マトイ : あ……○○
えっと……あのう……
: う、ええと……
その……がんばって、ね。
: ……あ、違った、違うの。
さきに、ありがとう、だった。
: ありがとう
○○。
わたしを助けてくれて……
: まず、それを言わなきゃいけないのに
ごめんなさい……遅くなって。
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マトイ : ○○……
その、大丈夫?
: 余計な心配なら、ごめん……
でも、あなたはいつも戦ってて
不安だったから……
: わたし、待つだけしかできないから
……だから心配だけは、させてほしい。
: やりたいことがたくさんあるのは
いいことだ、って聞いたけど……
無理をしちゃ、ダメだよ?
|
マトイ : ○○?
どうしたの?
: わたしのこと?
ううん、ええと……ごめん。
あんまり、思い出せない。
: 普通のことは、覚えてる。
常識も、言葉も全部わかるよ。
: けど、わたしの周りのことは
なんだか霞がかかってて……
思い出そうとすると、頭が……つっ!
: ……ごめん。あなたの名前だけ
覚えてたから、すがってしまって
迷惑だよね……
>そんなことない
: ありがとう
○○。
気まで遣わせちゃって、ごめん。
: わたし、がんばって思い出すから。
少し時間はかかるかも……
だけど必ず、思い出すから……
>…………
: いい、○○
わたし自身が、迷惑だろうって
わかってるから……
: わたし、がんばって思い出すから。
少し時間はかかるかも……
だけど必ず、思い出すから……
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マトイ : あ、○○。
どうしたの?
なんだかバテてる感じがするよ。
: 惑星アムドゥスキアの、火山洞窟?
……うーん、なんだか名前聞いただけで
暑そうな感じがしてきた。
: この船の中は空調管理されてて
快適だし、なおさらきつそう……
大丈夫?
: 大丈夫ならいいけど
無理はしないでね。
危ないところなんだろうし。
: また話聞けるの、楽しみにしてる。
それじゃあね。
|
マトイ : あ、○○。
またお話に来てくれたのかな?
それはとっても嬉しいよ。
: わたし、他の人と話すのが
あんまり得意じゃないし……
というより、ちょっと怖くて……
: フィリアさんは
何かトラウマでもあるのかも、って
言ってたけど、詳しくはわからない。
: ……でも、なんでだろう。
○○となら
大丈夫、普通に話せる。うん。
: だから、別にいいんだ。
わたし、何も覚えてないけど
安心して話せる相手がいるから、いい。
|
マトイ : あ、○○。
わたし? わたしはちょっと観察中。
誰を、ってわけじゃなくて、みんなを。
: ここは、とってもおもしろいね。
すごいいっぱいのたくさんな人がいる。
誰一人として同じじゃない。
: それって、当たり前なんだよね。
でも、なんでだろう……
: わたしがかすかに覚えてる場面だと
みんな同じ顔をしてたような……?
: ……んん? 思い出せないだけかな。
気にしすぎるのは良くないって
言ってたし、気にしないでおくね。
: わたし、いろいろな人と話すのは
まだちょっと苦手だけど……
みんなの顔を見るのは好き。楽しい。
: なんだか、元気がわいてくる。
そんな感じがするんだ。うん。
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マトイ : 他の人と話す時?
どんな風になるのか、って?
: ううん、ええっと……
ちょっと、やってみる。
: ……はい、そうですね。
: わかりました……
: はい、そうですか……
それでは、そのように……
: ……なんでだろう、相づちばかり。
緊張してる、のかな。
: 口調もなんだか丁寧になってるし
……ちょっと、不思議だね。
|
マトイ : ……あ、○○
う、つっ……
: ……ごめん。うん、大丈夫。
なんだかちょっと頭が痛いだけ……
無理はしないよ。できないし。
: わざわざ来てくれたのに、ごめんね。
ちょっと休めばよくなると思うから……
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マトイ : おかえり
○○。
: あの、あのさ……ちょっとだけ
お願いがあるんだけど……
: 迷惑じゃなければ
いろいろな星の話、聞かせて欲しいの。
: もしかしたら
それで何か思い出すかもしれないし……
: ……新しい惑星
リリーパって名前なの?
: 砂だらけの星なんだ。
そういうの、砂漠って言うんだっけ。
: 見つかったばかりってことは
まだ何か隠れてるかもしれないんだね。
だからみんな行ってるのかな?
: そういうのを探すのは
なんだか楽しそう。うん。
: ありがと、○○
思い出したりはしなかったけど
話、聞けて楽しかった。
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マトイ : …………
……○○?
ごめん、あっちこっち見てて……
: みんなにとって普通に見えるものも
わたしにとっては新しいものだから
なんか、すごくわくわくするの。
: ロビーにあるモニターとか
最初はすっごくびっくりしたよ。
わ、何かが壁の中で動いてる!って。
: いろいろ忘れちゃってるのは
不便でもあるけど、当たり前が
新しいことになるのは、楽しいな。
: あ……も、もちろん
思い出す努力もしてるよ。
ちゃんと忘れてないよ。
: ただ、忘れることは
悪いことばかりじゃないなあ、って
ちょっと思っただけ。うん。
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マトイ : お帰りなさい
○○。
: わたし? 何をしていたのかって?
いろいろ調べ物。勉強、かな。
: わたし、この船に置いてもらってるけど
全然この船自体のこと知らないから
わかる範囲で調べてみてるの。
: すごく大きいんだね、この船。
ロビーなんて、ほんの一部で
いろんな区画が入ってるんだ。
: 市街地があるのは遠目にわかってたけど
海洋地区や農業地区とかもあるんだね。
: 行ってみたい、って思ったけど
きちんと役割分担して仕事してるから
駄目なんだって。残念だよね。
: まあ、アークスのみんなとかが
ものものしい格好で現れたら
何事だ!ってびっくりしちゃうか。
: 農業従事者になれば入れるのかな……
どうやればいいのかな……
: あ……う、ううん、わかってるよ?
まず、わたしは自分の体を
しっかり治さないと、だよね。
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マトイ : んん……?
○○
なんだか少しホコリっぽくない?
: 坑道に行ったから?
それ、どこにあったの?
: 惑星リリーパの地下に
そんなところがあったんだ。
: 発見されたばっかりの場所なの?
わからないことや新しいものが
たくさんあるんだね。
: うーん、いいね、いいなぁ。
そういうの、まさしく冒険って
感じがして、気持ちがいい。
: またなにかあったら
話、聞かせてね。よろしくね。
|
マトイ : おかえり
○○。
: どこか新しいところに行った?
なんだか、そんな感じの顔してる。
: 惑星アムドゥスキアの、龍の国かぁ……
空に浮かんでるって、すごいね。
聞いただけじゃ想像つかない。
: そこに、わたしたちよりもおっきな
龍とかが住んでいるんでしょう?
……なんだか、スケールが違うね。
: 空ってことは、風とかも強いよね?
落っこちたりしないのかな?
ね、大丈夫なのかな?
: 突風にあおられて落ちたりしたら
大変だよ? 笑い事じゃなくてね。
: ……でも、空の上って
すごく気持ちよさそうだよね。
: ……うん。そうだな。
いつか、行ってみたいな。
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マトイ : ……あ、○○。
よかった、無事みたいだ。
: なんだろう、イヤな予感がしてて
会いたいなって思ってたから……
フィリア : ああ、こんなところに!
ダメですよ、マトイちゃん
勝手に出歩いちゃ!
マトイ : ……大丈夫。
少し、頭が痛いだけ。
フィリア : ダメです。
調子が悪いのは事実なんですから
さ、帰りますよ。
マトイ : ……わかりました。
: ○○
ごめん、また今度ね。
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マトイ : ……○○。
無事? なら、よかった……
: なんでだろう……
時々、すごく不安になって
頭も痛くなってきて……
: ごめん……大丈夫、大丈夫だよ。
このぐらいの痛み、我慢できる。
: それに、安心したから……
○○が……
無事だし。
: ふふ……わたしのイヤな予感は
大してアテにならないってことだね。
それはそれで、悔しいけど。
: ……うん、わかってる。
きちんと休むよ。ちゃんと休む。
心配かけてばっかりはイヤだからね。
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マトイ : ○○。
……いつもいつも、ありがとう。
: 今の感謝は、ふつうの感謝だよ。
あなたたちが戦ってくれてるから
わたしたちは平和でいられる。
: わたしには、感謝することしか
できないから、せめてそれぐらいは
きちんとしないとね。
: ……でも、平和って何だろうって
わたし、時々思うんだ。
: わたしや街の人は、平和に過ごしてる
けど、アークスのみんなは戦って
傷ついて……平和と無縁の場所にいる。
: 何を平和っていうんだろう。
どうしたら全部が平和になるんだろう。
: ……思い出せない。
ううん、わからない。
平和って、どういうことなんだろう。
: ……また変なこと言ってるね、わたし。
うん。わかってるよ、わかってる。
: ○○がいる
大丈夫だって、わかってる。
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マトイ : あ、○○。
すごかったね、さっきの放送。
おっきな声でびっくりしちゃった。
: あの人が、六芒均衡の一人?
アークスの中でも、特に偉い
人たちだよね。
: ふふっ、とてもそうは見えない
明るい人だったね。
ううん、強い人、なのかな。
: お祭りみたいなことをやろうって
言ってたんだよね、あれ。
: アイドルさんの話も聞くし
なんだか活気がある感じ。
: わたしも活気に乗っかって。
騒いでみたいなあ……なんて。
: ああ、えっと、しないよ?
この前のひどい頭痛で、フィリアさんに
激しい運動はダメって言われてるから。
: ○○は
参加するんだよね?
それを見て、楽しむことにする。
: だから○○
わたしのぶんまで、頑張って、ね。
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マトイ : あ、○○。
その、最近何かヘンなこと起きてない?
: ないならいいんだ、うん。
少し、気になっただけだから。
: 何て言ったらいいんだろう。
あなたが見られている?
狙われている、ような気が……
: 気のせいかな、気のせいだよね。
ごめん、ヘンなことを言っちゃって。
: 最近、大きな出来事が続いてるのは
わたしにもなんとなくわかってる。
: でも、何が起きたのかは教えて
もらえないから、不安になってる
だけなんだと思う。
: 大丈夫、わたしは大丈夫だよ。
だって、あなたが来てくれるから。
だから安心、大丈夫。
: わたしは、帰ってきた
○○に
声をかけることしかできないけど……
: せめて、わたしと話してるときは
あなたが安心していられるように
がんばるから。
: うん。がんばる。
だから、いつでも会いに来てね。
: ずっと、ここで、待ってるから。
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マトイ : ○○。
おかえり。
……うん、大丈夫そうだね、よかった。
: 最近、いろんな場所に突然あらわれる
おっきな龍がいるって話を聞いたから
ちょっと心配だったんだ。
: どうやって現れるのかな?
……空間を割って現れるの?
そんなこと、できちゃうんだ……
: じゃあ、このアークスシップ内にも
現れること、できちゃうよね?
すごいなぁ……
: でも、そうなると不思議だね。
どこにでも行けるのなら
誰もいないところに行けば安全なのに。
: 何かやりたいことがあるのかな?
でも、それが何だかわからない……
んんん……考えすぎなのかな?
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マトイ : あ、○○。
聞いて聞いて、わたしこの前
あのアイドルさんの歌、聞いちゃった。
: とてもきれいだし、踊りは凄いし
なんていうか、見とれちゃった……
: 歌も、迫力があって……
: ……あの、さ。
○○
笑わないで、聞いてくれる……?
: あのアイドルさんの歌、聞いて
ちょっと思ったことがあるんだ。
: すごく明るくて、元気な歌だった。
: けど、聴いていたら、なんでだろう
とても哀しい気持ちになって……
: あのアイドルさん、表情は
ずっと笑顔だったけど……
どんな気持ちだったんだろう。
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