A.P.239/3/31/12:00
シャオ : その奥にマトイがいるはずだ。
奥でじっと、佇んでいる。
: ……【深遠なる闇】とは
言ってしまえばフォトンそのもの。
: 当然その身体はフォトンで構成され
倒しても、すぐにたゆたい復活する。
: だから、あの場に縛りつける。
: ちゃんと策はある。準備もしてある。
みんなにも、協力してもらう。
アークス総動員ってやつだ。
: そこまでやるからには
絶対に逃がしはしない。
必ずその場で、とどめておくから……
: ぼくらを信じて、君は進んでくれ。
: ……六芒、聞こえてるかい?
何をやるか、わかってるよね。
カスラ : すみません、シャオ。
おそらく二名ほど
わかっていないかと……
ヒューイ : おーっ、誰だ誰だ!
わかってないやつは!
恥ずかしがらずに手を挙げろ!
クラリスクレイス : はーい!
ヒューイ : なんだクラリスクレイス!
わかってなかったのか!
……実は、オレもだ!
ゼノ : ……おいカスラさん。
こっちまで見てんじゃねえよ。
オレはわかってるっつの。
マリア : おらおら馬鹿ども!
ぴーちくぱーちくうるさいよ!
: 緊張をほぐすにしても
もっと上手くできないのかい?
レギアス : ……此度の作戦に、万に一つの
漏れもあってはならない。
シャオ、今一度説明願えるか。
シャオ : そんなに気を張らなくても大丈夫。
君たちの今回の役目は、結界役だ。
: マトイを縛るための、結界を張る。
スクナヒメ直伝の束縛結界さ。
カスラ : スクナヒメ……
ハルコタンの神子ですか。
いつの間にそんな情報を?
シャオ : ぼくだって、今の今まで
遊んでいたわけじゃない。
: スクナヒメの結灰陣は
六芒点に陣を敷き、発動させていた。
それと同じことを創世器でやる。
: 六芒均衡が、各々の創世器を用いて
陣を敷き、結界を発動させる。
: 【深遠なる闇】相手だと、足止め程度が
関の山かも知れないけど……
一時的にでも、現界させれば十分だ。
クラリスクレイス : んー……つまり、どういうことだ?
目的地に行って、クラリッサを
ドーン! ってやればいいのか?
ヒューイ : うむ、だいたいあってる!
シャオ : ……ま、細かい指示は
逐一出していくから、いいよ。
みんな、よろしく。
レギアス : おう!
マリア : おう!
カスラ : おう!
クラリスクレイス : おう!
ヒューイ : おう!
ゼノ : おう!
オーザ : ○○!
オレ達も手伝わせてもらう!
マールー : ……貴方にはお節介かもしれない。
けど、私達だって、力になりたいの。
オーザ : この場はオレ達に任せろ!
お前はやることがあるはずだ
先に行け! 早く!
マールー : ……先で何が待ってるかは
わからない、けど忘れないで。
貴方はひとりじゃない。
パティ : 呼ばれて飛び出てじゃじゃーん!
アークスいちの情報屋
ただいま登場っ!
ティア : でも、今日だけは情報屋じゃなくて
アークスとして、お手伝いするね。
パティ : さてさて!
礼の件、覚えてるよね!
忘れてないよね!
ティア : パティエンティア幻の三人目……
どうかよろしくお願いします。
A.P.239/3/31/12:30
シャオ : 【深遠なる闇】の影響からか
ダーカーの数が、尋常じゃないね。
: でも○○。
君は立ち止まったらダメだよ。
真っ直ぐに、奥へと進んでくれ。
: 周りのことは気にせず
ただ、マトイを助ける。
……それだけを、考えて。
シャオ : そりゃあ、マトイも結灰陣を
見ているし、対策してくるかもって
思ってはいたけど、さ……
: ダークファルスを再現して
三英雄にぶつけてくるとか……
ちょっと、反則じゃないかなあ。
レギアス : 案ずるな、シャオ。
……我らは、三英雄だ。
: 紛い物のダークファルスごとき
一刀のもとで斬り捨て
未来へ道を繋いでみせよう。
カスラ : ……違いない。
この程度で尻込みしては
三英雄の名が泣きますからね。
: それに、私の相手が【敗者】とは……
【深遠なる闇】も気が利く。
: ……私はね、直々にこいつを
ぶっ殺したかったんですよ。
クラリスクレイス : 私は……ほかの二人とは違う……!
創世器だって本物じゃないし
……自分が未熟だって、わかってる!
: ……それでも、私が継いだこの名は
本物だ! 先代から受け継いだ
クラリスクレイスは、本物なんだ!
: この名にかけて……
私は負けるわけにはいかない!
: サラ!
サラ : ……まったく。
なんでもかんでも一人だけで
抱え込もうとしてんじゃないわよ。
: 負けるわけにいかないのは
「私」じゃなくて「あたしたち」。
そうでしょ、クラリスクレイス?
クラリスクレイス : ……ああ、そうだ。そうだった。
これは、私だけの戦いじゃない
……私たちの、戦いだ!
イオ : センパイ!
おれも……戦う!
一緒に戦わせてくれ!
アザナミ : イオったら張り切っちゃって。
でも、あたしも同じ気持ちだから
ちょっとお邪魔するね!
イオ : センパイ……
おれは、待ってる。
帰ってくるの、待ってるからな。
アザナミ : まー、大丈夫大丈夫!
○○なら
きっとなんとかなるって。ね?
リサ : ○○さん
殲滅はリサの得意分野ですから
ここリサにお任せくださいねえ?
フーリエ : あ、どうも。
いてもたってもいられなくて
リサさんについてきちゃいました。
リサ : さて、このあたりはリサたちが
任されましたので、あなたは
先に進んでくださいねえ。
フーリエ : そうです、ここは私達に任せて
あなたは先に進んでください!
A.P.239/3/31/13:30
マトイ : ……聞こえてくる。
深く沈むような、後悔の声が。
: 好きな人を犠牲にしてまで
作り上げた世界が、間違ってて……
うん……辛かったよね。
: ……聞こえてくる。
沸き上がるような、怒りの声が。
: 存在を奪われて、弄くられて
狂わされて、自由はなくて……
うん……苦しかったよね。
: ……聞こえてくる。
その身を揺るがす、不安の声が。
: 自分が誰なのか、わからなくて
耳を塞ぐことしか、できなくて……
うん……悲しかったよね。
: ……どんなに強い人でも
心の中には、辛さ苦しさ悲しさが
いっぱい、あふれてる。
: だから……そういうの全て
わたしが抱え込んで、消えれば……
……みんな、幸せになれるはず。
: ……なのに。
○○。
なんでだろう。どうしてだろう。
: みんなのぶんを
抱え込もうとしてるから?
: わたしは、そうするために
生まれてきたはずなのに……
……どうしてこんなに、寂しいの?
カトリ : いまこそ、貴方様のために
私の秘められているであろう力を
見せつけるときです!
サガ : 微力ながら協力させてもらう。
露払いぐらいは出来るはずだ。
カトリ : ついていきたい気持ちを
グッと我慢して、笑顔で送り出します!
頑張ってくださいね!
サガ : この一帯は、私達が引き受ける。
お前は先に進め。
エコー : ゼノはいないけど
あたしたちでも、少しぐらいは
きみの力になれるはずだから!
メルランディア : 私は……私の意志で動く。
今は、貴方様の力になりたい。
それだけです。
エコー : さ、細かいことはあたしたちが
引き受けるから……
いってらっしゃい!
メルランディア : 大丈夫ですよ、絶対に。
貴方様は、そういう人ですから。
A.P.239/3/31/14:00
シャオ : 六芒は無事、結界を紡いだ。
これで【深遠なる闇】を
この地に束縛したはずだ。
レギアス : ○○。
我ら六芒は、結界の維持に
全力を尽くさねばならない。
マリア : 見せ場はアンタに譲るってことだ。
流石にこっちも疲れたしね。
カスラ : 三英雄に至っては、紛い物とはいえ
ダークファルスと戦ったんですから
ま、大目に見て下さい。
クラリスクレイス : ○○!
私は、先代といろいろたくさん
話してみたいことがあるんだ!
: しっかりやらないと
……承知しないからな!
サラ : 右に同じ。
あたしも、お姉ちゃんには
いーっぱい言いたいことがあるの。
: 絶対に、連れて帰ってきてよ。
二人で、帰ってきなさいよ。
: 二人とも、無事に帰ってこないと……
ぜったいに、承知しないから。
ヒューイ : ははっ、そんなボロボロだと
いまいち説得力ないな。
: さて、○○
オレから言うことは、特にない!
なせばなる! 何事も!
ゼノ : ま、何があってもケツは持つから
気軽に気楽に、頑張ってこいよ。
: いいな○○
忘れるな、お前さんには
オレたちがついてるからな。
>助けに来たよ、マトイ
【仮面】 : ……○○。
貴様の答えを、見せてもらうぞ。
>一緒に帰ろう、マトイ
【仮面】 : ……○○。
貴様の答えを、見せてもらうぞ。
A.P.239/3/31/14:30
>マトイを殺す
マトイ : ……そう、それでいいんだよ。
○○。
【仮面】 : ……○○。
結局、私の出した答えは
それだったのだな。
(ストーリークエスト終了)
>マトイを殺さない
>きみを、助けに来た
マトイ : ……ほんと
○○は
優しすぎるよ。
: わたしはもう覚悟してたのに……
手が、止まっちゃったじゃん。
……その優しさは、残酷だよ。
: 真っ黒い闇に包まれてる間も
あなたの声は、届いてた……
: ……だから、出てこられた。
これが正真正銘、最後のチャンス。
わたしは、きちんとやりとげなくちゃ。
: ……もう、止められない。
【深遠なる闇】は、わたしの内に
顕現してしまった。
: でも、今ここでわたしが死ねば
【深遠なる闇】を閉じ込める事ができる
それで終わり、それでおしまい。
: だから……
優しすぎるあなたにできないなら……
: わたしが、わたしを……
マトイ : だ、ダメだよ!
○○!
あなたも巻き込まれちゃう!
: この、わからずやっ!
邪魔しないで! これはわたしが
望んでやっていることなの!
: わたしは、与えられているだけだった。
なんで、みんなを守りたいのか
その理由がわからないまま、戦ってた。
: ……でも、今は違う!
十年前とは、全然違うの!
わたしは自分で考え、自分で思ったの!
: みんなを守りたい。
みんながいる世界を守りたい。
……ううん、そうじゃない。
: ○○を……
あなたのいる世界を、守りたい。
あなたを守りたい、って。
: だから、だからね。
わたしはなにも……怖くない。
なにも怖くなんか、ないんだよ。
【仮面】 : ……ならば、なぜ泣く。
マトイ : えっ!?
【仮面】 : 起きろ、クラリッサ!
否、シオンよ!
: 私たちの巡ってきた
悠久の輪廻を、ここで終わらせる。
そのために……力を貸してくれ。
シオン : ……もちろんだ。
○○。
マトイ : な、何を……!
【仮面】 : いくら器に適しているとはいえ
貴様らはアークス、私はダークファルス。
: ならば、ダークファルスである私に
闇が集うのは、当然のことだろう?
>どういうことだ!
【仮面】 : ……貴様が、気付かせてくれた。
>まさか、最初からこれを……?
【仮面】 : ……貴様が、気付かせてくれた。
【仮面】 : ただ一人を救いたいという強い意志。
それを成し遂げるために
やるべきことを!
: 私は、彼女が救えればそれで十分!
……それ以外は、何もいらない!
マトイ : ……ごめんなさい、ごめんなさいっ。
: わたしは結局
覚悟なんてできてなかった……
: だから、あなたたちを犠牲に……
【仮面】 : ……きみは知らないだろうが
きみと私は、ひとつ約束をした。
: ……泣くな、笑え。
シオン : ……【深遠なる闇】は
わたしたちが受け取った。
これで、彼女は生き、貴方も生きる。
: だが【深遠なる闇】もまた
消し去ることはできていない。
……やがて、形を取るだろう。
: ダークファルスを従え、現れる
新たな【深遠なる闇】……
人類の勝つ歴史を、わたしは知らない。
: ……だが
彼女が救われた歴史も
わたしは知らなかった。
: ○○。
ここからは、貴方次第だ。
: 全知の先に、進み
新たな歴史を、紡いでくれ。
: それが、わたしたちの
最後の願いだ。
A.P.239/3/31/15:00
マトイ : ……ああいうの、ずるいよね。
: ありがとうも言えなかった。
さよならだって、言えなかった。
……ほんっとうに、ずるい。
: ……でも、笑えって言われちゃったし
わたし、笑ってることにする。
: 泣いてもいいってなるまでは
笑うことにする。
: だってそうでしょ。
【深遠なる闇】が出てくるって
言ってたもんね。
: わたしたちのせいで
出てきちゃったようなものだし……
わたしたちが、倒さないと!
: それにダークファルスも来るだろうし
ダーカーもなんとかしないとだし……
: ああ、いろいろやることたくさん!
泣いてる暇なんてないね!
: ね、○○。
: あ、あれ? おかしいな?
わたし、笑ってるはずなのに……
お、おかしいな、この、このっ!
>無理しなくていいよ
マトイ : ……○○。
このタイミングで
それはダメだよ、反則だよ……
: ごめん……ちょっとごめん……
約束……守れそうに、ない。
>泣きたかったら、泣くべきだ
マトイ : ……○○。
このタイミングで
それはダメだよ、反則だよ……
: ごめん……ちょっとごめん……
約束……守れそうに、ない。
>おかえり、マトイ
マトイ : ……ただいま!
○○!
A.P.239/3/31
シャオ : ……○○。
: 正直な話をするとね。
ぼくは失敗すると思っていたんだ。
: マトイか、君か、どちらかが
犠牲になってしまうと演算していた。
: その上で、その後のアークスを
どうやって支えていこうかっていう
シミュレートもしていた。
: ……それがぜーんぶ、パーさ。
演算も未来予測もなにもかも
最初っからやりなおし。
: でも、やり直せてよかったよ。
君かマトイか、どちらかのいない
未来の演算なんて、したくなかった。
: 演算が間違ってて良かった。
予測が絶対じゃなくて
本当に良かった。
: ぼくだけじゃなく
シオンもきっと
そう思っているはずだよ。
マトイ : でも、そのせいで一つ大きな
問題が残っちゃってる。
シャオ : ……おかえり、マトイ。
マトイ : ……ただいま。
シャオ : その、新しい服も
ぴったりみたいだね。
マトイ : うん、ありがとう。
: それでね、シャオくん。
これからのことなんだけど……
シャオ : ああ、わかってる。
【深遠なる闇】の復活についてだろ。
: 二人とも、見ただろう?
【深遠なる闇】に変貌した
【仮面】の姿を。
: あの場は退いたけど
【深遠なる闇】は近いうちに
必ず姿を見せるはずだ。
: だからこっちも万全の体制で迎え撃つ。
アークスも、六芒を筆頭として
それに相対する準備を進めてる。
: ○○……
それに、マトイ。
: 【深遠なる闇】との戦いでは
必ず、君たちの力が鍵になる。
: 全力で頼らせてもらうから
しっかり、準備しておいてね。
マトイ : うん!
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