ゼノ : おっ○○
久しぶりだな、元気してるか?
: オレ? オレは見ての通り
ピンピンしてるように見えて
相当お疲れモードだぞ?
: まさか姐さんの特訓が
ここまで過酷というか
理不尽とは思わなかったぜ。
: 一度でも攻撃を防御したら殺す。
防御されても殺す、全部避けて
全部当てろ、とかな。
: 必死こいて攻撃当てたら
当てられたことに怒り出して
すさまじい殺気放ってくるんだぜ?
: その無茶苦茶な毎日のおかげで
相当に鍛えられた気もするんだが
正直、生きた心地がまったくしない。
: ああもちろん、今も特訓中だよ。
ほかのアークスに目撃されずに
ダーカーを殲滅しろ、ってな。
: これも失敗したら、「殺る」って
言われるんだろうよ。
老いてますます血気盛んな婆さんだ。
: え? お前さんに見られてる?
……あー、まあ、大丈夫だろ?
大丈夫じゃねえかな、たぶん……
: ……なんかダメな気もしてきた。
殺られてる自分のビジョンが
容易に想像できちまうぞ。
: ……いざという時、オレが
駆けつけなかったら、その時は
姐さんに殺られたものと思ってくれ。
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A.P.228/7/9
ゼノ : あんな簡単に原生生物を……?
……すげえ。
: あ、ああ、悪い。
のぞき見するつもりはなかったんだ。
たまたま通りかかってさ。
: 通りかかった時にすげえ音がしたからさ。
何かと思って見てみたら
あんたがエネミーをのしてた、と。
: なあ、あんたアークスだよな?
どうやったらそんなに強くなれるんだ?
: どういう訓練してる?
そもそも、適性は何に向いてた?
それからそれから……
: ああくそ、エコーのやつ!
こんなときに呼び出して来やがって!
: ……とはいえ、ほっとけねえか。
悪い、強いアークスさん!
また今度話聞かせてくれ!
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A.P.228/7/11
ゼノ : ……こんだけの数を一人ってなると
ちょっと面倒だな。
: ……まったく
とんだ演習になっちまったぜ。
: え……!?
あんた……この前の!
: いやあ、助かった助かった。
連戦連戦でさらに囲まれたから
正直、肝が冷えてたんだよ。
: ああっと、悪い。
自己紹介がまだだったな。
: オレはゼノっていうんだ。
あんたは?
シャオ : 無闇矢鱈に未来の情報を
過去に落としてきちゃだめだよ。
……適当にはぐらかして。
>極秘任務中だから、秘密
ゼノ : ……極秘任務中か。
そりゃ名前も言えないよな。
: じゃあ、何て呼ぶか
オレが決めちゃってもいいか?
>好きに呼んでいいよ
ゼノ : 名前、隠してるのか?
極秘任務中とか?
んー、それじゃあなんて呼ぶかな。
ゼノ : 強いアークスさん……は長い。
先生……は違うか。
もっとしっくり来る何か……
: ……よし! 師匠だ!
あんた、ムチャクチャ強いから
オレはあんたを師匠って呼ぶ!
: 助けてくれてありがとな、師匠。
: へへっ、師匠って呼ぶと
なんだかいろいろ
聞きやすい気がしてくるな!
: さっそくだが師匠
ちょっと聞きたいことが……
: って、エコーからの通信かよ!
ほっとくとうるせえし……
……あーもう、仕方ねえ!
: 師匠、今度会った時には
強くなる秘訣とかそういうの
たくさん聞かせてくれよ!
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A.P.228/7/19
ゼノ : 師匠、師匠ーっ!
: はあっ、はあっ……
やっと見つけたぜ師匠。
: 前に言っただろ。
強いアークスになるための心構え
聞かせてくれよ!
: たとえば、師匠が自分の先輩に
どんなことを教わった、とか!
いろいろ聞きたいことは山盛りだ!
: 後輩を助けるのが先輩のつとめ?
それ、師匠の先輩が言ってたのか。
: 師匠の先輩って言いにくいな……
面倒だから、師匠が言ってたって
ことでいいや。
: それにしても、やっぱ師匠は
いろんなこと知ってるよなー。
やっぱ、現場は違うってことだな。
: 今はダーカーの攻勢が強いからさ
どうやって効率よく撃退するとか
そういう話ばっかなんだよ。
: 後輩のため、どころか
まず人のためって発想がない。
: みんな、自分のことで
手一杯って感じで、周りにまで
目がいってないんだろうなあ。
: ……って、やべっ!
研修すっぽかしてきてたんだ!
師匠、またな!
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A.P.228/7/28
ゼノ : おーい、師匠ーっ!
よーやっと、見つけたぞー。
: また人のために動いてんの?
さすがというか、なんというか
相変わらず忙しそうだな。
: でも、そういうことをしてきたから
強くなったっていうのなら
オレも真似してみるかなあ……?
レギアス : 見つけたぞ、問題児!
ゼノ : げっ、レギアスのじじい……!
レギアス : 勝手に実地訓練に向かうなど
ずいぶんと好き勝手な真似をする。
苦情が私にまで回ってきたぞ。
ゼノ : い、いーじゃんかよ!
伸び伸びと戦ってた方が
成績もいいんだし!
レギアス : だが、そういう戦い方では
いずれ大切なものを守れなくなる。
お前は、それでいいのか?
ゼノ : よく……ねー、けど。
レギアス : ……とにかく、規則は規則だ
いかに才能に優れていようとも
例外はない。
: さあ、帰るぞ。
帰って説教の時間だ。
ゼノ : うぇー……
レギアス : 騒がせたな。
こやすのことは私に任せ
君は任務に戻ってくれ。
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A.P.228/8/7
ゼノ : あっ師匠! 久しぶりだな!
全然会えなくて
ちょっと寂しかったんだぜ?
: 座学とか聞いているより
師匠の話を聞いたり、動きを見てた方が
勉強になるんだよ。
: だから師匠、もっとたくさん
オレに教えてくれよな!
……って、師匠?
: どうしてそんな困ったような
顔するんだよ。
: ……もしかして師匠
どこか遠くに行っちまうのか?
: 今度は図星、って顔だな。
なんだよ、せっかく
知り合えたってのに……
: ……よし、じゃあオレも
師匠についていく! 学校もやめる!
もっといろいろ教えて欲しいからな!
>やさしく諭す
: アークスじゃないからダメって……
じゃあ、アークスだったら
オレを連れてってくれたのか?
: ……連れてってくれないだろ?
オレだってわかってるよ
元々無理なお願いだってことは。
>はっきりと拒絶する
: 実力不足って……
ははっ、容赦ないな師匠。
とってもわかりやすい理由だ。
: でも、師匠。
オレに実力があったとしても
連れて行く気、ないんだろ?
: 連れてってくれれば、絶対に今より
もっと、もーっと強くなって
師匠の役に立ってみせるのに……!
: ……よーし、やってやる!
すぐに師匠に追いついてやるからな!
見てろよ、師匠!
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