A.P.238/2/21
ロジオ : え……あ、アークスの方、ですか?
もしかして依頼を受けてくれる、とか?
: あ、ありがとうございます!
いや、本当に助かります!
: 学者として惑星の成り立ちなどを
調べているのですが……
ナベリウスの情報だけは少ないんです。
: アークスの誰もが最初に行く惑星だし
もっと情報があると思っていたんですが
不思議ですよねえ……
: あ、すみません。
つい興奮して……
私、ロジオと言います。
: 私からの依頼内容は単純です。
惑星ナベリウスの地質調査
それだけなんです。
: 成り立ちが気になるというか
正直、カンのようなものなんですが
どうしても調べてみたくて……
: 他のアークスさんに頼もうとしても
調べ尽くされたナベリウスということで
あまりいい返事をもらえませんでした。
: そこに来てくれたのが
○○さん
貴方なんです!
: お願いします!
時間のある時で構いませんので!
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A.P.238/3/1
ロジオ : ○○さん
いいところに来てくれました。
ちょうど連絡しようとしてたんですよ。
: ナベリウスの調査の話なんですが
やはり、奥地のデータも必要そうで……
: ○○さんは
事情も知ってくれているし
お願いしやすいなぁ、と。
: 森林のデータは前回分で十分です。
今回はその奥、凍土のデータを
お願いしたいんです。
: そもそも、あの熱帯系の森林から
いきなり凍土が生まれていること自体
何かおかしいんです。
: 現に存在するものなので
認めなければなりませんが
……何か、違和感があります。
: 詳細なデータが存在しないのも
何かを隠そうとしているかのようで……
: ……いえ、すみません。
学者が推論だけで語るべきでは
ありませんね。
: 疑問があったら、調査あるのみ!
そう、調べてみれば
いろいろわかると思います。
: お手数をおかけしますが
よろしくお願いします。
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A.P.238/3/3
ロジオ : ○○さん。
やっぱりこれ……おかしいです。
: 森林のデータの比じゃない……
凍土部は、異常ですよ。
こんなの不自然だ。
: こんな無茶苦茶な環境値……
どうやって出来あがったんだろう。
: ……ナベリウスは、私たちが思うような
平穏かつ安全な惑星ではないのかも……
いえ、それ以上に……
: ちょっと、調査に集中してみます。
何かわかったら連絡しますので。
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A.P.238/3/18
ロジオ : ○○さん
報告があります。
: 先日調査していただいた
ナベリウスの地質などについてですが
分析するほど、異常さが見えてきます。
: まず、あの惑星は森林部の地質が
基礎となっています。
凍土は、後に生まれた地形です。
: しかし、凍土が生まれた原因……
普通なら隕石落下や異常気象などですが
……その痕跡が見当たらないのです。
: ……さらに、凍土のなかでも
データのばらつきがあり、パラメータが
取得できていない場所もありました。
: まるで、ジャミングでも
されているかのように……
: ……もはやこれは推論ではありません。
あの惑星は、何かがおかしいです。
: ナベリウス……未開の原始惑星と
私たちは聞かされてきました。
しかし、これは……このデータは……
: ……私は今度、許可を得て
直接調査に行こうと思っています。
危険なのは、百も承知で。
: ただ、ここまでの調査結果を
他ならないあなただけには
お伝えしておきたくて……
: ……研究も一段落しましたし
ロビーに顔を出すようにします。
また、会いましょう。
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A.P.238/3/25
ロジオ : ナベリウスの調査について
やっと許可が下りましたよ。
: 細かい部分まで審査されましたが
正当性が認められたみたいです。
もっとも、特例なので自己責任ですが。
: まあ、クリアリングされた場所にだけ
行くつもりですから、大丈夫ですよ。
: それよりも、楽しみです。
あの惑星の秘密を暴くことが……
: 必ず、何か掴んでみせますよ。
待っていてくださいね。
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A.P.238/3/29
フーリエ : 目的はわかっています。
こっちにどうぞ。
: こちらから連絡を入れたかったのですが
危険だからやめたほうがいい、と
止められてしまいまして……
: いらっしゃいましたよ。
ロジオさん。
ロジオ : ○○さん!
よかった、また会えて……!
フーリエ : ああっ、ダメですよ!
怪我、治ってないんですから!
ロジオ : 痛たた……でも、よかった。
○○さんが
無事で……
: あなたも狙われてるかと
思いましたよ。
: ……ずばり言います。
アークスは惑星ナベリウスに
何かを隠しています。
: 私は、それを探っていると思われ
殺されかかった……
それが、ここでこうしている理由です。
: ただ、恥ずかしいことに
どうやって助けてもらったかとかは
全然覚えてなくて……
フーリエ : ……少し前に
傷だらけのこの人をかついだ
アークスがやってきたんです。
: その小さな女の子は
ただ『この人を匿ってやって』と
それだけを告げて、いなくなりました。
: 何が起こってるのか
私にはわかりませんけど……
とっても危ない感じがします。
ロジオ : しかし、秘密裏に殺そうとするほど
危険な何かを、隠しているのも事実。
: ……とはいえ、私はもう
目を付けられてしまいました。
表だっての行動はできません……
: でも
○○さん。
: あなたなら、私なんかよりも
上手く立ち回れるはず……
: お願いです。ナベリウスの秘密を
探ってもらえませんか!
: 出来る限りで構いません。ですから
どうか、お願いです……
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A.P.238/3/30
ロジオ : ○○さん。
様子を見に来てくれたのですか?
ありがとうございます。
: はは……あれ以来、暗殺者に
襲われたりすることはありませんよ。
フーリエさんも、よくしてくれてます。
: それより
ちょっと気になることがあって
調べていたんです。
: 私が殺されかけた、理由について……
: 凍土やそのあたりに
知られたくないものがあるのなら
立ち入り禁止にすればいいのに……
: でも、現に凍土やその奥まで
アークスは立ち入りを許可されている。
じゃあ、何がひっかかったのか……
: おそらく、問題としていたのは
地質調査のために取得していた
パラメータなんだと思います。
: ……凍土の組成分から
ダーカー因子が検出されたんです。
……表面ではなく、奥深くから。
: これが意味するのは、ダーカーが
はるか昔からナベリウスに存在した
ということなんです。
: それ自体は、驚くべき事では
ないのかもしれませんが……
……もう一つ。
: ……あの凍土自体、ダーカーが
生みだしたもの、なのかもしれません。
: 何が起きたのか、何があったのか
私には見当がつきません。
: でも、この情報に類推する何かが
アークスにとっての禁則に触れて
私は狙われたんだと……思います。
: 凍土を生みだすようなダーカー……
それほどに巨大な存在……?
何か、あったような……
: ……すみません、思い出せません。
もう少し調べてみます。
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A.P.238/3/31
ロジオ : ○○さん。
わかった、わかりましたよ……
: 凍土の環境値、そしてその内の
ダーカー因子が示すことが何なのか。
: ……あの凍土は、今からおよそ
40年前に生みだされたものです。
: そしておそらくは
ダーカーの手によって、です。
: 何のために生みだしたか、って?
攻撃ですよ、ダーカーの……
……いえ。
: ……『ダークファルス』の、です。
: そうだ……年代も完全に一致する……
どうしてこんな簡単なことに
気付けなかったんだ、私は。
: 40年前に、三英雄によって撃退された
ダーカーの長、『ダークファルス』。
その決戦地が、きっとあそこなんです。
: もともと、ナベリウスは氷なんて
存在しない、穏やかな緑の惑星だった。
: しかし『ダークファルス』の
人知を超えた一撃により、惑星の環境が
変わるほどの凍土が生みだされた。
: そう考えれば、異常な数値も
気候の激変も、すべて納得できる。
だから、おかしかったんだ……
: でも、これだけじゃ
命を狙うほどの秘密には足りない。
きっとまだ、何かあります……
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