A.P.238/2/23
謎の少女 : ……ここにもいない。
くっ、ハドレッド……どこに……!
: ……ふん。
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A.P.238/2/25
謎の少女 : 質問があります。
答えてもらえますよね。
: 頻発している暴走龍の乱入。
ご存知ですよね。
: その居場所について……
特に、その中でも強い固体について
何か知りませんか?
: ……そうですか。
: 無礼を詫びます。
今あったことは気にせずに
探索を続けてください。では。
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A.P.238/2/27
謎の少女 : ……怯えさせるつもりは
なかったんですけどね。
加減とは難しいものです。
: しかし、情報を持っていると
嘘をつく方にも問題はあります。
いわば、今のは自業自得ですよ。
: ……では。
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A.P.238/3/1
謎の少女 : ……っ! 誰!
: あなたは……
どうして私の存在に気付けたんですか。
>隠れていたのか?
: ……はっきり見えたってことですか。
気配の消し方が甘くなってる……?
いや、そんなことは……
>何を探していた?
: ……あなたには関係のないことです。
しかし、ここまではっきりと
発見されてしまうなんて……
: ……あなたは、何者ですか。
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A.P.238/3/7
謎の少女 : ……はぁ。
: 以前にも言ったと思いますが
あなたは一体何なんですか。
: 私は気配を完全に消していたんですよ?
それなのに、こともなげに
近寄ってくるなんて……
: ……まあ、あなたにそうは
見えていないのかもしれませんが。
: 他のアークスには見つからないのに
あなただけは私を見つける。
: よほど敏感なのか、それとも……
: その感覚の鋭さは
もの探しや人探しに
活かすべきだと思いますよ。
: ……では。
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A.P.238/3/15
謎の少女 : ……どうも。
: なるほど。
視野外からの接近であれば
気付かないようですね。
: あなたの特性について
理由はわからないけれども
理解はしました。
: 用件のある時は、わたしから
声をかけさせてもらいます。
: わたし一人の時に声をかけるのは
なるべく避けてください。
仕事中かもしれませんので。
: 早速ですが、質問です。
: あなたはかの暴走龍の……
ハドレッドの所在を
つかんではいないのですか?
: 本当に、何も感じ取っては
いないのですか?
: それだけ鋭敏な感覚を持つのなら
ハドレッドの所在を掴むのだって
きっと容易なはず……!
: ……失礼しました。
少し、興奮してしまったようです。
>なぜその龍にこただる?
: あの龍……あいつは……
ハドレッドは裏切り者だから。
>ハドレッドって?
: ハドレッドとは、暴走龍の中でも
特に強い力をもつ……
……許し難い裏切り者の名です。
: 裏切り者を許してはならない。
それは、あらゆる組織での鉄則。
絶対に、わたしの手で……
: ……いえ、なんでもありません。
忘れてください。
: かの龍の所在、もし発見されたなら
わたしにお伝えください。では。
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A.P.238/3/26
謎の少女 : ……くっ、待て、逃げるな!
ハドレッド! くそっ!
: ぐっ……はやく……!
あいつを追わないと……!
: あなたは……
邪魔をしないでください。
わたしの治療なんていいんです。
: それよりも、わたしは……!
あいつを……ハドレッドを
始末しなければいけないのに……!
: ……すみません。
冷静さを欠いていました。
: ……付近にも気配はありません。
これ以上探しても、無駄ですね。
: わたしは、先に撤退します。
: ……すみません。
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A.P.238/3/30
謎の少女 : どうも。
あなたも警戒中ですか?
: この近辺は、現在アークスの
警戒区域に指定されていますからね。
責務を全うしてください。
: ただ、その最中であっても
暴走龍……ハドレッドを見かけたら
即時報告と殲滅をお願いします。
: ダーカーの気配が濃いここになら
姿を見せるかもしれません。
: あいつは、ダーカーを倒すことを
なによりの目的としていました。
: だから、もしかしたら……
: ……とはいえ、もうあいつは
裏切り者ですから
正直なところはわかりませんね。
: それでは、わたしは
あの裏切り者を探しますので。
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A.P.238/4/5
謎の少女 : ……あ、おかまいなく。
戦闘機動の参考になればと
観察していただけですから。
: しかし……なるほど。
感覚の鋭敏さだけでなく、その他の
能力も非常に高くまとまっている……
: 同じアークスとしては心強い
ですが……
: ……あ、申し上げていませんでしたね。
わたしも一応アークスです。
: 基本的には、わたしとあなたは
仲間という枠に入ります。
ですから、警戒は無用ですよ。
: 観察はもう十分です。
では。
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A.P.238/4/8
謎の少女 : ……どうですか?
ハドレッドの足取りは……
: ……って、つかめていないですよね。
: 顔を見ればわかります。
気にしないで下さい。
わたしも似たようなものですから。
: ……でも、諦めはしません。
あの裏切り者を、この手で
始末するまでは、絶対に……!
: わたしたちを……
わたしを裏切り、去っていった
あいつは……絶対に許さない!
: ハドレッドが何故裏切ったのか?
理由があったんじゃないか、って?
: ……っ! 知りません!
わかりませんよ!
わたしはそこにいなかった!
: 裏切り者は、裏切り者なんです!
ハドレッドは裏切ったと
そう、伝えられたから……
: 結局、わたしはあいつのことなんて
何もわかっていなかった!
それだけのことなんですよ……!
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A.P.238/4/10
謎の少女 : ……ん? あ……!
: あ、いや、えっと、これは……!
なんというか、なんていうか!
そ、そのっ、違うんです!
>危ない!
: ……きゃあっ!
>逃げて!
: ……きゃあっ!
: は、ハドレッド……!?
う、裏切り者が何をしに!
: いまさらダーカーから
わたしを助けるなんて……!
: 恩でも売ったつもりですか!?
許しを請うつもりですか!?
: でも、もう遅い、全て遅いんですよ!
: なぜ裏切ったんです!
なぜ……なんで、あなたが……!
: ま、待ちなさい!
ハドレッド、ハドレッドっ!
: 逃げるな! わたしと戦え!
|
クーナ : あ、どうも、こんにちは。
: え……またハドレッドのこと?
○○さん
あいつのことをよく気にかけますね。
: あいつは裏切り者です。
それ以上でもそれ以下でも
ありません。
: ……だから
もう話すことなんてないですよ。
: あいつにも過去はなく
ただ命令に従うだけだった。
そう、わたしと同じように。
: 話があるとしたら、この程度です。
何の参考にもなりません。
>逆に考えてみよう
: 逆に、ですか?
わたしだったら、どういうときに
裏切るか、ってことですか?
>裏切った理由を考えてみよう
: 裏切った理由を考える、ですか?
自分に置き換えてみて
裏切るような状況って……
: そうですね……
とても従えないような命令が出た?
裏切らなければ達成できない命令?
: あとは、あるいは……
: 裏切れ、という命令が出た場合。
: ……待ってくださいね。
わたしに始末の命令を下した連中は
ハドレッドが裏切ったと言いました。
: あの必死さから考えれば
彼らの中では裏切ったという
認識で違いないのでしょう。
: だとすると……誰の命令?
管理者である研究室を飛び越えて
強権を振るえるような相手は……
: ……推論だけでは、これ以上の
答えは見えてきませんね。
: でもあのとき、ダーカーと一緒に
わたしを喰わなかった理由が
見つからない。
: ただ裏切っただけならば
追撃者のわたしを
見逃すことはないはず……
: ハドレッド……
何を考えているの。
ううん、何があったの……?
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A.P.238/4/14
クーナ : ……あ
○○さん。
: すみません、呆けていました。
少し、ハドレッドのことを
考えていたので……
: 以前、あいつがわたしの危機を
救ってくれた時、何を道しるべに
現れたのか、わかりませんでした。
: でも、もしかしたら……
助けるため、ではなく、歌を
聴くために来たのかもしれません。
: 子守歌のような、優しい歌。
あいつはあれを聴いている時に
一番嬉しそうな顔していましたから……
: 意志を失い、空間を隔ててなお
わたしの歌を聴きたいと
あいつが願うのなら……
: あいつを手向けるために
わたしは歌い、そして始末をつけます。
: 命令とか、任務とかは関係ありません。
わたしが、やるべきこととして……
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A.P.238/4/16
クーナ : どうも、こんにちは。
ハドレッドの足取りは未だ掴めず
といった感じですね。
: こちらも同じようなものです。
暴走龍やハドレッドを追うこと以外にも
任務は存在しますし。
: 任務の内容は……
聞かない方がいいですよ。
褒められたものではありません。
: わたしはただ、与えられた任務と
役割を常に全うする。
……それだけですから。
: だから、自主的に調査へと動き
他者のために独自に考える
あなたが不思議でなりません。
: 命令もなしで
どうしてそこまで……
: いえ、詮無き質問でした。
忘れて下さい。それでは。
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A.P.238/4/17
クーナ : ……こんにちは。
本日も探索ですか。
: 優秀なアークスの噂というのは
放っておいても入ってくるもの。
その中でも、あなたは特別でした。
: 図抜けた行動力と洞察力。
過程においても結果においても
その影響を発揮している、と。
: おそらくその噂は
アークスに留まらずに
広まっているはずです。
: だからこそ、わたしは
あなたに進言します。
気をつけてください、と。
: 出すぎた杭は打たれます。
優秀すぎるものは、時に規律を
定めるものから疎まれる。
: わたしがあなたと対峙することに
ならないことを、祈ります。
折角、知り合えたのですし。
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A.P.238/4/19
クーナ : ○○さん。
どうもこんにちは。
わたしに話でもあるんですか?
: ハドレッドとの関係……ですか。
どうしてそんなことに興味を?
: その詮索癖は、いずれあなた自身の
身を滅ぼすかもしれませんよ。
……まあ、いいです。話しましょう。
: ……ハドレッドとわたしは
共に任務に従事していました。
: つまり、もともとは
ハドレッドもアークスにいたと
いうことになりますね。
>龍族がアークスに?
: わたしにはそれが普通でしたから
違和感はとくになかったのですが……
他には見られませんね。
: でも、ハドレッドは幼生体のころから
アークスにいたはずです。
ずっとわたしと一緒でしたから。
>ハドレッドは何者?
: 何者と言われても……
見たままの姿が答えです。
: 幼いころからわたしと共に育った龍。
それがわたしの知っている
ハドレッドの全てです。
: ハドレッドは喋りません。
だから、ずっと一緒でしたが
わたしにもその心中はわかりません。
: 裏切った理由もわかりません。
なにもわからないんです。
: あいつにとって
わたしは一体なんだったのか。
それすら、わかりません。
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A.P.238/4/20
クーナ : ○○さん
こんにちは。
また何かと聞きたそうな顔ですね。
: わたしがこんな風に色々と
喋ってしまうことが不思議?
どうしてそんな仕事をしてるのか?
: ……確かに、裏で暗躍する立場の
人間としては失格な振る舞いですね。
機密もなにもありませんし。
: でも、それでいいんですよ。
わたしは元々、失格の烙印を
押されていたのですから……
: 見てくれが良くなければ
それこそ即座に始末されてても
不思議ではありませんでした。
: あなたなら気付いているでしょう。
: わたしはこの仕事に向いてません。
はっきり言えば、適性がないです。
: 表舞台で偶像の振る舞いをし
同時に情報を集めるという役割の方が
間違いなく向いているでしょう。
: でも、今はわたし以外に人がいない。
ハドレッドが全て壊してしまったから
……わたし以外の誰にも出来ない。
: だから、わたしはここにいるんです。
誰よりも向いていない責務に
ひたむきに準じているんです。
: ……それが、命令ですから。
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A.P.238/4/22
クーナ : ハドレッド……
姿を見せなくてもいい。
ただ、少しだけ聞いて。
: あんたは本当に昔っから身勝手で乱暴で
向こう見ずで馬鹿で言うこと聞かなくて
生意気で強情で唐変木で朴念仁で……
: だから、やってしまったのでしょう?
わたしのために、と考えて
相談もせずに勝手にやったんでしょう?
: ばか! ばぁーか!
ハドレッドのばか!
: 誰が望んだ、そんなことを!?
誰がやって欲しいって言った!?
: あたしが一度でも音を上げたか?
あたしが一度でも嫌と言ったか?
勝手に解釈するんじゃない!
: たとえ死に繋がるような命令を受けても
あたしなら、もっともーっと
うまく立ち回れるんだよ! ばか!
: あたしはお姉ちゃんなんだぞ!
なに弟が出しゃばってるんだ!
身体がでかいからって調子に乗るな!
: 結果、アークスにもフォトナーにも
追われるようになって……
本当にあんたは……っ! ばか!
: ……終わりにするよ、ハドレッド。
裏切り者の始末は、あたしの仕事。
: 最後はあたしがきちんと
あんたを始末してあげる。
それが、あたしの任務だからね。
: 長々とお騒がせしました。
次で、全てを始末します。
……よろしく、お願いします。
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