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Radical   Discovery 




決断の日




 決断の日  
 A.P.239/3/24/12:00
 【仮面】 : ……やはり貴様も
        彼女を救えなかったな。
      : 当然の結果だ。
        なぜなら私は……
      : 彼女を救えなかった
        貴様のなれの果て、なのだから。
      : 如何に歴史を改変しようと
        彼女が【深遠なる闇】に変異する
        この結末だけは、変わらなかった。
      : 彼女が救われることは……なかった。
      : ……わかっただろう。
        彼女を救うには、殺すしかない。
        今ならばまだ、彼女のままで殺せる。
      : 私と共に来い、私よ。
        彼女に安らかな終焉を与えるために。

     >頷く(初回はこれしか選べない)
       彼女の救済

     >断る
       此処には、二人いる



 彼女の救済  
 A.P.239/3/27/12:00
     >マトイ……
 【仮面】 : ……無駄だ。声は届かん。
        彼女はすでに【深遠なる闇】だ。
     >…………
 【仮面】 : ……そうだ。それでいい。
        彼女にもはや、言葉は通じん。

 【仮面】 : だが、彼女が身の内に
        【深遠なる闇】を閉じ込めている今こそ
        ……彼女の本懐を果たせる時だ。

 A.P.239/3/27/13:00
 マトイ : ……○○。
 【仮面】 : ……○○!
        その刃で、私もろとも貫け!
        彼女と……私を、解放してくれ!
      : ……これで、彼女は
        苦しみの連鎖を離れ、安らぎを得る。
        【深遠なる闇】も、消えて果てる。
      : ああ、長かったな……
        ここまで、とても、長かった……
 マトイ : ……○○。
       ごめん、いっぱい迷惑かけちゃった。
       辛い思い、たくさんさせちゃったね。
     : でも、これでいいんだよ。
       これで、よかったんだよ。
     : わたしと、あなたの本懐は果たされた。
       【深遠なる闇】は消えて
       世界は平和になる。
     : 何も、悲しいことはない。
       もう、楽しいことしか起こらない。
     : だから○○
       お願いがあるの。
     : ……泣かないで、笑ってて。

 シオン : ……これも、一つの答え。
       だが、答えは一つではない。
     : 可能性は、すでに紡がれている。
       貴方の未来に、答えはある。


 此処には、二人いる  
 【仮面】 : ……まだ、彼女を苦しめるつもりか?
        彼女を苦しみの連鎖から解き放つには
        殺すしかないというのに。
      : まだ手があるなどと、どの口が言う。
        貴様の言っていることは夢想に過ぎん。
      : 十年前も、そして今も
        放っておけば、彼女はやがて
        【深遠なる闇】へと成り果てる。
      : そして、この世界を崩壊させる。
        世界を守りたいという
        彼女の望みと、逆の結末だ。
      : そんなことを彼女が望むか?
        常に彼女を見、彼女と共にあった
        貴様ならばわかるだろう。
      : ゆえに、私は彼女を殺す。
        彼女を悲しませないためにも
        ……殺さねば、ならない。

     >……わかった
       彼女の救済

     >諦めるにはまだ早い
 【仮面】 : ……その、優柔不断な振る舞いが
        どれだけ彼女を苦しめてしまうと
        思っているのだ、貴様は!
      : ……もういい。
        話をするだけ、無駄だったようだ。
      : 立ちはだかるつもりか……
        やはり、最初に出会ったあの時に
        私は、私を殺しておくべきだった。
      : ……私はダークファルス【仮面】。
        我が根源の願いは
        【深遠なる闇】の抹消。
      : 我が道を阻む全ての存在を討ち滅ぼし
        そして私は、彼女を殺してみせる。

 A.P.239/3/24/13:00
 【仮面】 : ぐっ……!
        貴様、どうしてそこまで抵抗する!
      : 彼女自身も、死を望んでいる!
        だからこそ、十年前は自らの手で
        命を絶った!
      : なのに貴様は……! 私は……!
        彼女のことを諦めないと言うのか!

     >絶対に、諦めない
 【仮面】 : ち……!
        その結果が目の前にいるのに
        まだそのような戯れ言を吐くか!
     >必ず、救ってみせる
 【仮面】 : ち……!
        その結果が目の前にいるのに
        まだそのような戯れ言を吐くか!

 【仮面】 : 彼女を救うため、手を尽くし
        時を渡り、それでもなお
        失敗し続けた……愚かな存在。
      : ……それが、私だ。
        それが貴様だ!
      : どれだけ願おうと、無駄。
        私の力では……彼女は救えない!
        殺すことしか、できない!
      : ……いや、貴様相手に言葉は無用か。
      : 私も、諦めきれなかったからこそ
        ここまで、待ってしまったのだから……
      : 一人の力では、救いようがないと
        知りつつ、待ってしまった私こそ
        ……一番の愚か者だ。

     >でも、二人の力をあわせれば

 【仮面】 : 二人の力……だと……?
        貴様と協力して、彼女を救う?
        そんな馬鹿なことを……
      : ……考えるのが、私だったな。
        懐かしい記憶だ。
      : 貴様は、何があっても
        何が起きても、彼女を救うと
        そう、言うのだな。
      : ……いいだろう。
        ならば、あがいてみせよう。
        私らしく、最後の最後までな。
      : ○○。
        貴様の覚悟に、乗ってやる。
      : ……救うぞ、必ず。






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