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Radical   Discovery 



       イオ
                   CV:竹達彩奈
  デューマンの女性ブレイバー。
  アークスになったばかりの新人で、
  プレイヤーのことを「センパイ」と呼び、
  その実力と人格を慕っている。
  ぶっきらぼうな性格で、容姿も口調も
  男の子のようだが、女の子である。
  時々女性扱いされると慌てる。



001-006. EP2
007. ようやく言えたお礼
008. 久しぶりのふたりきり
009. みんながみんな、変わり者
010. おれはイヤだ




 ようやく言えたお礼  
 イオ : あっ、センパイ。
      こうして二人で会うのは久々だな。
    : ここのところ、アークス自体が
      ずっとバタバタしてたから……
      こうして会えると、ほっとする。
    : ……センパイ。
      今更だけど言わせてくれ。
      ありがとう、って。
    : アークスは、センパイの力で
      救ってもらったようなものだろ?
      きちんとお礼言わないと。
    : それと……ごめん。
      センパイのこと、何も手伝えなかった。
    : センパイの前に立ちはだかることが
      なかったのが、救いだけど……
      ごめんなさい。
    : でも、アークス全員が敵に回って……
      それでも諦めなかったセンパイは
      ……ほんと、すごいと思う。
    : おれも、センパイと一緒に戦えるよう
      もっと頑張るからさ……
      これからも、よろしくな。


 久しぶりのふたりきり  
 イオ : あ、センパイ。
    : なんだかこうして二人きりで
      会うのは久しぶりだな。
      ……なんかちょっと、嬉しいかも。
    : 最近、色々な人に声かけてもらっててさ
      一緒に動くことが多くなってきたんだ。
      もちろん、それも悪くないんだけど……
    : やっぱり、こういう一人の時間も
      重要だなって、おれは思うんだ。
      こうしてセンパイにも、会えるしな。
    : あ……べ、別にみんなのことが
      嫌いってわけじゃないぞ。
    : ……まあ、時々無茶な注文に
      付き合わされたりもして、大変だけど
      それも含めて、楽しんでるよ。
    : なんでそんなことを言うのかって?
      ……だってセンパイ、おれをいつも
      心配そうに見てるじゃんか。
    : 大丈夫だよ、センパイ。
      おれはまあ、不器用だけど
      それなりに上手くやってるから。
    : だから、心配するだけじゃなくて
      もっと頼りにしてほしい、かな。
      おれだって、アークスなんだし……
    : ……なんて、な。
      センパイからしてみたら
      おれはまだまだヒヨッコだもんな。
    : そんなに頼りにしなくてもいいけど
      ……何か困ったら、相談してくれよ。
      話ぐらいは、おれでも聞けるからさ。


 みんながみんな、変わり者  
 イオ : ああ、噂をすればなんとやら。
      センパイも来たんだな。
 マトイ : あ、○○。
       今ね、イオちゃんにデューマンのことを
       いろいろ聞いてたんだ。
 イオ : といっても、おれから
      教えられる事なんてほとんどないから
      ただの雑談になっちゃってたけどな。
 マトイ : ううん、それでいいの。
       そういう話が聞きたかったんだもん。
     : デューマンの生まれた経緯とかは
       調べれば出てくることだけど
       それはあくまで情報でしかないもの。
     : わたしはデューマンじゃないから
       自分と何が違うのか、想像はできても
       体験することはできない。
     : イオちゃんの経験談は
       全部、わたしの知らないこと。
       どんな些細なことでも、面白いよ。
 イオ : ……センパイも大概変わり者だけど
      一緒にいるマトイさんも
      やっぱり変わってるな。
 マトイ : え、そうかな?
 イオ : ま、おれも変わり者だし
      そういうほうが好きだから
      全然構わないんだけどさ。


 おれはイヤだ  
 イオ : センパイ……
      ……だいたいの話は聞いてるよ。
    : マトイさんがいなくなった理由も
      それまでの経緯も、さ。
    : ……なあセンパイ。
      誰かのために戦う、って
      どういう気持ちなんだろうな。
    : 前に、マトイさんと話した時
      口癖みたいによく言ってたんだ。
      みんなのために、って。
    : そのときのおれには
      よく、わからなかったし
      ……今でも、わからないままだ。
    : ……でも、センパイの顔を見て
      わかったこともある。
    : そうやって残される側って
      とっても、腹が立つんだな。
    : 当時者でないおれですら
      一言言ってやりたい気分なんだ。
      センパイならなおさら、だろ?
    : だからさ、がつんと
      言ってやろうぜ、センパイ。
      マトイさんを怒ってやらないと。
    : 勝手にいなくなるな
      勝手に満足するな、って。
      こんな結末、認めないって……
    : おれはイヤだよ、こんな結末。
      ……おれは、イヤだ。






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