A.P.238/6/3
ヒューイ : やあ、君か!
君もこの近辺を警ら中か?
うむうむ、感心なことだ!
: そんな君にオレから質問だ!
……この辺りで、クラリスクレイスを
見てないか?
: ……そうか、その表情でわかった。
みなまで言わなくていいぞ。
: 今、三英雄の連中には
待機勧告が出ているんだ。
あくまで推奨レベルだけどな。
: だが、その勧告があってなお
あいつが自分で意志で動いているなら
それは喜ばしいことなんだ。
: 上からの命令に従うだけじゃなく
自分の意志で考えるように
なってきたということだからな。
: あいつは、確かに強い。
尋常じゃない能力を持っている。
そういう存在だからな。
: 他の皆が怖がるのも無理はないさ。
正面きって戦うとなったら
オレだって負けるかもしれない。
: ……だけど、そんなに強くてもあいつは
六芒均衡である前に、まだ幼い
無知で無垢な子供なんだよ。
: 何が正しくて、何が間違っているか
その判断すら危うく、振り回されて
しまうほどにな。
: だからこそ、レギアスは
生き方の見本に、と
オレに預けたんだろうが……
: ……果たして、その期待に
応えられていたのかどうか。
流石のオレも、自信はないな。
: っとお、いかんいかん!
しんみりしても仕方がない!
: まあ、世の中なるようになるものだ!
間違ったら、正せばいいだけだしな!
: では、オレは行く!
……くれぐれも、今の話は
内密に頼むぞ! ではな!
|