A.P.239/1/8
マールー : ……あ、貴方。
あの、よければ、ちょっと話を
聞いてもらえないかしら。
: ……あのハンターの男……
オーザから、私のことを
何か聞かれたりしてないかしら?
: ……一緒だった、と言えるのは
あのマザーシップの時ぐらいで
その後は、ほとんど会ってなくて……
>特に何も聞かれていない
: ……そう。
ううん、別になにか特別なことが
あったというわけでも、ないの。
>何かあったのか?
: ……何かがあった
というわけではないけど
ちょっと、気になって。
: ……話せない、ってわけじゃないの。
ただ、どうしても距離をとってしまって
気まずくなっちゃって。
: ……だって
こっちの気持ちもおかまいなしに
どんどん近づいて来るんだもの。
: だから、私はハンターが嫌い。
暑苦しくて、無遠慮で……
: ……そんなことばかり言ってたら
敬遠されても、当然よね。
: ……私はハンターが嫌い。
だけど、彼のことを嫌っている
わけじゃないわ。
: いろいろ話したいこともある。
でも……もう手遅れなのかも。
……全部、私が頑固だったから。
: ……ごめんなさい。
ヘンな話に付き合わせちゃって。
それじゃあね。
アザナミ : ……ふむ、こっちはこっちで
あと一押しが必要って感じだね。
: 背中を押したつもりが
半年間もまごまごされ続けるなんて
思ってもみなかったなあ。
: まー、こうなっちゃったのは
わたしの責任でもあるし
もう一肌脱がなきゃダメかな?
: そのときは、貴方も協力してね?
それじゃっ。
|