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Radical   Discovery 




最後のさよなら
OUR FINAL FAREWELL
クリア後




 最後のさよなら  
 A.P.238/4/23/13:30
 アキ : やあ。
      ○○くん。
      待っていたよ。
    : なに、用事があるのは私じゃない。
      私はただのメッセンジャーさ。
    : 『先に行って準備をしておく』
      クーナ、という女の子から
      キミ宛の伝言だ。
    : レラ君も、何か感じ取ったようで
      いろいろと動き回っているようだし
      私だけ、蚊帳の外な感じさ。
    : とはいえ、私はこの後起きることにも
      その原因にも、さしたる興味はない。
    : ただ、これから起きることは
      おそらく、キミやクーナという子に
      とって、辛いことなのだろう。
    : ……いや、キミはお人好しだから
      きっと彼女にとっての大きな
      問題なんだろうな。
    : あまり驚かないで欲しいね。
      そのぐらいは、考えなくても
      キミの顔を見ていればわかる。
    : だがそれでも、乗り越えなければ
      いけないと思ったから
      彼女は奥に向かった。
    : そして彼女を支えるために
      キミも奥に向かう。
    : ほら、やはり私の出る幕はない。
      知る必要も、理由もない。
      むしろ、失礼にあたるだろう。
    : ……失礼、話が長くなってしまった。
      女性を待たせる方がもっと
      失礼にあたるね。
    : キミは早く奥に向かうといい。
      私は……私は、そうだな……
    : 多少なりとも知ってしまった者の
      責務として、キミと彼女の
      無事でも祈ることにするかな。

      >OUR FINAL FAREWELL 虚空に奏でるアンコール



 OUR FINAL FAREWELL  
 シル・サディニアン : 〔協力〕〔感謝する〕
           : 〔道中でも〕〔ダーカーと〕
             〔戦っている〕〔同胞がいる〕
           : 〔かの者らも〕〔よろしく頼むぞ〕

 キャタドランサ : 〔種は違えど〕〔力を合わせれば〕
           〔いかなる逆境も〕〔打破できる〕
         : 〔貴殿もまた〕〔我が同胞だ〕
         : 〔天地逆になろうと〕
           〔我らが絆〕〔永遠に不滅ぞ!〕

 A.P.238/4/23/14:00
 クーナ : ハドレッド……
     : はい、そうですね。
       うん、わかる。わかります。
       声がなくても、わたしにはわかります。
     : ……思えば、わたしたちは
       姉弟みたいに育ってきたのに
       喧嘩なんてことはしませんでしたね。
     : あなたが喋れないというのが
       理由の一つですけども……
     : こう言うのはなんですが
       仲は良かったのだと思います。
     : 嬉しい時も悲しい時も一緒で……
       お互いに足りない部分を補い合って
       ずっと、ずうっと……
     : ……ま、あたしは、あんたなしでも
       この通り、しっかりやれるから
       何も心配しなくていいよ。
     : だから、終わりにしよう、ハドレッド。
       お姉ちゃんが、終わりにしてあげる。
     : 始末屋らしく、誰にも気付かれないよう
       穏やかに、安らかに
       送ってあげるから……
     : 最後の最後は、びっくりするくらい
       大暴れしてみせなさい!
     : 観客は、あたしと
       ○○だけ!
       それでも明るく、激しく、鮮烈に!
     : 記録は始末され、どこにも残されない
       裏に生きるあたしたちだからこそ……
       見てくれた人の記憶に残るように!
     : それが、【偶像】ってものよ!
       あたしが目指し、あんたが
       支えてきたものの、全てよ!
     : あんたはこのクーナの弟なんだから
       記憶に残してみせなさい!
     : 始末しきれないほどの、記憶を!
     : ○○さん!
       力を貸して下さい!
     : 我が名な六芒均衡、零のクーナ!
     : これより目標を『始末』します!

 A.P.238/4/23/14:30
    >何か喋っている
 クーナ : え……?
    >きみを呼んでいる
 クーナ : え……?

     : ……何?
       何を伝えたいの、ハドレッド?
 ハドレッド : ……もう一度、あの歌を。
 クーナ : やっと、覚えた言葉が……それなの?
     : ……ばか。ばかだよ、あんたは。
     : 本当に……本当に……っ!
     : ああ、いいともさ!
       一曲と言わず、いくらでも歌ってあげる!
     : 観客は○○
       それにハドレッドの二人だけ!
       だけど、だけど、だからこそっ……!
     : いい、ハドレッド!
       きちんと聞いてなさい!
       寝ちゃダメよ!
     : この歌は、この歌だけは
       あなただけのために……!


 クリア後  
 A.P.238/4/25/10:00
 クーナ : ……ハドレッドの始末完了報告は
       問題なく受理されたよ。
     : これにて、一連の騒動はおしまい!
       一件落着、ってところかな。
     : あたし? これから?
       変わらないよ、いつも通り。
     : アイドルであることも続けるし
       それだけじゃないことも、ね。
     : ……でも、課された役割を
       こなすだけじゃなくて
       自分で考えて動こうと思ってる。
     : ま、まずは残されちゃった
       あたしたちの不始末、かな。
     : ハドレッドのほかの暴走龍……
       あの子達も送ってあげないと
       かわいそうだからね。
     : あいつが……あたしのために
       動いてくれたように
       あたしも、誰かのために……
     : あなたには、本当に
       なにからなにまで世話になって
       何とお礼を言っていいか、わからない。
     : けど、改めて言わせて欲しい。
     : ありがとう。
       ハドレッドを、送ってくれて
       本当に、ありがとう。
     : ……この恩は忘れません。
       あなたが忘れても
       わたしは絶対に忘れません。
     : だから、またいずれ。
       次に会う時は、わたしがあなたの
       力となれるように……がんばる。






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