまで経っても
       勝ったり見返したり出来ないのですから
       機会があれば勝負、勝負ですわ!
     : そしていつか、あの鉄仮面に
       ぎゃふんといわせてやるのです。
     : この、カトリのプライドにかけて!
       ……ふふふっ、見てらっしゃいな。
     : って、いけませんわ!
       こうしてる間にもポイント差は
       つくばかりじゃないですか!
     : ○○様との
       会話、名残惜しくもありますが
       ……私、行かねばなりません。
     : それでは、ごきげんよう。
     : あ、○○様
       もしサガさんにお会いになったら
       精一杯足止めお願いしますわねー!


 競争中! サガの場合  
 サガ : ……お前か。
      こうして私が一人の時に
      会うのは初めてだな。
    : 今、カトリは別行動中だ。
      定期的に行っている
      武器性能の比較試験のためにな。
    : せっかくだから勝負形式にしたいと
      彼女の方から申し出があってな。
      任務に支障もないので、承諾した。
    : 結果は見えているというのに
      ……つくづく理解しがたい。
    : 理解しがたいが……
      あの、何度負けても挑んでくる
      根性だけは、認めてやらねばなるまい。
    : カトリは未熟であり、怠惰であり
      傲慢であり、浅薄であり
      社会不適合者そのものだが……
    : 諦めずに挑み続ける根気、という
      一点だけにおいては、他の追随を
      許さないのではないかと思う。
    : そしてその根気は、おそらく
      私達のような試験運用対象には
      最も必要な素養なのだろう。
    : ……でなければ、あのような落第者が
      試験運用対象に選ばれたことに
      説明がつかない。
    : ……さて、このぐらい話せば
      お前も彼女に義理を通したと
      言えるのではないか。
    : あの半端者の事だ。
      お前に私の足止めを依頼したことなど
      透けて見えている。
    : その策に乗った上で
      完膚無きまで勝敗を決してくれよう。


 競争の結果  
 カトリ : はあっ……はあっ……
       し、死ぬ……このままだと死ぬ……
       特訓フルコースは死ねます……
 サガ : 恨むのなら、勝負に余計なルールを
      付け足した過去の自分を恨め。
 カトリ : 一気に見返すチャンスと考えた
       昔の私の浅はかさに……乾杯……
     : あ、ああ、見て下さいサガさん。
       ○○様です
       ちょっと休憩して、お話でも……
 サガ : 幻だ。
 カトリ : 雑な嘘つかないでください!
       もし、もしもーし!
       ○○様!
    >幻だよ
 カトリ : ○○様まで
       示し合わせたように雑な嘘!?
       幻は応答なんてしませんわ!
 サガ : 鍛錬が足りないから
      そのような幻を見るのだ。
      さあ、続けるぞ。
    >特訓、頑張って
 カトリ : ○○様まで
       サガさんに感化されてる!?
       そんなご無体な!
 サガ : 応援されたからには
      今まで以上に頑張るといい。
      さあ、続けるぞ。

 カトリ : つ……次は会話で足止めだけでなく
       数発殴って強制転送コースで
       お願いいたしますわ……


 カトリののせ方だまし方  
 カトリ : ○○様ー!
       会いたかったですわー!
     : ○○様!
       聞いてください、聞いてください。
       サガさんがとにかくひどいんです。
     : 休憩なしでの特訓特訓また特訓に
       私のか弱い身体は、悲鳴を通り越して
       死臭すら出し始めていますわ。
 サガ : ……そのわりに
      飛びつくぐらいの元気はあるようだな。
 カトリ : これはとっておきの体力ですわ。
       ああ、このまま貴方様の胸の中で
       しなだれ落ちてゆきたい……
 サガ : 止せ。
      ○○の
      戦闘行為の邪魔になる。
 カトリ : ほんと情緒もクソもない意見ですわね!
     : あーあ、サガさんではなくて
       ○○様が
       私のパートナーだったらよかったのに。
 サガ : ……そうか。
      お前が望むのであれば、仕方がない。
      ならば、そのようにしてみるか。
 カトリ : ……へ?
 サガ : 私も自分の指導能力に限界を
      感じていたところだ。
    : 報告は私の方からしておく。
      任務内容の変更もない。
      パートナーの変更を行うだけだ。
 カトリ : あ、いえ……
       ちょっと、サガさん?
 サガ : ○○。
      中途半端な形での引き継ぎとなり
      申し訳ないが、後は頼む。
 カトリ : ちょっ、ちょっとお待ちになって!
       サガさん、サガさん、冗談ですわ!
       冗・談! おわかりですよね!
 サガ : ……無理をするな、カトリ。
      度重なる特訓の連続に、お前の身体は
      悲鳴を上げているのだろう?
    : 今まで、私の無理に
      つきあわせて、すまなかったな。
 カトリ : いまだかつて聞いたことない
       優しい言葉!?
       ぐさぐさ胸に突き刺さりますわ!
     : いえ、いえいえ、まだまだいけます!
       私はまだやれますわ!
       むしろ、物足りないぐらいです!
 サガ : ……お前はまだ、私の元で
      特訓をしたいと?
 カトリ : もちろんですわ!
 サガ : 死ぬほど辛いぞ?
      弱音を吐いても、止めんぞ?
 カトリ : 覚悟の上です!
 サガ : その言葉に、二言はないな。
 カトリ : くどいですわ!
 サガ : そうか……
    : ならば容赦なく行かせてもらおう。
      今までのは小手調べのようなもの。
      ここからが本番だ。
    : その腑抜けた性根を根本から
      正すような、厳しい特訓メニューだ。
    : すでに準備も済ませてある。
      さあ、行くぞ。
 カトリ : ……あれ?
       もしかして私、のせられました?
     : あっ、あの、ちょっとサガさん
       もう一度落ち着いて
       話し合いません……?
 サガ : 二言はない、と確認したぞ。
 カトリ : 世の中にはもののはずみという
       言葉もあってですね……!


 特訓からの帰還  
 カトリ : ○○様ー!
       ご無沙汰しておりました!
     : まさしく生き地獄であった
       辛い特訓を乗り越え、ついに私
       戦場へと舞い戻ってきましたわ!
 サガ : ……落第レベルから
      ぎりぎり及第に上がった程度だ。
      まだ特訓は終わっていないぞ。
 カトリ : サガさんいちいちうるさいですね。
       言われなくてもわかってますー。
     : そもそも、なんでついてくるんです?
       たまの休みなんですから
       私のことは放っておいてくださいよ。
 サガ : そうはいかん。バウンサーの
      普及に悪影響を及ぼさないよう
      お前を監督する義務がある。
 カトリ : 清々しいくらい私信用ゼロですね!
     : あーん!
       ○○様ー!
       私を慰めてくださいー!
     : ……あれ?
       ○○様。
       どこかお身体悪くされてます?
   >そんなことはない
 カトリ : そうですか?
       ……そうですか、なら私の
       勘違いですね。すみません。
   >どうしてそう思ったの?
 カトリ : あっ、いえ、他意があるわけではなく
       なんとなく、そう思っただけでして……
       気を悪くされたら、すみません。

 カトリ : 私の、直感恐怖レーダーに
       反応があった気がしただけです。
     : そもそも、私自身が
       基本、ポンコツなので
       気にしないで下さいね。
     : では○○様
       私はサガさんを撒くために
       ちょっと散歩してまいりますね!
     : 今度は二人きりでお会いしましょう!
       ではっ!
 サガ : ……カトリはいつでも怠惰で
      基本的に信用はならない奴だが……
      直感だけは、確かなものがある。
    : 私には何も感じ取れないが
      あいつがそう言うのなら
      潜在的な問題があるのかもしれん。
    : ……留意はしておくといい。
      ではな。


 やってみれば可能性は生まれる  
 カトリ : ○○様ー!
       お話は伺いました!
     : その心中の無念さ、残念さ。
       私にも痛いほどよくわかります。
     : ですが、どうか諦めることなく
       己の思いのままに、なすべきことを
       なさってください!
     : そうすれば、必ず道は開かれます!
       私の経験談です! 間違いありません!
     : そのためなら、不肖私
       粉骨砕身の覚悟で、貴方様のお力に
       なることを、ここに誓いますわ!
 サガ : ……暑苦しいだろうが
      カトリの言っていることは
      そう間違いでもない。
    : やらねば、可能性はゼロのまま。
      やってみれば、可能性は生まれる。
      万事、そういうものだ。
    : カトリがものの役に立つかは疑問だが
      私達もアークスの一員として
      協力は惜しまない。
 カトリ : どーん、と、大船に乗ったつもりで
       私達を頼って下さいね!
       ○○様!






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