A.P.238/2/20/12:00
??? : …………
アフィン : 大丈夫なのか、その子?
なんでこんなところに……
: アークスって感じでもないよな……
うーん……
放っておくわけにもいかないよなぁ……
ブリギッタ : 全アークスに通達。
ダーカーによる空間許容限界の
低下を確認しました。
: コードDの発令を解除。
警戒レベルを引き下げます。
: 各員、安全を確認後、
帰還してください。
アフィン : ほっ、よかったぁ……
ちょうどダーカーも引っ込んだか。
: 正直、その子のことはよくわかんねーが
そういうことは、
頭の良いやつらが勝手に考えてくれるだろ。
: さ、長居は無用だ。
帰ろうぜ、相棒。
A.P.238/2/20/15:00
アフィン : ふぃー、相棒、お疲れー。
: あの子はメディカルセンターに
預けたんだろ? なら安心だな。
: それより、おれたちの修了任務って
どういう結果になっちまうんだろうな?
: ま、こうは言ってるけどさ
あんまり心配はしてねーんだ。
なんか、問題ないような気がしててさ。
: とりあえず、おれはこのまま
ロビーをぶらついてくるよ。
じゃあ、またなー。
フィリア : ○○さん
ですか?
: 私、メディカルセンター看護官の
フィリアと申します。
: あなたがナベリウスにて保護した女性が
つい先ほど、目を覚ましました。
: ですが、あの……
……とにかく、メディカルセンターへ
一度来ていただけますか?
フィリア : ○○さんですね。
お待ちしていました。
: それで、保護された子なのですが
ほとんど喋ることもなくて……
マトイ : ……○○。
: ……
フィリア : え……名前教えたんですか?
マトイ : ……頭の中に、聞こえてきた。
: ……わたしは、マトイ。
フィリア : データベースとの一致件数……なし。
少なくとも、アークス内に
登録情報はありませんね。
: どこかの星の原生民……?
でも、生体パターンは
アークスみたいだったのに……
: ねえ、マトイちゃん。
あなた、どこから来たのかしら?
どうしてあの星にいたの?
マトイ : ……う…………
: ……○○
フィリア : あ、ああっと、怖がらせちゃった?
ごめんなさい、他意は無いの。
: ○○さんに
懐いている感じ……
刷り込みみたいですね。
: ○○さんは
彼女に心当たりとか、ありますか?
: ふうむ……知己でもないとなると
わからないことだらけですね。
: でも、放ってはおけません。
: ○○さんは
アークスとしての活動がありますから
ずっとここにはいられませんし……
: あの、この子のお世話
私に任せてもらっていいですか?
: 何かあったらすぐ
○○さんに
連絡しますから。
マトイ : あ……○○……
: 怖い感じが、するの……
……気を付けてね。
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