A.P.239/1/8
マトイ : ○○。
見て見て、すごいよ。
: 真っ白いお城に、真っ黒いお城。
: ふふっ、なんだか嬉しいな。
○○と
並んで、こういう所にいられるのが。
: わたしを特例でアークスにしてくれた
シオンくんのおかげだね。
……ん?
: でっか……
この星の、原住民なのかな?
: あ、あの、わたしたちは……
白の民 : ■■■■■!
■■■■■■■■■■■!
白の民 : ■■■■■■■■■■■■!
■■■■■■■■■■!
白の民 : ■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■!
マトイ : ううう……未翻訳だから
何て言ってるか全然……
: ……今のひと
何か様子が違ったね。
白の民 : ■■■■、■■■■■■■!
白の民 : ■■■■■■■■■■■■!
白の民 : ■■■■■■! ■■■■!
マトイ : ああもうっ!
崇められてるような気がするけど
何が何だかわからないっ!
: ○○!
このままじゃらちがあかない。
戻って、シャオくんに相談しよう。
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A.P.239/3/15
スクナヒメ : ……はぁ。
コトシロ : スクナヒメさま……
マトイ : あ、○○。
……なんだか、声がかけづらくて。
コトシロ : ……!
スクナヒメさま!
スクナヒメ : なんじゃコトシロ、うるさいぞ。
わらわは今とても気分が悪いと
言っておろう……が……
: ……○○!
マトイ!
そなたら、無事じゃったのか!
マトイ : あ、ああ、うん。
おかげさまで、無事でした。
スクナヒメ : おかげさま、ではなかろうよ!
わらわがあの童の力を見誤ったが故に
あのようなことに……
: すまぬ。本当に、すまぬ。
そして、ありがとう。
よくぞ、無事に帰ってきてくれた。
コトシロ : ……私からも、感謝する。
二人が居なくなってからというものの
ずっとふさぎこんでおられてな。
: 何をするにも、心ここにあらず。
やりにくくて仕方がなかった。
……笑顔を見るのも、久しぶりだ。
スクナヒメ : コトシロ、余計な事を言うでない!
無事ならば、それでよい。
生きておるならそれでよいのじゃ。
: ……だが、そのせいで
ずいぶんと無理を
させてしまったようじゃの。
マトイ : そう、かな?
……そうなのかもね。
スクナヒメ : ……のう、二人とも。
のんびりと生きてゆく気はないのか?
: 望むなら、そなたらの住処ぐらい
この星に用意しよう。
いかなる敵も、わらわが祓おうぞ。
: そなたらが守ろうとしているものは
その身をなげうってまで
守るべきものなのか?
: そこまでして、守るものなのか?
>……わからない
マトイ : ……わたしも、わからない。
きちんとした理由なんて
考えたこともなかった。
>マトイはどう思う?
マトイ : わたしは……まだ、わからない。
きちんとした理由なんて
考えたこともなかった。
マトイ : わたしの記憶は
○○に
出会ってからが、全て。
: その全てが、わたしにとって
大切なことで、大切なものなの。
: ……きっとね、記憶を失う前の
わたしにも大切なものは
あったんだと思う。
: それがなんなのかは覚えてない。
もしかしたら、もう無いのかもしれない
けどわたしは……それがわからない。
: ……だからこそ
今度こそ、守りたいんだ。
わたしの大切なものを。
: わたしが守りたいから、守る。
: ルーサーの言うとおり……
滅びが必定なんだとしても
……守ってみせる。
スクナヒメ : ……そうか。
守りたいから、守る、か。
: きっと、あの時の父上や母上も
同じ気持ちだったのじゃろうな。
: でなければ、とてもとても
命を捨て、禁忌を犯してでも
わらわを救おうなんて考えるまいて。
: あいわかった二人とも。
わらわはもう何も言わぬ。
: ただ、隠居したくなったら
いつでも言うとよいぞ。
わらわは大歓迎じゃからな。
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A.P.239/3/18
マトイ : …………っ。
: ……ふう、落ち着いたかな。
: ……って
○○!
いつから、そこに!
>調子が悪いのか?
: ……ううん、違う。
調子が悪いとか、無理をしてるとか
そういうのじゃないの。
>無理はするな
: ……ううん、違う。
調子が悪いとか、無理をしてるとか
そういうのじゃないの。
: 身体の調子はむしろ、良くて……
調子が良すぎて、怖いぐらい。
: 自分の力だけじゃない
たくさん、いっぱいの力が
集まっている感じがする。
: でも、自分の中で、自分じゃない
なにかが暴れている感じもして……
ちょっとだけ、怖い。
: ……でもね、そういうとき
ああやって静かに待ってると
心が落ち着いてくるの。
: ○○の姿を
思い浮かべて待ってると
とても、落ち着く……
: だから、びっくりしちゃったよ。
目を開けたらあなたがいてさ。
: まるで、夢の中から
出てきてくれたみたい。
ふふっ。
: ……ということで、休憩おしまい。
【双子】との戦いについて
スクナヒメと相談しないと。
: ○○。
わたし、先に行ってるね。
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A.P.239/5/4
マトイ : あの、えっと、二人とも……?
サラ : ……こんなところで何してるのよ
クラリスクレイス。
あんたナベリウスに出撃してたでしょ。
クラリスクレイス : ふん、それはこっちの台詞だ。
サラだってナベリウスに出撃してるって
報告があったじゃないか。
サラ : あたしはもう用事が終わったの。
ここにいても何の問題もないでしょ?
クラリスクレイス : 私だってそうだもんねー!
私は先代に用があるんだ。
サラ : おあいにくさま。
あたしも、マトイに用があるのよ。
: ていうかあんた、先代先代って
いい加減、マトイのこと
名前で呼んであげなさいよ。
クラリスクレイス : 先代は先代だから問題ないもーん。
サラこそ、呼び捨ては失礼じゃないのか?
サラ : 別にいいでしょ。
マトイが嫌がってないんだから。
クラリスクレイス : わからないぞー?
嫌がってるかもしれないぞー?
なあ、先代?
サラ : それいったら、あんたの呼び方だって
言ってないだけで嫌がってるかも
しれないでしょ。ね、マトイ?
マトイ : ……あ、えっと、わたしはね
呼び捨てでも、先代って呼ばれても
どっちでもいいかなあ、なんて……
サラ : はっきりして!
クラリスクレイス : はっきりして!
マトイ : ご、ごめんなさい!
: うう、なんでわたし怒られたの……?
: ……あ
○○!
助けて! 何が何だかわからないの!
>……何をやってるんだ?
マトイ : わたしにもわからないの。
二人とも同時にわたしのところに来て
急に口論し出しちゃって……
>……二人とも、他に目的があるんじゃ?
マトイ : ……二人の、目的?
サラ : ……あ。
クラリスクレイス : ……あ。
サラ : そう、そうよ、そうだったわ。
こんなおバカさんと口論しに来た
わけじゃなかった。
クラリスクレイス : 私だってケンカに来たわけじゃない。
勝手にサラが噛みついてきただけだ。
マトイ : えっと、二人とも
わたしに用事があるってことだよね?
……なにか、悪いことしちゃったかな?
サラ : そ、そういうわけじゃないの!
クラリスクレイス : そうだ、先代は何も悪くない!
マトイ : えっと……じゃあ、何だろ……?
サラ : これっ!
クラリスクレイス : これを!
マトイ : ……これ、ナベリウスに咲いてる、花?
クラリスクレイス : 精一杯考えたのに……!
サラ : よりにもよって
この子とかぶった……!
マトイ : ……二人とも、どうしてこれを。
サラ : あ、えっと、マトイにはお世話になって
ばっかりだったから、何かお礼を
形として渡したくて……
クラリスクレイス : でも、何をあげたらいいかわからなくて
喜びそうなもの、って考えたときに……
これが、思い浮かんだんだ。
サラ : ほんとはもっときちんとしたものを
あげるべきとも思ったんだけど……
クラリスクレイス : そういうものよりも……
これがいいんじゃないか、って……
マトイ : わたし、この花大好きなんだよ。
ね、○○?
: ……ありがとう、二人とも。
わたし、すっごくうれしい。
: ……でも、一番嬉しいのは
二人の気持ち。
: 本当にあったかくて……
ありがとう。
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A.P.239/5/5
クラリスクレイス : なー、先代先代ー!
先代は、どうしてそんなに強いんだ?
マトイ : え、えっと……
シオンさんのおかげじゃないかな?
クラリスクレイス : そっか、そうなのか。
そういえば先代、その武器
新しいヤツだよな。
: 誰に作ってもらったんだ?
どんな感じだ、使いやすいのか?
マトイ : う、うん、シャオ君がジグさんに
頼んで作ってくれたんだって。
: わたしが使うと普通の武器は
すぐに壊れちゃうから
使い勝手の差は、わからないかも。
クラリスクレイス : ふーん、ふんふん。
ところで先代はどうやって先代に
なったんだ? 選ばれたのか?
マトイ : ええっと……わたしはシオンさんに
空席の六芒をあてがわれたみたいで……
多分、絶対令対策だと思う。
: いつもまにかなってた、という意味では
クラリスクレイスちゃんと同じかな。
クラリスクレイス : そっか、わたしと同じか!
ふふ、それは悪い気がしないな!
サラ : ……ああ、貴方か。
見てほら、あのクラリスクレイスの
懐きっぷり。
: 聞きたいことがいっぱいあるんだ、って
意気揚々と言ってて、いざ戻ってきたら
カチカチで話せなくなっちゃって……
: それで、この前のプレゼントで
勢いをつけて距離を縮めたら、あれよ。
……極端ったらあちゃしない。
: マトイもマトイよ。
何でもかんでも答えてあげちゃうから
より懐いてしつこくなって……
: ……ずーっとべったりで。
まったく……!
>羨ましい?
サラ : は……はあぁっ!?
ば、バッカじゃないの!
そんなわけないでしょ!
>寂しい?
サラ : ぶっ!
そ、そんなわけないでしょ!
どうして寂しがらなきゃいけないのよ!
サラ : 羨ましくなんて全然ないし!
別に寂しくもないし!
: あ、あの子は前々から
マトイと話したいって言ってたんだから
思う存分話せばいいのよ!
クラリスクレイス : ん……? あっ、サラと
○○だ!
サラ : ……やば、見つかった!
クラリスクレイス : サラ、何をしてる!
こっちに来て、先代と一緒に話そう!
○○もだ!
: サラも、聞きたいことあるんだろ?
遠慮せずに聞くといいぞ!
先代は何でも答えてくれる!
サラ : ……こんなこと言われてるけど?
マトイ : あはは……まあ、わたしに答えられる
ことなら、なんでも話すよ。
: ……わたし、話すの好きだし
サラといっぱいお話してみたかったし。
サラ : ……そう。
: それじゃあ早速聞きたいんだけど
その服、マトイの趣味よね?
マトイ : ぶっ!?
クラリスクレイス : おー、それ私も気になってたんだ。
先代はいつもそんな感じの服だよな。
趣味なのか? 趣味なんだな。
マトイ : いや、これシャオくんが
用意してくれたもので!
わたしがお願いしたわけじゃなくて!
クラリスクレイス : そのぐらい肌を見せていたほうが
強くなれるのか?
マトイ : いやそんなことは絶対に……
……ないとも言い切れないのかな。
大気中のフォトン吸収もあるし……
クラリスクレイス : そうか!
じゃあ、私も脱げば
もっともーっと強くなれるんだな!
マトイ : だ、ダメダメ! 女の子はね
そんなふうに気軽に肌を晒したりしちゃ
だめなんだよ!
サラ : ……マトイが言っても説得力ないわね。
マトイ : うう……でも
サラには言われたくない!
クラリスクレイス : そういえば、サラは私よりも
肌を晒しているが、弱いな。
……ということは、関係ないのか。
サラ : ……あんたケンカ売ってる?
マトイ : ○○。
なんかこういうのって、いいね。
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