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Radical   Discovery 



       シャオ
                   CV:緒方恵美
  
  母なる海シオンから生まれた生命体。
  ルーサーが滅びた後、機能を失った
  マザーシップの管制と演算の全権を得る。
  プレイヤーとマターボードを使って、
  ダークファルスの対策を練る過程で、
  人間の「心」を知っていく。



001-006. EP2
007. 白と黒のはざまで (シップ:マターボード)
008. 先駆者に感謝を (シップ:マターボード)
009. 創り出されしものへの追憶 (シップ:マターボード)
010. サラの過去 (シップ:マターボード)
011. 禍なる伝承 (シップ:マターボード)
012. 霞んだ記録、微かな記憶 (シップ:マターボード)
013. 介入拒絶 (シップ:マターボード)
014. ふたりの【若人】 (シップ:マターボード)
015. 闇を抱いた歴史 (シップ:マターボード)
016. 想いの辿り着く先 (シップ:マターボード)
017. 管理者として、友として (シップ:マターボード)
018. 君にできること (シップ:マターボード)
019. 管理者失格 (シップ:マターボード)
020. ぼくがここにいる理由 (シップ:マターボード)
021. 不確かな未来 (シップ:マターボード)
022. 煌き来たりて (シップ:マターボード)
023. とにもかくにもきみ頼り (シップ:マターボード)
024. 轍は踏ませない (シップ:マターボード)




 白と黒のはざまで  
 A.P.239/1/7/10:00
 マトイ : ○○!
       ひさしぶりだね!
     : あなたもずっと忙しそうだったし
       わたしもアークス特例許可のため
       あちこち動いてたから……
     : ……言うほどでもないのかも
       しれないけど、うん、嬉しいな。
     : ○○?
       もしかして、わたしのこと
       忘れちゃったりしてないよね?
     : わたし、マトイだよ?
       マ・ト・イ。わかるよね?
       覚えてるよね?
   >大丈夫だよ、マトイ
 マトイ : ふふっ、こうして名前を
       呼んでもらうのも、ひさびさ。
   >服、変えたんだね
 マトイ : あ、うん。
       気分転換というか
       意思表明というか……

 マトイ : わたし、ついにアークスになれるの。
       ずーっとシャオくんにお願いしてた
       特例許可がようやく下りるって!
     : これであなたの隣に立って
       お手伝いができる……!
       これからはわたしも頑張るからね!
     : 今日はそのための呼び出し!
       そうだよね、シャオくん!
     : アークスの管理者として
       わたしに許可をくれるんだよね!
 シャオ : 気合十分のところ申し訳ないけど
       特例許可をあげる前に
       最後の座学があるよ。マトイ。
 マトイ : えっ、座学?
       ……わたし、座学嫌い。
 シャオ : まあまあ、そう言わずに
       ○○も 
       一緒に聞いてくれるからさ。
 マトイ : じゃあ聞く。
 シャオ : ……ほんとわかりやすいね、君。
     : さて、座学といっても
       そんなにきちんとしたものじゃない。
     : 現在のアークスを取り巻く状況を
       かいつまんで説明するだけだ。
     : 細かい歴史や経緯は省いていくよ。
       そういうのに興味があったら
       別途ぼくに聞いてほしい。
 マトイ : はーい。
 シャオ : ……不安になる応答だね。
       ええっと、まずはアークスについて。
     : ……アークスは、ルーサーの
       傀儡だった状態からは脱却した。
     : そのかわり、シオンという存在を
       失ってはしまったけど……
       過ぎたことを気にしても仕方がない。
     : そんなシオンの消失から、半年。
       アークスの立て直しに全力を注いで
       ようやく軌道に乗ったってところだ。
     : 半年前「今後はぼくが管理管制を
       行っていくから」って話をした時なんか
       それこそ大騒ぎだったのにさ。
     : 今じゃみーんな、ぼくがいるのが
       当たり前みたいに振る舞うからね。
       ……何事も慣れだよ、本当に。
 マトイ : ……慣れといえば
       このあたりの様子も少し
       見慣れない感じになったよね。
 シャオ : ああ、全部ウルクのしわざだよ。
       「アークスを変える気なら
       まずは見た目から!」ってね。
     : 「ゲートエリアも変えてみたよ!」とか
       意気揚々と語ってたし
       あとで、回ってみるといいよ。
     : 次はアークスの敵である……
       ダーカーの情勢について。
     : まあ、正直芳しくはないね。
     : アークス内部に浸透していた
       【敗者】を撃破できたのは大きい。
     : けど、封印されていた【巨躯】は復活し
       【若人】も頻繁に襲撃してきている。
       そして、もう一つ……
     : 二人とも、この映像を見て欲しい。
 マトイ : 何、これ。
       惑星が、こんな簡単に
       壊されちゃうなんて……
 シャオ : 自らが喰らった惑星のコピーを生み
       思いっきり、ぶつけてみせたのさ。
       ……まるで、オモチャのように。
     : 【巨躯】のように戦いを楽しむでもなく
       【若人】のように何かを
       探しているわけでもない。
     : ただ、純粋無垢、享楽的に破壊を楽しむ
       最悪最後のダークファルス……
       【双子】が、動き出したんだ。
 マトイ : ……【双子】。
 シャオ : そして【双子】は
       また別の惑星をターゲットに
       定めたみたいだ。
     : 惑星ハルコタン。
       先日発見された、文明のある惑星。
       ここに【双子】が向かった。
 マトイ : ……じゃあ、わたしたちも
       早くそこに行かないと!
 シャオ : そうだね。
       そこで最後の確認だよ。
       アークスの目的について。
     : アークスの目的は……
 マトイ : 全宇宙にはびこるダーカーも
       ダークファルスも、全部倒して
       みんなを守る、でしょ。
 シャオ : ……そこだけは
       はっきり覚えてるんだね、君は。
     : あ、○○。
       ちょっといいかい。
     : ……マトイから
       目を離さないように。
       なるべく一緒にいてあげて。
     : 十年前にもあったように
       いつ【仮面】が襲ってくるかも
       わからない。それに……
   >……言われるまでもない
 シャオ : 心強い言葉だね……
       だけど、忘れちゃダメだよ
       ○○。
   >いざというときのために?
 シャオ : ……そう。いざというときは
       すぐに対処しなければならない。
       知った者の責務として。

 シャオ : 彼女は、十年前に
       【深遠なる闇】に、なりかけた。
       それはまぎれもない事実だ。
     : 今は大丈夫みたいだけど……
       何があるかは、わからない。
       ぼくにも、君にも、彼女にも。
 マトイ : ○○?
       どうしたの、早く行こうよ。
 シャオ : ……○○。
       彼女のこと、頼んだよ。
     : サラ、わかってるね。
       二人に何かあったら
       すぐにぼくへ連絡を。
 サラ : ……あんた、今度は
      何をたくらんでるのよ。
 シャオ : 何もないことを
       願っているだけだよ。


 先駆者に感謝を  
 A.P.239/1/8
 シャオ : いやはや
       大変だったね、二人とも。
 マトイ : ……シャオくん。
       こうなるのわかってて
       わたしたちを行かせたでしょ。
 シャオ : 実地でデータを集めた方が
       翻訳は早く進むんだよ。
     : ちょっとずつ翻訳はしてたんだけど
       今回の二人のおかげで
       翻訳に十分なデータが集まった。
     : 幸い、言語は成立してるみたいだし
       次からは、聞いたり喋ったりした言葉を
       自動翻訳するようにしておくよ。
 マトイ : わたしたちが崇められているようだった
       理由とかは、わからないのかな?
 シャオ : そっちは不明だね。
       惑星ハルコタンの文化が関係していると
       思うから、調査してみないとね。
 マトイ : ……うう、調査ってことは
       また囲まれて、崇められるんだよね。
       今度は何言ってるのか、わかる状態で。
 シャオ : 嫌われるよりいいんじゃない?
       ま、それもアークスの仕事なんだよ。
       特例許可のアークスさん。
 マトイ : もう!


 創り出されしものへの追憶  
 A.P.239/1/23
 シャオ : ハルコタンは、灰の神子スクナヒメが
       出てきたおかげで、落ち着いたね。
     : まあ、彼女は眠っちゃって
       特になにもしていないようだから
       膠着状態だけど……
     : 今のうちに、こっちはこっちで
       出来ることをやっておこう。
 マトイ : 出来ること?
 シャオ : 最近になって現れた
       惑星ウォパルの新しい地域
       そこの調査さ。
     : 徹底的に調査して
       ルーサーの研究データや記録を
       サルベージしてくるんだ。
     : 使えるものは、何でも使わないと。
       【双子】についてのデータが
       あるかもしれないしね。
 マトイ : わかった、任せて。
 サラ : 待ちなさい、マトイ。
 マトイ : ……な、なにかな、サラ?
 サラ : ……マトイ、貴方
      検査サボってるでしょ。
 マトイ : ぎくっ。
 サラ : やっぱり。
      最近情報更新されてなかったし
      何かヘンだと思ったのよ。
 マトイ : な、なんでサラが
       そんなのチェックしてるの?
 サラ : ……なんででもいいでしょ。
      ほら、さっさとフィリアの所に
      行って、検査受けてきなさい。
    : あと、クラリッサのメンテナンスも
      忘れずにやっておきなさいよ。
 マトイ : わ、わたしもクラリッサも
       大丈夫だよ! まだまだ行ける……
 サラ : …………
 マトイ : うう……はい、ごめんなさい。
       わかりました、行ってきます。
 サラ : ……まったく。
      もうちょっと、自分の武器も身体も
      大事にしてもらいたいものよ。
 シャオ : マトイにはやけに過保護だね、サラ?
       いつもなら「あたしには関係ない」とか
       言いそうなものなのに……
 サラ : 常にマトイの状態をモニターしてる
      あんたには言われたくないわよ。
    : ……それに、関係ないなんて
      言えるわけないでしょ。


 サラの過去  
 A.P.239/1/28
 シャオ : 十年前に白錫クラリッサを
       一時譲渡された、って……?
       それってつまり……サラは……
     : ……でも、そんな記憶
       サラの中にはなかったのに……
 サラ : そりゃそうよ。
      わたし、忘れてたんだもん。
 シャオ : サラ!
 サラ : 思い出したきっかけは、半年前
      おねえちゃん……じゃなくて
      マトイに会ってから。
    : そこから、ちょっとずつ
      少しずつ、思い出していったのよ。
      ……本当に少し、だけどね。
    : 十年前、あたしは二代目から借りた
      クラリッサを、貴方に託した。
      あたしが覚えてるのはそこまで。
    : 次に思い出せる記憶は
      マリアをシャオに助けられた後。
      どこから助け出されたかも覚えてない。
    : ……ま、忘れたくなるぐらいに
      辛いことがあったんじゃないかしら。
    : 髪の毛だって真っ白になっちゃったし
      テクニックも使えなくなったしね。
    : でもね、あれがあったからこそ
      今のあたしがあるのよ。
    : 戦う力も得られたし、仲間もいる。
      だから、あたしは何も後悔してない。
      そこんとこ、勘違いしないでよね。
    : 特に、シャオ。
      あたしとあんたは繋がってるんだから
      何考えてるかもだいたい筒抜けよ。
    : 贖罪とか、懺悔とか
      もし口に出して言ってみなさい。
      ……ぶっとばしてやるから。
 シャオ : ……やれやれ。
       あの師にして、あの弟子あり、だね。


 禍なる伝承  
 シャオ : 新しいマターボードの準備が出来たよ。
       これを受け取って欲しい。
     : いつも君頼りで申し訳ないけど
       よろしく頼むね。


 霞んだ記録、微かな記憶  
 シャオ : ○○。
       待ってたよ。
     : データ整理も一通り終わった。
       この前のハルコタンでの出来事について
       ちょっと整理してみよう。
     : あのとき、降下してきたダークファルス
       あれは、十年前の【若人】だ。
       取得していたデータと一致してる。
 マトイ : あれが、十年前の【若人】?
       そのダークファルスって
       十年前にいなくなったんじゃないの?
 シャオ : ……本当に、覚えてないんだね。
 マトイ : ?
 シャオ : ……ごめん、何でもない。
       正しく言えば、あの【若人】は
       【双子】の作り出したコピーだろう。
     : あの【双子】というダークファルスに
       他のものをコピーする性質があるのは
       レギアスたちの報告で聞いている。
     : ……でも、それはあくまで
       『喰った者』に限定されるはずなんだ。
     : しかし、【若人】は喰われてなくて
       頻繁にリリーパに姿を見せている。
       ……何かが、おかしい。
     : 順当に考えれば、ハルコタンに現れた
       十年前の【若人】が偽者だけど……
 マトイ : ……わたしは、そうは思わなかった。
       すごい力だったのもあるけど
       それ以上に……本物と感じたから。
 シャオ : ……マトイがそう感じたのなら
       なおさら無視はできない。
       調べてみた方がよさそうだね。


 介入拒絶  
 A.P.239/2/25
 シャオ : ……○○。
       きみの言いたいことはわかってるよ。
     : もう一度、十年前に行ってみて
       何があったのか見てくればいいって
       そう思ってるんだろう?
     : ぼくもそれを考えたんだけど……
       ちょっと無理っぽいんだよね。
     : 二代目が消えた後のあの時代は
       介入が拒絶されている。
       おそらくは、シオンの仕業だ。
     : 忘れさせたけど、変えさせないって
       ほんと、わがままな話さ。
       やることが極端だよ、まったく。
     : とはいえ、記憶を残してる人も
       いるみたいだし、話を聞いていけば
       何かつかめるかもしれないね。


 ふたりの【若人】  
 A.P.239/3/1
 シャオ : ……なるほど、ね。
       十年前に現れたダークファルスは
       『子供の姿をしていた』か。
     : 一人だけなら
       記憶違いの可能性もあるけど
       複数が言うなら、ほぼ確定だろう。
     : 十年前に現れたダークファルスは
       【若人】だけじゃなかったんだ。
     : 二代目と戦い、敗れた【若人】。
       そして、その後に
       ……【双子】が、現れた。
     : シオンにとって重大だったのは
       二代目の喪失。【若人】との戦い。
     : だから【若人】のことは消されていて
       【双子】のことは消しきれていない。
       ……そういうことか。
     : でも、そうなると【双子】が
       コピーしていた【若人】は本物……?
     : じゃあ……採掘基地周辺に現れる
       今代の【若人】は、何だろう?
 マトイ : あ、やっぱり、ここにいた。
       ○○。
       ロジオさん、話があるみたい。
 ロジオ : ○○さん。
       今から採掘基地へ、行けますか?
    >どうして?
 ロジオ : おそらくですが……
       数時間以内に、【若人】が
       姿を見せると思います。
    >何か掴んだのか
 ロジオ : はい。確定ではありませんが
       おそらく数時間以内に、
       【若人】が現れます。

 シャオ : ロジオ、その分析データ
       こっちにも回してもらえるかな?
     : ……そうか。
       大気だけじゃなく、砂の成分にも
       情報を求めて……なるほど。
 ロジオ : リリーパには、長く居ましたから
       もしかしたらと思って……
 シャオ : ははっ、やっぱり演算はしょせん演算。
       体験には敵わないね。
     : ○○。
       ロジオの予測はぼくが保証する。
       行ってくれるかい?
 マトイ : じゃあ、わたしも!
 シャオ : おっとマトイ。
       きみは検査があるから、お留守番。
 マトイ : ええっ、またあ!?
       そんな、わたしも一緒に……
 シャオ : フィリア呼ぼっかなー?
 マトイ : ……○○。
       気をつけてね。
       わたし、応援してるから。
 シャオ : マトイと【若人】を会わせるのは
       得策じゃない気がするんだ。
       ……悪いけど、お願い。


 闇を抱いた歴史  
 A.P.239/3/7
 シャオ : ダークファルス【双子】。
       喰った相手のコピーを生み出す
       ダークファルス、か。
     : 最後の最後に、一番厄介なのが
       残っちゃったね。
     : あいつは【若人】と【敗者】の力を
       すでに喰っている。そしておそらく
       【巨躯】の力も、手にしているはずだ。
 マトイ : ……また
       ハルコタンに現れるのかな?
 シャオ : 遊び場として気に入ってたから
       おそらくはね。
       可能なら、そこで決着をつけたい。
     : ハルコタンのことは
       ハルコタンの神様に聞くのが、一番だ。
       二人とも、行ってくれるかな?
 マトイ : うん、まかせて!
       検査も終わったし、体調万全!
       今ならなんだって出来ちゃうよ!

 シャオ : ○○。
       君も、身体は大丈夫かい?
     : いや、大丈夫ならいいんだ。
       少し気になっただけ。
     : 常に最前線に立って戦う君の姿が
       少し、十年前の彼女と重なってね。
     : ……無理だけはしないように。

 【双子・男】 : ……ふう、やれやれ。
          戻ってくるのに手間取っちゃったね。
 【双子・女】 : まったく、まったく。
          【巨躯】もやってくれるよね。
          まあ、もういないから、いいけど。
 【双子・男】 : そうだね、もういないやつのことを
          考えても仕方ないもんね。
 【双子・女】 : ……それにしても、いつもいつも現れる
          あのアークス。いい加減、邪魔だね。
 【双子・男】 : ……いい加減、うっとうしいよね。
          そろそろ、喰べちゃいたいね。
 【双子・女】 : うん。
          そろそろ、やっちゃおうか。


 想いの辿り着く先  
 A.P.239/3/17
 シャオ : 悪いね○○
       わざわざ来てもらって。
     : この前のことも含めて
       ちょっと話でも、って思ってさ。
       ま、ゆっくり話そう。
     : ……【双子】に喰われたあと
       その中でルーサーに出会い
       脱出の協力をしてくれた、か。
     : にわかには信じがたいけど
       ……脱出したのは事実だから
       すべて、本当なんだろうね。
     : ところで……
       ○○。
       身体の調子は、どうだい?
   >特に問題はない
 シャオ : ……そうだろうね。
       マトイも同じ事を言ってたよ。
     : むしろ上り調子のはず。
       身体が、そっちに傾いているからね。
   >調子がいいぐらい
 シャオ : ……そうだろうね。
       マトイも同じ事を言ってたよ。
     : むしろ上り調子のはず。
       身体が、そっちに傾いているからね。

 シャオ : ……君はこれまで、ダーカーや
       ダーカーの影響を受けたエネミーを
       どれだけ倒してきたか、覚えてる?
     : 答えはね
       ……○○体。
       この数字は、尋常じゃないんだよ。
     : 君と、マトイは
       ……戦いすぎている。
     : アークス以外がダーカーと
       戦ってはならない理由。
       君も知っているだろう?
     : ダーカーを倒しても、残滓が残り
       それが体内に蓄積されて
       やがて侵食されてしまう。
     : ナベリウスの原生生物も
       アムドゥスキアの龍族も
       そうだった。
     : ハルコタンには神子の加護があり
       侵食されにくいみたいだけど
       万能ではなさそうだ。
     : だけどアークスなら大丈夫。
       アークスの体内にあるフォトンが
       ダーカー因子を中和するから。
     : けど、それにしたって
       限度はあるんだよ。
     : 数多のダーカーを撃破し
       侵食された原生生物を浄化し
       ダークファルスすらも撃退する。
     : さらに、ダークファルスに喰われつつ
       その内を砕くほどの力を発揮し、脱出。
       ……その影響は、計り知れない。
     : ……ごめん。
       脅すような口調になっちゃったね。
     : 無理をするな、というのが
       ぼくとフィリア、共通の見解だよ。
     : 普通に戦ってる程度なら
       問題はないと思う。
       すぐに何かがあるわけじゃない。
     : ……忘れないで。
       アークスは、君だけじゃない。
       でも、君は一人しかいないんだ。


 管理者として、友として  
 A.P.239/3/21
 シャオ : ○○。
       それに、マトイ。
 マトイ : ……シャオくん。
       わたしたち、ちょっと急いでて……
 シャオ : 知ってるよ。
       スクナヒメを手伝うために
       ハルコタンに向かうんだろう?
     : だけど、それはダメだ。
       アークスの管理者として
       君たちには、待機を命じる。
 マトイ : え……ど、どうして!
 シャオ : 言っただろう、君たちは
       戦いすぎているんだよ。
     : ダーカーだけじゃなく、【巨躯】や
       【若人】【敗者】をも打倒し……
       【双子】の内的宇宙すら喰い破った。
     : その過程において
       君たちの体内に蓄積した闇は
       いつ爆発しても、おかしくないんだ。
 マトイ : でも!
 シャオ : でも、じゃない!
       本当にわかってるのか!?
     : 死ぬかもしれないんだぞ!?

   >だから、見捨てるのか?
 シャオ : ……その言い方は、卑怯だ。
   >他の人なら、死んでもいいのか?
 シャオ : ……その言い方は、卑怯だ。

 マトイ : ……シャオくん。
       心配してくれて、ありがとう。
     : でもごめん、わたしたち、行くよ。
       スクナヒメを助けて……
       【双子】を止めないと。
 シャオ : ○○!
       マトイ!
       ぼくは、アークスの管理者だ!
     : いざというとき、容赦はできない。
       ……それだけは覚えておいて。
     : ……どうか、無事で。


 君にできること  
 A.P.239/3/24
 シャオ : マトイは……姿を消した。
       目下、捜索中だよ。
     : でも、見つかったとしても
       君にできることは、なにもない。
     : ……ゆっくりと、休んでくれ。
       君にできるのは、それだけだ。
     : ああもう、人間に近すぎると
       こういうとき辛いなあ……


 管理者失格  
 A.P.239/3/25
 シャオ : ……おっかない顔が二つに増えたね。
       サラに○○
       二人とも、少しは笑ったらどう?
 サラ : ……シャオ、聞かせて
      どうして、情報を公開して
      マトイを探しているの?
    : ううん、そうじゃない……
      あんたは、マトイを見つけた後
      どうするつもりなの?
 シャオ : 殺すよ。
     : ……シオンなら、そうする。
       なんとしてでも、殺す。
       封印した絶対令を使ってでもね。
     : ぼくが演算してみても、最適解は
       「マトイの即時抹殺」だった。
     : まだ間に合うから
       今のうちに見つけて
       すぐに殺そう、ってね。
 サラ : シャオ、あんた……!
 シャオ : ……ぼくは、シオンに作られた
       彼女のバックアップだ。
       劣化コピーといってもいい。
     : あらゆる性能において
       彼女に及ぶべくもない。
     : だけど、そんなぼくでも
       彼女にひとつだけ勝るものがある。
     : それは……人の心を解するちから。
     : 「マトイを殺そう」
       「殺しておくべきだ」
       「殺さねば、ならない」
     : ぼくが、ただのバックアップなら
       間違いなく、そう言ったはずだ。
     : でも、ぼくは
       そんなこと、したくない。
       ぼくの心は、言っている。
     : マトイを殺さないで、って。
 サラ : シャオ……
 シャオ : ……あーあ、なんだろうねこれ。
       ぜんぜん理論的じゃない。
       こんなの管理者失格だよ。
     : さ、雑談はおしまいだよ。
       ぼくたちには、まだまだ
       やることがあるんだからね。


 ぼくがここにいる理由  
 A.P.239/3/28
 シャオ : ○○。
       どうしてぼくが、マザーシップ内に
       戻らずにここにいるか、わかる?
     : ……ぼくはね
       みんなが頑張っている姿を
       見るのが好きなんだ。
     : みんなの姿を見ていると
       ぼくも生きているって気が
       してくるんだよね。
     : ……マトイもさ
       よく、会いにきてくれたんだ。
       ふわふわーっとした感じでね。
     : 何をしでかすかわからない
       彼女の危うさや、幼さは
       ほんと、見ていて飽きなかったよ。
     : それに、頑張ってる彼女を……
       十年前から頑張り続けている彼女w
       ぼくたちは知っているし、見てきた。
     : そんな、マトイや、ぼくたちの
       歩んできた道の終わりが……
       こんな結末で、あってたまるか。


 不確かな未来  
 A.P.239/3/31
 シャオ : マトイは今どこにいるのかって?
       ……目下、捜索中だよ。
       わかったら、ちゃんと連絡するさ。
     : 彼女を元に戻すための方法も
       探しているから……
       とにかく、君は休んでいて。
 ウルク : ……ダメだよ、シャオくん。
       そういう嘘はもうやめようって
       半年前に約束したじゃん。
     : マトイちゃんは、惑星ナベリウスの
       遺跡にいるみたいだよ。
       じっと、動かずに佇んでるって。
 シャオ : ウルク!
 ウルク : 嘘偽りない情報公開は管理者の義務。
       怒られるいわれはないよ、シャオくん。
     : それに、元に戻す方法を探すって
       何か見つかりそうなものなの?
     : 対して○○
       あなたには、何か手があるの?

   >手はない……けど、助けたい
 ウルク : ははっ、回答になってないよ。
   >必ず、助けてみせる
 ウルク : ははっ、回答になってないよ。

 ウルク : でも、そういう答えが
       一番、アークスっぽいと思う。
     : あの人を守りたいから、守る。
       かの人を助けたいから、助ける。
     : みんな、根っこにある気持ちは
       きっとそれだけのはずだから。
     : フォトンに、強い負の意志や感情が
       結びつき、間違った形で具現化したのが
       【深遠なる闇】……
     : ……なら、それを正すのも
       フォトンなんじゃないのかな。
     : 【深遠なる闇】に対抗しうるぐらい
       強くて真っ直ぐでひたむきな
       想いの力、なんじゃないのかな?

   >信じてほしい
 シャオ : ……ああ、もうほんとうに
       ぼくは観測者失格だなあ。
       こんな選択、論理的じゃない。
   >任せてほしい
 シャオ : ……ああ、もうほんとうに
       ぼくは観測者失格だなあ。
       こんな選択、論理的じゃない。

 シャオ : ……けど。
     : きっとそれこそが……
       ぼくが導き出すべき、答えだ。
     : ○○。
       君に任せる。
     : アークスの全戦力を使って
       君を、マトイのもとへ
       送り届けてみせる。
     : 演算でもわからない……
       全知すら、およばない……
       不確かな未来を、君に託す!


 煌き来たりて  
 A.P.239/5/1
 シャオ : やあ、○○
       いいところに来てくれたね。
 ウルク : ……うー、頭パンクしそう。
 シャオ : そんな一気に
       詰め込もうとしなくても大丈夫だよ。
       ちゃんと資料も用意するからさ。
 ウルク : 文字情報だと目が滑るんだよー……
       引き継ぎだからしっかりやりたいし
       頑張って聞くから、続き!
 シャオ : いや、このまま続けても効率が悪い。
       いったん休憩しよう。
     : ちょうど
       ○○に
       話しておきたいこともあったしね。
 ウルク : 話しておきたいこと?
 シャオ : 今、ウルクに伝えていたことを含めて
       ○○には
       きちんと説明しておきたいんだ。
     : ○○。
       ぼくはアークスの管理を
       段階的に手放そうと思っている。
     : 演算や予測は引き続き行うけど
       管理については、ウルクや六芒……
       アークスのみんなに任せるつもり。
     : 集中管理は危ないという経験から、とか
       アークスの独り立ちのために、とか
       理由はいろいろあるけれど……
     : 一番の理由は【深遠なる闇】の
       抜本的対策を算出する演算に
       集中したいから。
     : 答えがあるかどうかも解らない問題さ。
       けど何もしないわけにはいかない。
       もう、犠牲を生みたくはない。
     : 【深遠なる闇】を留めておけているのは
       君の……【仮面】のおかげだ。
     : 復活しかけた【深遠なる闇】を
       君が押さえ込み、力をそぎ落とす。
     : 力の落ちた【深遠なる闇】の内から
       【仮面】が表に出てきて、その能力を
       行使し、時間遡行する。
     : 自分の時間を、巻き戻す。
       【深遠なる闇】復活直前の状態まで。
       ……そこまで戻るのが、限界。
     : それを繰り返しているおかげで
       【深遠なる闇】はあの地に
       留められているんだ。
 ウルク : でもそれだと、【仮面】はずっと……
 シャオ : そう。【仮面】を犠牲にし続けている。
       それに、このサイクルもいつまで
       保つかはわからない。
     : だから、すべてを救う方法を
       探すため、ぼくは徹底的に
       演算を行いたいんだ。
     : ……とはいえ、どうにもまだ
       一波乱ありそうな感じだけどね。
 アフィン : た、たたっ、大変だ!
 ウルク : アフィン?

   >そんなに慌ててどうしたんだ?
 アフィン : あ、相棒もいるのか!
        おれにもなんて説明したらいいか……
   >まずは落ち着け、アフィン
 アフィン : あ、相棒もいるのか!
        おれにもなんて説明したらいいか……

 アフィン : え、ええっとお……!
        ユク姉から? いやどっかから?
        出てきて? いや、生まれて?
      : ああもう、なんて説明したらいいのか
        おれにもよくわからないんだ!
      : とにかく、こっちに来てくれないか!
        見れば一発でわかるはずだから!
        頼んだぜ、相棒!
 ウルク : ……なんていうか
       大混乱って感じだったね。
 シャオ : アフィンのバイタルは問題なしだから
       命に関わる問題ではないようだけど
       あの慌てかたは尋常じゃないね。
     : 誰も知らない、新たな未来が
       紡がれはじめている。
     : ……ぼくが君に託すマターボード
       おそらく、これが最後かな。
     : あれに変わる可能性の可視化については
       いろいろ考えてるけど……
       まぁそれは別件か。とりあえず。
     : いつも通り、よろしく頼むよ。
       ○○。


 とにもかくにもきみ頼り  
 A.P.239/5/1
 シャオ : 最初のアプレンティス……
       いや、アウロラという女性が
       ユクリータの中から出てきたか。
 ウルク : にわかには信じられないけど
       実際に出てきてるんだもんね。
     : それに最近、こういう
       信じられないことばっかり起きてるし
       あり得ない話……ではないか。
 シャオ : ユクリータとリンクしていると
       言われてしまった以上
       下手に手も出しにくい。
     : ふむ。
       なかなかどうして、話の仕方を
       わかっている相手じゃないか。
 ウルク : 気楽に言うね、シャオくん。
       問題が増えたってことなんだよ?
 シャオ : 問題、とも断定できないさ。
       もしかしたら彼女から
       有益な情報を得られるかもしれない。
     : ○○。
       彼女は言ったんだろう?
       自分は原初のアプレンティスだ、って。
     : それはつまり、最初の最初に
       フォトナーが生み出した
       【深遠なる闇】を知る存在ということ。
 ウルク : ……あ、そっか! そのときの
       【深遠なる闇】の情報が得られれば
       倒し方なんかがわかるかもしれない!
 シャオ : フォトナーでも封印が精一杯だったし
       過度な期待はしないけど、それでも
       無駄にはならないはずだ。
     : でも、その情報収集という重責を
       アフィンだけに任せるのは
       ちょーっと、心許ないかな。
 ウルク : ……うーん、そうかもね。
       いざというときに
       わたわたと慌てちゃいそうだし。
 シャオ : ということで、今回も頼むよ。
       ○○。
 ウルク : 大丈夫大丈夫。
       あなたならできるできる!


 轍は踏ませない  
 A.P.239/5/8
 ウルク : うーん、人の欲望や悪意、かぁ……
       それが際限ないってのには
       反論できないところだねー。
     : わたしにだって、多少なりとも
       欲はあるしさ。
 シャオ : どんな前例や教訓も、時を経れば
       風化し、忘れられていく。
     : フォトナーがたどった道を
       アークスがたどるかもしれない
       っていうのは、否定できないね。
 ウルク : んー、じゃあどうする?
       管理の移行、やめておく?
 シャオ : アウロラが論じているのは
       可能性の話で、確定の未来じゃない。
     : 彼女は、フォトナーであるときに
       ずっと醜い世界を見てきたから
       人の可能性を信じられない。
     : ぼくは、サラや君たちと触れ合い
       ともに歩んできたから、人の可能性を
       信じることができる。
 ウルク : まーね。
       【深遠なる闇】から、マトイちゃんを
       救い出しちゃうくらいだもんねー。
 シャオ : どうなるかわからないから
       未来は楽しい。
     : シオンは、そう言った。
       ぼくも、そう思う。
     : だからぼくたちは
       思うがままに進もう。
     : それが正しいか間違ってるかは
       きっと未来が示してくれるさ。
     : それこそが
       シオンすら知り得ない
       未来のかたちだよ。
 ウルク : さーって、それじゃあわたしも
       もう少し頑張らないとねー。
     : フォトナーの轍を踏まないためにも
       しっかり勉強しておかないと。
       んじゃ、二人ともまたねー。
 シャオ : ……ところで
       ○○。
     : しばらくアウロラを見ていて……
       いや、リリーパを回ってみて
       何かおかしなところとか、なかった?
     : 【深遠なる闇】の復活以降
       惑星リリーパのフォトン係数が
       常に高い値を示しているんだ。
     : 今現在、特に何が起きているって
       わけではないみたいだけど……
     : 今回の件は何かの予兆かもしれない。
       もうしばらく、監視を頼むよ。






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