カスラ : ……というわけで、この計画の
実行正当性は疑わしいです。
再計算の上、審査に回してください。
ウルク : ええ、またー?
カスラ : ちゃんとするまでは何度でもです。
それとテオドール君。
先日の出撃報告書、再提出で。
テオドール : えっ、な、なんでですか?
ちゃんと書いたと思うんですけど……
カスラ : 貴方はまがりなりにもアークス管理者の
側近ですから、報告書にもそれ相応の
正当性が必要となります。
: いわば親衛隊のようなものですから
出撃にも正当な理由が必要なんです。
それは何度も説明していますよね。
テオドール : いや、でも、本当に気分転換というか
それだけなんですけど……
カスラ : ですから、上手く理由をくっつけろと
言っているんです。
監査なりなんなり、あるでしょう。
テオドール : わ、わかりました……
カスラ : ほら、わかったのなら
さっさと書いてください。
私も暇ではないんです。
カスラ : これはこれは
○○さん。
どうされましたか。
>大変そうだね
: お気遣いありがとうございます。
ですが、これが私の仕事ですから。
>厳しすぎじゃない?
: いえいえ、何事にも私情を挟まず
厳密に対応するのが
私の仕事ですからね。
: 細かいことを言い続けていれば
それに対する注意力が上がって
やがてミスもなくなるはずです。
: アークスは今、過渡期ですからね。
こういうときほど、きちっと
締める存在が必要なんですよ。
: レギアスは、ルーサーの一件を
負い目に感じていて強く出られない。
他の六芒もこぞって問題外。
: であるならば、憎まれ役は
私が引き受けるしかないでしょう?
: 私一人が煙たがられることで
アークスが安定するなら
安いものです。
: ……ああ、同情は無用ですよ?
私、他人のダメな点を指摘するの
大好きなんですよ。
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