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Radical   Discovery 



       シャオ
                   CV:緒方恵美
  

  母なる海シオンから生まれた生命体。
  ルーサーが滅びた後、機能を失った
  マザーシップの管制と演算の全権を得る。
  プレイヤーとマターボードを使って、
  十年前の事件の秘密に迫る。



001. 君を待っていた
002. 彼女が生まれ、そして…
003. いたずらっ子の心理 (シップ:マターボード)
004. すべての根源 (シップ:マターボード)
005. アークスのこれから (シップ:マターボード)
006. 自然の神秘 (シップ:マターボード)




 君を待っていた  
 A.P.238/7/10
 シャオ : ○○
       ……待っていた。
     : ははっ、どうかな?
       今の話し方、シオンみたいだったろう?
     : ま、ぼくは彼女のコピーだから
       似てて当然なんだけどね。
     : でも、かたっくるしいのはなしだ。
       気楽に話しかけて欲しいかな。
       ぼくも、君を気軽に頼るから。
     : ああっとそれより、本題だね。
       君を呼び出した理由。
       直接話したいこと。
     : 彼女……
       マトイのことについてさ。
     : 単刀直入に言うと
       彼女が何者なのか、わからない。
       どこにも、データが存在しないんだ。
     : あれだけの力を持っているのに 
       その存在すら記録されていない。
       ……これはおかしい。
     : アークスのデータベースにも
       シオンの記録の中にも、どこにも……
       まるで、故意に消されたように、ね。
     : ルーサーが抹消していたのなら
       まだ納得がいったんだけど……
       あいつも、彼女のことは知らなかった。
     : となると、そんなことができるのは
       もう1人しかいない……
     : そう、シオンが消したんだ。
       彼女の記録を、全て。
     : 消されていたのはそれだけじゃない。
       今からちょうど十年前の記録が
       すべて、完全に抹消されている。
     : 記録だけじゃない。
       アークス全員の記憶も、消されてる。
       誰も、まともに覚えていないんだ。
     : サルベージも追跡調査も不可能。
       不自然なほどに、完全にね。
     : 十年前……皆が忘れたその時間に
       きっと、何かがあるはず。
       でも、消された記録は辿れない……
     : だったら、見に行けばいい。
       何があったのかを、直接ね。
     : ○○なら
       それができる。
     : ……これはなにも好奇心だけで
       言っているわけじゃないんだ。
     : シオンはいなくなり
       ルーサーは滅んだ。
       これから、アークスは生まれ変わる。
     : つまり、ルーサーの持っていた管制も
       シオンの司っていた演算も
       全て、ぼくがやらなければならない。
     : これからはじまる新たなアークスの
       管理と保全のために、ぼくは
       可能な限り、知らなければならない。
     : それがどんなに都合の悪いこと
       だったとしても。
     : とはいえ、好奇心があるのも事実。
       ぼく自身、ぼくが生まれる前の歴史を
       見てみたいって思ってるしね。
     : だから、どうするかの判断は
       君に任せるよ。
       知らない方がいいことも、きっとある。
     : それでも、協力してくれるなら
       いつでも話しかけて欲しい。
       ぼくはここで、君を待ってるからさ。


 彼女が生まれ、そして…  
 A.P.238/7/11
 シャオ : ありがとう。君ならきっと
       協力してくれると思ってたよ。
     : さて、そうと決まったら
       さっさと動き出さないとね。
     : 完全に抹消された記録の日時。
       その空白の日時を見に行けば
       きっと何かがわかるはずだ。
     : 今までやってきた時間遡航の
       応用みたいな感じだよ。
     : でも、君ならきっとできる。
       これまで何度も、跳んできた
       君になら。
     : ……もしかしたらシオンは、ここまで
       見越していたのかもしれないね。
       ……だから、君を選んだのか。
     : バックアップはぼくに任せて
       君は現地へ向かって。
     : 何があったのか
       しっかり見届けよう。


 いたずらっ子の心理  
 シャオ : ん? 十年前の時軸にいる時
       どうしてあんまり喋らないのか、って?
     : 理由は二つある。
       ……まず、一つ目は
       シオンを怒らせないため。
     : 十年前の記録抹消はシオンによるもの。
       もしかしたら彼女にとって不都合だから
       隠しているのかもしれないだろ?
     : だとすると、それを暴こうとする
       ぼくたちを排除にかかるかもしれない。
       だから、ばれないように黙ってるのさ。
     : たぶん君のことも
       クラリッサからじっと見ているよ。
       今は静観してくれているだけだ。
     : いや、興味がないというべきかな?
       ま、なんにせよ、ぼくが出ていったら
       何されるかわからないよ。
     : 彼女はぼくの母みたいな存在だ。
       干渉しようものなら
       すぐにばれちゃうだろうしね。
     : あと、もう一つの理由だけど……
     : んー、なんて言えばいいのかな。
       ……気まずいんだよ。
     : 悪いことしているのを
       じーっと見られているような感じで
       居心地が悪いっていうかなんていうか。
     : べつに悪いことしてるんじゃ
       ないんだけど……
       やりにくいんだよね。


 すべての根源  
 シャオ : や、○○。
       慌ただしくしててすまないね。
     : フォトナーの……ルーサーのせいで
       アークス内の組織はがったがた。
       立て直しに大忙しだよ。
     : ウルクはそんなぼくの手伝いってわけ。
       こっちの事情も知ってるし……
       なにより驚いたり慌てたりしないから。
 ウルク : まー、わたしのまわりは、ここ最近
       ショッキングなことばかり起きてて
       慣れたというか、なんというか……
     : ……でもさー、シャオくん。
       これ公表しちゃっていいの?
     : アークスとフォトナーのこととか
       隠されていた歴史や事実の公表とか
       それこそ大混乱だと思うよ。
 シャオ : 大混乱、上等じゃないか。
       みんなに考えてもらうために
       公表するんだからね。
     : もともと、アークスは
       フォトナーによって作られた
       ダーカーと戦うための、駒だ。
     : そこは否定しても変わらない事実だよ。
       まあ、そんなことをいったら
       ぼくだってシオンに作られてるしね。
     : 出自は問題じゃない。
       アークスに必要なのは、これからさ。
     : 中のうみは出し切った。
       そろそろ、アークスは本来の目的へ
       目を向けないといけない。
 ウルク : アークスの目的って
       ダークファルスを倒すこと?
 シャオ : それだけじゃ終わらない。
       さらにその上、【深遠なる闇】と
       呼ばれるものの、完全消滅。
     : それこそが、アークスの……
       フォトンを扱うものに課せられた
       最大の目的だ。
 ウルク : 深遠なる、闇?
       それって、ダークファルスよりも
       やばいやつなの?
 シャオ : ダークファルスを作った存在って
       言えば、わかるかな?
 ウルク : ……一発でわかった。
 シャオ : 【深遠なる闇】がいるかぎり
       ダーカーは決して消えない。
     : でも逆に言えば【深遠なる闇】さえ
       なんとかすれば、ダーカーも
       ダークファルスも……ってわけだ。
 ウルク : じゃあ、さっさとその
       【深遠なる闇】ってのを倒さないと!
       で、そいつはどこにいるの?
 シャオ : わからない。
 ウルク : へ?
 シャオ : いやいやぼくをにらまれても困るよ。
       フォトナーが死力を尽くして封印した
       という記録しかないんだ。
     : どこにいて、どのような形をしていて
       どうやったら倒せるのか。
       それは目下調査中さ。
     : フォトナーが堕落の果てに生み出した
       破滅の意志を持つ負のフォトン。
       それが【深遠なる闇】だ。
     : 遥か昔に、フォトナーが死力を尽くし
       その存在は封印したけど、残滓として
       ダークファルスやダーカーは残った。
     : そんな残滓との戦いで、これなんだ。
       【深遠なる闇】そのものの力は
       推して知るべし、ってところだろうね。
     : すべてを終わらせるためには
       そんな【深遠なる闇】そのものを
       消し去るしか手はない。
 ウルク : 【深遠なる闇】……
       ダークファルスの上に
       そんな、とんでもないのがいるんだね。
     : だったら、わたしもみんなの力に
       なれるよう、もっと、もーっと
       がんばらないと! よーっし!
 シャオ : あっ、ちょっとウルク。
       まだ全部は話し終わってないよ!
       ……って、もう聞いてないな。
     : ……まったくね。
       彼女の底抜けな前向きさには
       本当に救われてるよ。
     : あんなふうに頑張っていれば
       なんでも、なんとでもなりそうって
       ……理屈じゃなくて、思うんだ。
     : ま、ウルクもいなくなっちゃったし
       いったんここまでにしようか。


 アークスのこれから  
 シャオ : ああ、○○。
       ちょうどいいところに。
 ウルク : シャオくん、わたしたちだけで
       悩んでても仕方がないよ。
       他の人の意見も聞いてみない?
 シャオ : ……そうだね。
       今後のアークスの管理体制について
       ちょっと意見を聞かせて欲しいんだ。
     : ぶっちゃけると、三英雄とか
       六芒均衡をどうするか、ってこと。
       残すべきか、潰すべきかで迷ってる。
     : 特別枠を潰してみんな横並び、って
       聞こえは良いんだけど、ゆくゆくは
       統制を失うんだよね。
     : かといって、このままがいいと
       思っているわけでもなくて……
       正直、一長一短だから迷ってる。
   >残した方がいい
 ウルク : うーん、実はわたしも
       残した方がいいって思ってる。
     : だってさ、ただでさえ
       いろんなことが判明したばっかりで
       混乱中なわけでしょ?
     : さらにその上、象徴でもあった
       三英雄や六芒均衡も潰します。
       なると、抑えがきかなくならない?
 シャオ : アークスなら、割り切って
       動いてほしいけれど……
       人間的に考えれば、そうかもね。
   >潰した方がいい
 ウルク : うーん、潰すかぁ……
       潰す、かぁ……当事者が言うなら
       大丈夫なのかなあ。
 シャオ : ウルクは反対?
 ウルク : いや、潰した場合のメリットを
       考えてみてるんだけど……
       いまいちしっくりこなくてさ。
     : 今、いきなり潰しちゃうと
       みんなが混乱しちゃうかもなー
       っていうところが、心配かな。
 シャオ : まあ、確かに、ただでさえ色々と
       秘密を公表していってるからね。
       余計な混乱は避けるべき、か。

 シャオ : そもそも、アークスという組織自体は
       そこまで腐ってはいないんだよね。
       トップが腐っていただけで。
     : レギアスたちも、ルーサーに
       脅されて従ってたようなものだし
       立て直すことは、出来ると思う。
     : もちろん、どういう形になるとしても
       組織全体の命令系統は作り直すよ。
     : とりあえずは、ぼくをトップにして
       全部進めていくつもりだけど……
       あんまりやりたくないんだよなぁ。
     : 本当は○○
       なんかがやってくれると
       とっても楽なんだけどね?
     : まあ、君が現場に
       出られなくなっちゃうほうが
       問題だから、ダメなんだよねぇ。
     : あーあ、事務方に回せる非戦闘員で
       こっちの事情がわかってて、ぼくに
       意見できるような人材、いないかなぁ。
 ウルク : シャオくん、高望みしすぎ。
       最初からカンペキにこなせる人を
       求めるなんて、ぜいたくすぎるよ。
     : 何度も何度も失敗して、それでも
       立ち上がって進むのが、わたしたち。
       そうだよね?
     : ど、どうしたの、二人とも。
       わたし、どこかおかしい?
 シャオ : ……いたね。
       うってつけなのが。
     : いやあ、参考になったよ
       ○○。
       また相談に乗ってほしいな。
 ウルク : え、あれ、ちょっとシャオくん?
       なんで、全て解決したみたいな
       スッキリ顔してるの?


 自然の神秘  
 ウルク : うーん、シャオくんさあ
       この前、アークスはフォトナーに
       作られた存在だ、って言ったじゃない。
     : フォトナーは、どうして
       アークスを作ったの?
     : フォトナーはフォトン使えたわけでしょ。
       だったらわざわざアークスを作る必要
       ないと思うんだけど。
 シャオ : ……君は、雑談的なスタンスで
       本質を突いてくるから怖いね。
 ウルク : おやっ、珍しく褒められたのかな?
 シャオ : 怖い物知らずなその発想に
       呆れてるんだよ。
     : まあ、答えは簡単。
       フォトナーはフォトンを使えなくなり
       代わりにアークスを作った、ってわけ。
 ウルク : フォトンを、使えなくなった?
 シャオ : そう、使えなくなったんだ。
       フォトナーは【深遠なる闇】と戦い
       なんとか封印することに成功した。
     : ただし、その代償として
       フォトナーはフォトンを扱う力を喪失。
       ダーカーへの対抗策を失った。
     : だから、アークスを作ったんだ。
       ダーカーと代わりに戦わせるために。
     : まあ、そこからアークス自体が
       ルーサーに乗っ取られそうになったり
       したけども、それも何とか撃破。
     : そして今、てんやわんや、ってわけさ。
       ご理解いただけたかな?
 ウルク : ふうん……アークスがフォトナーに
       作り出された人工生命体ってことは
       わたしもクローンみたいなものなの?
 シャオ : いいや、違うよ。
       君たちには君たちの父や母がいる。
     : フォトナーが試験管から作り出した
       アークスは、最初の最初だけさ。
       ……もちろん、例外はあるけどね。
 ウルク : うーん、わっかんないなぁ……
       生産から何から全て管理した方が
       手っ取り早いと思うんだけど?
 シャオ : ……君、もしかしたらぼく以上に
       リアリストなのかもしれないね。
       ほんと、政治向きの思考してるよ。
     : ……閑話休題。
       フォトナーも、ルーサーも
       突然変異に期待してたんだと思うよ。
 ウルク : 突然変異?
 シャオ : そう。稀に発生する才能の塊みたいな
       アークスの誕生を待ってたんだ。
       ヒューイやテオドールがいい例だね。
     : もっとも、ニューマンなのに
       フォトンを扱う才能がまったくない子も
       生まれてきちゃったりするけどさ。
 ウルク : あ、こっち見たでしょ。
       ひっどい言われようだなあ。
 シャオ : でも、それだって見ようによっては
       突然変異と言えるんだよ。
     : それは、コーディネートしたものからは
       決して生まれてこない、自然の神秘さ。






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