アフィン : よう、相棒。
今日はあの、マトイって子は
一緒じゃないのか?
: いや、最近はいつも一緒の所を
見るからさ、いないと逆に
違和感があるんだよな。
: そういや、あの子を見つけたのも
おれと相棒が一緒のときだったな。
: あのダークファルスに……
姉ちゃんに会ったのも、そうだ。
……しかも、二回とも。
: おれ一人で探し回るより
相棒に協力してもらった方が
案外さくっと見つかるのかもな。
: ……まあ、見つかったところで
あいつが話を聞いてくれるとも
限らないんだけどさ。
: ……あー、ダメだダメだ。
こういうこと言ってる時点で
弱気になってるんだよな、おれ。
: 相棒は、アークス全員敵に回すような
状況でも諦めなかったんだもんな。
おれだって、負けてらんねえよ。
: よーし、なんか元気出てきた。
……ありがとな、相棒!
じゃ、またな!
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A.P.239/2/24
アフィン : フーリエさんは何か知らないのか?
あの【若人】について。
どんな小さなことでもいいんだ。
フーリエ : そう言われましても……
私もあれ以来、面と向かっては
会ったこともなくて、ですね。
アフィン : なあ、ロジオさんは?
あんた、ずっとリリーパに
いたんだろ? 何か見てたりは……
ロジオ : 私もずっと隠れていたので
……申し訳ありません。
アフィン : ……くそっ。
: ……相棒。
>らしくないな、アフィン
アフィン : ……!
ああ、そうだな、相棒の言うとおりだ。
おれ、なにをカッカしてんだか……
>あのダークファルスの話?
アフィン : ……ああ。リリーパにいた二人なら
何か知ってるかも、って思って
がっつきすぎちまった。
アフィン : 悪い、フーリエさん、ロジオさん。
ヘンな事聞いちまって。
フーリエ : いえ、気にしないで下さい。
こちらこそ、お力になれず
申し訳ないです。
: あの子たちは、時々見かけると
言っていましたけど……
それ以外の情報は、特に。
ロジオ : ……しかし、時々見かけるということは
【若人】は、リリーパに
何か用があるんでしょうね。
: 採掘基地への襲撃も、たしかあの
【若人】が指揮していたはず。
: 何かを探し求めている……
にしては、ずいぶんと時間を
かけてるようですが。
アフィン : ……見つけられないだけだよ。
ユク姉は、昔から探し物がヘタなんだ。
すぐに勘違いもするしな。
フーリエ : ……あの、アフィンさん!
: 元気、出してくださいね!
なによりも、元気が大事です!
: わたしはアフィンさんに何があったのか
わかりませんけど、アフィンさんが
必死だってことは、わかります。
: 出来ないと思ってたら
何も出来ないんです!
: だから、諦めないで……
元気出して、頑張ってください!
フーリエ : たはは……偉そうでしたかね?
これでも、経験にもとづいた
助言のつもりなんですよ。
: 一人じゃ、出来ることなんて
たかがしれている。
それは、わかってます。
: でも、元気に明るく、頑張ってたら
みんなきっと協力してくれて……
それで、なんとかなるものです。
: そうですよね。
○○さん。
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A.P.239/3/9
アフィン : ……相棒。
大丈夫だ、おれに任せてくれ。
: ユク姉……
【若人】 : ……あたしをその名で呼ぶな。
アフィン : そうはいかねえよ。
あんたはユク姉。おれの姉だ。
【若人】 : あたしは、ダークファルスよ。
ダークファルス【若人】。
あんたたちアークスの、敵……
アフィン : ……なあ、ユク姉。
もういいだろ、強がらなくても。
: 自分でもわかってたんだろ。
【双子】に言われるまでもなく
何かおかしい、って。
【若人】 : ……ッ。
アフィン : 他のダークファルスは、ダーカーを
使役こそすれ、戦闘時には戦闘形態で
直々に襲ってきてた、って話だ。
: でも、ユク姉は……それをしなかった。
あくまで、ダーカーを使役するだけで
自分から戦闘参加をしなかった。
: ……いや、きっと違うな。
戦闘参加、できなかったんだろ。
それだけの力が、なかったんだ。
【若人】 : 知った風なことを……
あんたに……何がわかる!
アフィン : わかんねえから聞いてるんだよ!
違うなら違うって言ってくれ!
もっともっと……考えるから。
アフィン : ……聞いてただろ、相棒。
あいつ、おれの言ったことを
何も否定しなかった。
: まったく、分が悪くなると
逃げるってのも、姉ちゃん
そのまんまだよ。
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A.P.239/3/17
アフィン : ユク姉……
【若人】 : ……ッ!
アフィン : 相棒、手を出すなよ!
これはただの姉弟ゲンカだ!
【若人】 : 姉弟……だって!
ダークファルスと姉弟なんて
……笑わせる!
アフィン : ……ほんと、笑えるような話だよな。
けど、事実なんだから
しょうがないだろ。
【若人】 : ……黙れ!
あたしに、姉弟なんていない!
アフィン : 別に、姉弟じゃなくても、いい。
忘れられてんなら、そのままでもいい。
【若人】 : 何?
アフィン : おれはただ、ユク姉に
戻ってきて欲しいだけなんだ。
【若人】 : ッ!
: ……あんたは! あんたはどうなの!
あたしを、ダークファルスを
討とうとは思わないの!
>首を振る
【若人】 : ……どうして、あんたたちは
同じような反応ばかり……!
>黙って見つめる
【若人】 : ……どうして、あんたたちは
同じような反応ばかり……!
【若人】 : あたしは……ダークファルスとして
死ぬことすら、許されないの?
アフィン : 姉ちゃん!
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A.P.239/3/19
アフィン : ……ユク姉。
【若人】 : あたしは……あんたのことなんて
何にも覚えていない。
ユクリータなんて名前も、知らない。
: だってあたしは
……ダークファルスだから。
: あんたたち、アークスの
絶対的な、敵なんだから。
【若人】 : ……こいつを殺されたくなければ
あたしを、撃ちなさい。
: ……撃て!
アフィン : 相棒!
>引き金を引く
(セリフなし)
>ためらう
アフィン : 相棒、大丈夫だ!
思いっきり、撃ってくれ!
【若人】 : あたしが、ダークファルスなら
あいつの攻撃で消えてなくなる……
: それで、終わり。
これで終わってくれるはず……
: ……なのに。
ユクリータ : ……生きてる?
: ああ、そうか。
……やっぱり、そうなんだ。
: あたしは……ダークファルスじゃない。
ダークファルスじゃ、ないんだ……
アフィン : 痛ててて……
撃てとは言ったけどよ
少しぐらい手加減してくれよ、相棒。
: ユク姉、大丈夫か?
ユクリータ : ……うるさい!
あたしをその名で呼ぶな!
: あたしは何も覚えていない……
自分の名前も、あんたの名前も
何もかも……
: あたしには、もう何もない……
ダークファルスでもアークスでもない
あたしは……どうすれば、いいのよ……
アフィン : あっ、おい、待てよ。
ユク姉、ユク姉っ!
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A.P.239/3/30
アフィン : ……よう、相棒。
ユク姉なら、あそこだよ。
: 一応、おれが弟だって
わかってはもらえたみたいなんだけど
……あんまり話してくれないんだよな。
: ま、前みたいに、会っていきなり
逃げられたりしないぶん
まだましだけどさ。
: あ、この服か?
この前ので、おれのもユク姉のも
ボロボロになっちゃったからな。
: それで、そっちはどうなんだ?
あの、マトイって子は……
: ……そっか
でも、諦めんなよ相棒。
おれも協力するからさ。
ユクリータ : ……無責任な言い方。
【深遠なる闇】を相手にして
何を諦めるな、という気?
アフィン : ユク姉、聞いてたのか。
ユクリータ : ……勘違いしないで。
ずっと居座られても困るからよ。
: 大方、あたしにそのマトイって子を
元に戻す方法を聞きに来たんでしょ?
でも残念、あたしは知らないわ。
: あたしが中途半端な例外なだけであって
ダークファルスが人に戻ることは
元々、ありえない。
: それは【深遠なる闇】も同じ。
努力なんて、するだけ無駄よ。
アフィン : そんな言い方ってないだろ!
相棒は、あの子のために……
ユクリータ : その子のためを思うなら
さっさと楽にしてあげなさいって
言ってるのよ、あたしは。
: でも、あんたは
諦めきれないって目をしてる。
……アフィンと同じ、目を。
: ……言ったわね、さっき。
あたしは中途半端な例外だから
人に戻ってしまった。
: その、マトイって子も
同じように中途半端な例外だったら
あるいは、元に戻せるかもね。
: どうやるかなんて知らないわよ。
そんなの自分で考えなさい。
: ま、きっとあんたたちには
声をかけ続ける、なんていう真似しか
思いつかないんだろうけど。
: 案外、それでも効果があるかも
しれないわよ? フォトンは感情を
力に変えるものだしね。
アフィン : ……ユク姉。
ユクリータ : 話はそれだけでしょ。
だったらさっさと去りなさい。
: 近くをうろちょろされるのが
二人に増えると、面倒なのよ。
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