パティ : よい子のみんな、元気にしてたかな?
お久しぶりです! パティちゃんです!
ティア : どこ見てんのパティちゃん。
: あ、どうも、ティアです。
……なんだかこの挨拶も
久しぶりな気がするね。
パティ : ほーんと、いろいろあったもんねぇ。
あんなことや、こんなこと……
ティア : ……あんいも覚えてなさそうな顔だね。
パティ : ま、なにもかもがうまくまるーく
収まったってことでいいんだよね!
いやー、よかったよかった!
ティア : ○○さん。
……本当に、お疲れ様でした。
パティ : また会えて、嬉しいよ!
: さてさて、しかしアークスの
あたしたちは、休んでる暇など
ありはしないのでした!
: ここ、新たな惑星、ハルコタン!
白と黒のコントラストが綺麗!
ティア : 見た目の感想なんて聞いてない。
……なんでも、新しいダークファルスの
反応が、この惑星にあるって話。
: 原生民もいるみたいだけど
あんまり話を聞かないかも……
上手く交流できてるのかな?
パティ : 交流に上手いも下手もなーい!
当たって砕ける、ただそれだけ!
ティア : ……フォローに回されるほうの
身にもなって欲しいんだけど?
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パティ : 平穏に包まれていた惑星ウォパルに
突如出現した謎の遺跡群!
ティア : 謎じゃないよ。公表されてるよ。
ルーサーが利用していた研究施設だよ。
パティ : 解析に向かったパティエンティアを
遮るように立ちはだかる、謎の敵!
ティア : だから謎じゃないっての。
研究施設から出てきた海王種だっての。
パティ : 絶体絶命のあたしたち!
……果たして、運命やいかに!
: つづくっ!
ティア : 続かないよ。
あ、こんにちは、ティアです。
パティ : いやー、海岸調べてー、海底調べてー
もう流石に調べるところないだろって
思ってたら、続いたねー。
: 新たに出現とは
流石のあたしも予想外!
ティア : 海岸にあった残骸、海底の施設。
そして今回の遺跡。どれもはるか昔に
フォトナーが作ったものなんだって。
: その後、遺棄された施設を
ルーサーが利用していたみたい。
パティ : それにしても、フォトナーはさ
なーんでこんなの作ったんだろ?
ティア : ……それは誰にもわからない。
ルーサーも、本来とは違う
使い方をしていたみたいだし。
パティ : んー、遺跡の作りはなんだか楽しげ。
水だらけで穏やかな惑星だからー……
……はっ、ぴーんときた!
: ずばり!
フォトナーは、自分たち専用の
遊び場を作ろうとしてたんだよ!
ティア : はい? 遊び場?
パティ : だってこんな気持ちの良い気候と
水でいっぱいの惑星だよ?
遊びたくなるのが人情ってものでしょ!
ティア : ……あたらずとも遠からず、かも。
フォトナーはそのぐらい好き勝手に
やってたって、資料にあったし……
パティ : 娯楽や息抜きは必要不可欠!
そこにアークスも、フォトナーも
関係ないない!
: だからー、あたしたちもー
息抜きのため、泳いだり
遊んだりしちゃうってのは……!
ティア : ダメ。
|
パティ : はいはいどもどもー!
毎度おなじみパティエンティアの
姉のパティちゃんですよー!
: そしてこっちが妹のティア!
: そして今日はもう一人!
パティエンティアに新メンバーだよ!
さあ、出てらっしゃい!
イオ : ……ど、どうも。
イオ、です。
: ……って、センパイ!?
>……何やってんの?
イオ : いや、ちがっ、違くて!
これは違うんだ! センパイ!
: 一緒に来てくれないと困るって
パティさんに必死に頼まれて……
断り切れなくて……
>……はじめまして
イオ : せ……センパイっ!
他人のフリはやめてくれ!
笑われるよりもっと傷つく!
: パティさんに必死に頼み込まれて
泣き落としまでされて……
……仕方なく、なんだ。
パティ : いやー、いい加減あたしたち
パティエンティアも
マンネリ化してると思ってさ……
: ここで一つ、イオを
新メンバーで迎え入れて
てこ入れってわけ!
: どう? どう?
新しいパティエンティアの
可能性、感じないかな?
: ふふん、みんなあたしの妙案に
ぐうの音もでないと見える!
ティア : 呆れて声にもならないんだよバカ姉。
: ごめんなさい、イオ。
まさかパティちゃんがここまで
バカだとは思わなくて……
イオ : ……いいんです、ティアさん。
断り切れなかった
おれが悪いんだし……
ティア : とりあえず一旦帰ろ。
○○さんも
お騒がせしてごめんなさい。
: ……あ、パティちゃんは
勝手に一人で帰ってきてね。
じゃ。
パティ : …………あ、あっれぇー?
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パティ : はーい、こんにちわ!
パティちゃんですよー!
ティア : どうも、ティアです。
この前はご迷惑をおかけしました。
パティ : ……あたし、反省しました。
マンネリを恐れ、奇をてらうなんて
なんて弱い発想だったんだろう。
: アークスのみんなが求めている
パティエンティアはそうじゃないよね!
こういうときこそ、初心にかえるべき!
ティア : ……初心にかえるって、例えば?
パティ : まず、あたしたちアークスが
気をつけなきゃいけないのは
ダーカーよね!
ティア : そこからやり直すの!?
パティ : じゃあ……初心にかえるクイズ!
ティア : クイズ!?
パティ : あたしとティアはご存じの通り
双子の姉妹ですが、どっちが姉で
どっちが妹でしょう!?
>パティが姉、ティアが妹
パティ : 大正解!
あたしが姉、ティアが妹だよ!
さっすが、よく覚えてるね!
ティア : 今更そんなの聞かれても、って
感じだと思うよ、パティちゃん。
>ティアが姉、パティが妹
パティ : ブブーッ! 不正解です!
あたしが姉、ティアが妹だよ!
ティア : ……とてもそうは見えないって
言いたいんだと思うよ、パティちゃん。
パティ : うーん、やってみたはいいけど
なんかこれも違う気がする……
ティア : ……初心にかえるどころか
完全に迷走してる感があるね。
パティ : ……よし、次会うときまでに
ちゃんと初心にかえっておくから
待っててね! 乞うご期待!
ティア : たぶん、次会うときまでには
きれいさっぱり忘れてると思うので
あんまり気にしないでください。
|
パティ : はーい、どもどもー!
毎度おなじみパティちゃんですよー!
ティア : どうも、ティアです。
マトイ : えっと、マトイです!
パティ : いやいやいやいや違う違う違う違う!
今回はあたしプロデュースじゃないよ!
勝手に入ってきたんだよ!
マトイ : ……あれ、あれ?
わたし、何か間違っちゃった?
ティア : 何か間違ったというか
なにもかも間違ってるというか……
マトイ : 二人のこと、ときどき見かけてて
なんだか楽しそうだったから
つい、勢いで……
パティ : なーんだ、そういうことなら大歓迎!
パティエンティアは来る者拒まずが
モットーだからね!
ティア : そもそも来た人が初めてだけど……
まあ、本人がそういうなら一回ぐらいは
混ざってもらってもいいか。
パティ : はーい、じゃあ三人でお届けする
新鮮な情報! 聞いてけ聞いてけー!
……で、何の話するんだっけ?
ティア : 惑星ハルコタンの奥地について。
パティ : ハルコタンの奥地?
マトイ : それって黒の城のこと、だよね。
黒の民が支配している領域の
一番大きな建築物。
パティ : へー。
ティア : ……黒の民の領域では
ダーカーの侵食が進んでるということで
神子の許可の元、アークスが調査中。
パティ : そうなんだー。
マトイ : 今、スクナヒメは『禍津』の事で
余裕がないから、今後もアークスの力は
積極的に借りたい、って言ってたよ。
ティア : 言ってた、って
直接聞いてきたんですか?
マトイ : うん、情報屋ってそういうものでしょ。
スクナヒメは友達だからね。
聞いたらいろいろ教えてくれたよ。
パティ : スクナヒメ? 『禍津』?
ねえティアー、それってなんだっけー?
ティア : 情報は正確に覚えてる。
自分で取材をしてくる積極性もある。
なにより喋りがうるさくない……
: ……マトイさん。
よければこれからは私と二人で
情報屋をやっていきませんか?
パティ : ティア!?
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パティ : いやー、無事でよかったよー!
アナタがいなくなったって聞いた時
ほんと気が気じゃなくて……
: あ、パティちゃんですよ。
それで話の続きだけど……
ティア : 心配だったのはわかるけど
挨拶がぞんざいすぎない?
あ、どうも、ティアです。
パティ : でも、無事戻ってきてよかった!
これでまた、アナタにいろいろ
情報提供できるね!
ティア : 情報屋らしからぬ言葉だけど……
私も同じ意見かな。
パティ : ということで、本日の
とびきり情報をご提供っ!
【双子】の動向について!
ティア : あなたが戻ってきた直後ぐらいから
目立った動きを見せないの。
: 反応から見るに
ハルコタンにはいるみたいだけど
ダーカーの攻勢も最近は控えめ。
: 今まではあれだけ活発に
活動していたぶん、不気味だね。
……何をしているんだろう。
パティ : いや、ここはあえて……
何もしていないのかもしれない!
: うぉう!
冷たい視線が刺さる刺さる!
でもでも、考えてみてよティア!
: ハルコタンにはいるけど
ダーカーの攻勢も控えめで
大きく動く気配もない!
: この情報だけで判断すれば
サボってるようにしか
思えないでしょ?
ティア : うーん、そうかなぁ……
パティ : じゃあさ、【双子】を
あたしに置き換えて考えてみ。
ティア : パティちゃんに置き換えて?
えーっと……
: アークスシップにはいるけど
情報の収集も控えめで
調査に動く気配もない……?
: おいサボんなバカ姉!
パティ : なんて理不尽!
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A.P.239/3/30
パティ : アークスいちの情報屋
パティエンティアが姉!
パティちゃんです!
ティア : アークスいちの情報屋
パティエンティアが妹。
ティアです。
パティ : 出会い頭に質問だよっ!
アナタはマトイちゃんを助ける気かな?
それとも、見捨てる気かな?
: 見捨てるつもりなら話はここまで!
おうちに帰ってのんびりどうぞ!
: 助けるつもりなら、このまま
あたしたちの話を聞いていってね!
ティア : 目下捜索中と言われている
マトイさんの行方についてですが
……実はすでに判明しています。
パティ : 具体的な場所までは掴めなかったけど
シャオくんはとっくの昔に
見つけてるみたいだよ!
: ただ、対処方法までは
見つかってないみたいだね!
だからみんなに黙ってるのかな?
ティア : ……ううん、きっとね
シャオくんの中では
ひとつ、答えが出ているはず。
: その答えを実行したくないから
全て保留にして、別の手段を
探してるんだと思う。
パティ : ……シャオくんも必死なんだよね。
必死だから、情報封鎖も穴だらけ。
ティア : 必死に、別の答えを探そうとして
一人で頑張ってる……
パティ : でもダメ! それダメ! 全然ダメ!
情報隠して一人で頑張るなんて
あたしたちが、許さない!
ティア : たとえいかなる理由があっても
不当な情報封鎖は私たちが許さない。
だって、私たちは……
パティ : アークスいちの情報屋!
パティエンティア、だからね!
: ところでご存じかな?
パティエンティアには
幻の三人目がいることを!
ティア : その子が今ちょうど
行方不明で困ってまして……
パティ : 今までの情報量ということで
……ここはひとつ、その子を
助けてもらえないだろうかっ!
ティア : 成功報酬も、もちろんあります。
パティ : ずばり!
パティエンティアからの情報提供
一生分、だよ!
ティア : ぜひ、ご一考ください。
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