Radical   Discovery 



       クーナ
                   CV:喜多村英梨
  ヒューマンの女性。
  話題沸騰の大人気アイドルで、慰労のために
  オラクル内の各シップでライブを行っている。
  が、その実は、六芒均衡の「零」を司る
  闇の始末屋で、クラスはファイター。
  研究室の凍結に伴い、アイドル業か
  アークスか、身の振り方を悩んでいる。



001-009. EP1
010-011. EP2
012. クーナのこれから (シップ)
013. カプリッチオ・アフター イオの場合 (シップ:マターボード)
014. カプリッチオ・アフター アフィンの場合 (シップ:マターボード)
015. それぞれの役割 (シップ:マターボード)




 クーナのこれから  
 クーナ : や、○○。
       久しぶり、元気にしてた?
     : 研究室がなくなっちゃったから
       こっちはもー、ヒマよヒマ。
     : ま、そのぶんアイドルとして
       たくさん活動できてるし
       楽しいっちゃ、楽しいんだけど。
     : あーあ、いっそのこと、このまま
       アイドル活動だけに専念しちゃうのも
       ありかなー、なんて……
 カスラ : 私は、そのほうがいいと思いますよ。
 クーナ : げ……
       何しに来た陰険メガネ。
 カスラ : 少し雑談でも、と来ただけなのに
       すいぶんなご挨拶ですね。
       ……ま、当然の反応でしょうが。
     : クーナさんのおっしゃるとおり
       研究室は凍結されました。
       我々もお役ご免です。
     : もとよりクーナさんは
       戦闘に向いてないわけですし、これ以上
       無理をして戦う必要もないのでは?
 クーナ : ……その通りだけど
       あんたに言われるとなんかむかつく。
     : ……ねえ。
       ○○は
       どう思う?
   >無理はしないほうがいい
 クーナ : 無理してるつもりはないんだけど
       ……周りからは、そう見えるのかな?
   >やりたいことをやるべき
 クーナ : うーん、これでもやりたいことを
       やってるつもりなんだけど……
       無理してるように見えるのかな?

 クーナ : むむむ……どうしたもんだろう。
       アークスとしての活動も
       辞めたいってわけじゃないんだけど……
 カスラ : まあ、そう急いで決める必要も
       ないんじゃないですか?
       貴方はもう、自由なんですから。
 クーナ : ……しゃくだけど
       あんたの言う通りかもね。
     : あーあ。
       のんびり身の振り方を考える時が
       来るなんて、思いもしなかったなあ。


 カプリッチオ・アフター イオの場合  
 クーナ : や、○○!
       元気にアークスやってるみたいだね。
     : 噂はいろいろ聞いてるよ。
       あっちこっちで
       大活躍って話じゃない。
     : あなたが強いってのは
       十分わかってるけどさ
       あんまり無理しすぎちゃダメだよ?
     : あっ、イオ!
       おーい、こっちこっち!
     : イオ! 久しぶりだねー!
       元気してた?
 イオ : こちらこそ、久しぶりです。
      といっても、おれはクーナさんを
      ちょくちょく見かけてたよ。
    : ライブだけじゃなくて
      あの、半年前のゲリラ放送も。
 クーナ : ああ○○が
       大変だった、あの時のやつかぁ。
       懐かしいの覚えてるね。
 イオ : ……センパイとクーナさんって
      知り合いだったんだな。
 クーナ : ○○的には
       あたしとイオが知り合いって方が
       意外なんじゃない?
     : あたしとイオとアフィンは
       以前に一度、アークスの企画で
       一緒に仕事してるのよ。
     : あの時はほんと
       しっちゃかめっちゃかで
       大変だったよね。
 イオ : うっ……あのときは……
      ごめんなさいとしか……
 クーナ : いーのいーの、終わってしまえば
       ああいうのも良い思い出よ。
     : それより、イオは相変わらず
       飾り気のないカッコしてるねー。
 イオ : クーナさん……
      またその話するのか?
 クーナ : ね、○○も
       そう思わない?
   >そう思う
 イオ : センパイまで……!
      もう、かんべんしてくれよ……
   >これがいい
 クーナ : ふむ、なるほど。
       それはそれでアリな意見だね。
 イオ : ふ、二人とも何言ってるんだ……!
      もう、かんべんしてくれよ……

 クーナ : えー、いいじゃない。
       イオ、素材はいいのに
       もったいないんだもん。
     : 上から下までしっかり着飾れば
       アイドルにだってなれちゃうかもよ?
       どう? やってみない?
 イオ : じょっ、冗談じゃない!
      アイドルとか、そういうの
      おれは絶対にイヤだからな!
 クーナ : あーらら、行っちゃった。
       悪い話じゃないと思うんだけど。
     : みんなが笑って、喜んでる波の中で
       好きな歌を歌い、踊る。
       こんな幸せなこと、ないのになあ。


 カプリッチオ・アフター アフィンの場合  
 クーナ : あ、○○。
       わざわざあたしに会いに来てくれたの?
       ふふっ、ありがとね。
     : でも、そんなに心配してくれなくても
       あたしは大丈夫だよ。
       知り合いもいっぱいできたしね。
     : おっ、噂をすれば……
       おーい、アフィン!
       こっちこっち!
 アフィン : クーナさんと……相棒?
        あれ、二人とも知り合いなのか?
 クーナ : あははっ、イオと同じ反応するね。
     : 前にも話したでしょ?
       アークスの企画で一緒に仕事を
       したことがあるのよ。
     : それで、アフィン。
       あれからイオとは仲良くしてる?
 アフィン : ああ、まあ、それなりに。
 クーナ : あの子はほっとくと
       一人でいようとするんだから
       時々会いに行ってあげないとダメだよ?
 アフィン : わかってるって。
        だからそう、おれの姉ちゃん
        みたいなこと言うなよ。
 クーナ : あれ?
       アフィン、お姉さんいたんだ?
 アフィン : それは……

 クーナ : ……あ、あれ?
       もしかしてあたし、あんまり聞いちゃ
       いけないことを、聞いちゃった?
 アフィン : いいや、そんなことねえよ。
        おれの姉ちゃんはいるし、生きてるぜ。
        機会があったら、会わせるよ。
      : それじゃ、おれは行くぜ。
        またな、二人とも。

 クーナ : ……ふはーっ、びっくりした。
       地雷踏んじゃったのかと思ったよ。
     : なんだかいろいろ複雑そうだね。
       ……でもまあ、ふっきれたような目を
       してたし、大丈夫でしょ。


 それぞれの役割  
 クーナ : ……○○。
       どうするつもり……なんて
       聞くまでもないかな。
     : あたしにも協力させてね。
       あなたのためなら
       命だって、惜しくはない……
 カスラ : 命が惜しくないなんて
       めったなことを言うものでは
       ありませんよ、クーナさん。
 クーナ : カスラ……何の用よ。
 カスラ : ひとつ、道徳でも
       説こうかと思いまして。
 クーナ : はっ、あんたが道徳とか
       とびきりの皮肉に聞こえるわね。
 カスラ : では、道徳ではなく
       事実を淡々と述べましょうか。
     : ○○さんと
       肩を並べ、共に戦ってくれる人は
       たくさんいらっしゃいます。
     : ですが、戦い、傷ついた皆を迎え
       励まし、鼓舞してくれる存在は
       一人しかいません。稀有な存在です。
     : しかし困ったことに、その稀有な存在は
       自分から戦場に行くと言ってきかない。
       ……さて、どうしたものか、と。
 クーナ : ……ふん。
       結局皮肉っぽく締めてるじゃない。
       相変わらず、陰険で嫌なやつ。
 カスラ : ですが、意は察してもらえたようで
       よかったです。
 クーナ : ○○。
       あなたはどう思う?
       あたし、どうするべき?

    >それはクーナが決めることだ
 クーナ : ……うん、わかってる。
       わかってて、聞いた。
    >……
 クーナ : 答えるまでもない、か。
       ……うん、その通りよね。

 クーナ : 誰も知らない私と……
     : 誰もが知っているあたし。
     : ……何をなすべきかなんて
       最初からわかってた。
       そうでしょ、クーナ。
     : ……言っとくけど
       あんたに言いくるめられた
       わけじゃないからね。
 カスラ : お好きなように。
       結果が同じであれば
       過程にはこだわりませんから。
     : クーナさんでは実力不足という方向から
       攻める手もあったんですが……
       いやはや、結果オーライですね。
 クーナ : いっつも一言多いのよ、あんたは!
     : ……○○。
       全部終わって戻ってきたら
       記念のライブ、やったげる!
     : だから絶対に帰ってきなさいよ!
       あの子と一緒に、絶対に!






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