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白の民 : おお、おお、神子さま!
神子さまじゃないですか!
マトイ : あ、ちゃんと翻訳できてる。
けど、神子さまって、何のこと?
白の民 : 神子さまは、神子さまでしょう!
それより聞いて下さい神子さま!
あの不埒な黒の民どもが……!
マトイ : いや、えっと、あのっ……
ごめんなさい!
コトシロ : 止せ、困っているだろう。
白の民 : コトシロ。
コトシロ : 神子さまへの進言は
神子の守人である私を通す。
それが決まりのはずだ。
白の民 : く……わかっている。
: 神子さま、それでは失礼します。
マトイ : あの、ありがとうございます。
でも、わたしたちはその神子さまって
いうのではなくて……
コトシロ : わかっている。
: それより聞きたいことがある。
あなた方と同じぐらいの体躯をした
えらそうな女性を見たことはないか?
マトイ : えらそうな女性……?
わたしは、見たことないけど……
○○は?
>心当たりはない
コトシロ : ……そうか。
そちらに紛れているのかと思ったが
あてがはずれたか。私も未熟だな。
: もし見かけることがあったら
このコトシロが探していたと
伝えて欲しい。
>それが、『神子さま』?
コトシロ : ……そうだ。
もし見かけたら、このコトシロが
探していたと、伝えて欲しい。
マトイ : 行っちゃった。
コトシロさん、でいいのかな。
: 他のひととは、なんだか
雰囲気が違ってたね。
: うーん、あのひととなら
お話出来そうなんだけど……
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