リサ : あら、あなたですかあ。
リサに何かご用事ですかあ?
: リサはのんびりのほほん
自由気ままに戦闘中ですよお。
: アークス内のごたごたが落ち着いて
あそこにいても、あんまりわくわく
しなくなっちゃいましたからねえ。
: とはいえ、ここもそこまで
わくわくするかといわれると
難しいところですねえ。
: 黒いおっきな人たちは、的として最高。
ダーカーもいるし、撃ちたい放題
狙いたい放題! なんですけど……
: 何ででしょうねえ?
どうしででしょうねえ?
白い人たちは、リサを崇めてくるんです。
: とくに、黒いおっきな人を撃った時なんか
もう大歓声でちやほやされて……
とっても、気分が悪いんですよお。
: ためしに白い人たちも撃ってみましたが
めげずに崇めてくるからもう大変です。
思わぬ天敵にリサもお手上げです。
: ま、どこを撃っても怒られない
という意味では、とっても気楽に
やれているんですけどね、ふふふっ。
|
リサ : ああ、貴方、貴方じゃないですかあ。
ちょうどいいところに
来てくれましたねえ。
: 嬉しくて嬉しくて、たまらず
撃ってしまいそうでしたよお!
……ま、冗談ですけどね。
: ところで貴方、あそこ行きましたよね?
あの、不可解に荒廃した場所ですよお?
行ってないとは言わせませんよお?
: あれはすごいです。不思議ですよねえ。
リサ、思わずわくわく
しちゃいましたから。
: 正直、今話題の【双子】なんか
目じゃないくらいに、あっちのほうが
やばーい気がしますねえ。
: んん? 何がどうやばいのか?
そんなのリサは知りませんよ。
リサが勝手にそう思うだけです。
: 惑星ハルコタンは【双子】の襲来で
大混乱状態ですよね。この場合
原因は【双子】にあります。
: ではではではでは、あの不可解に
荒廃した場所、あれの原因は
一体何なんでしょう?
: ダーカーの侵食? 天変地異?
はたまた他のなにかの影響?
誰も彼も何もかも、わかってません。
: ……もっとも、もしかしたら
何か思い当たることがあるひとも
いるのかもしれませんけど?
: ま、リサとしては、あそこは
とっても強い敵さんを好き放題に撃てる
理想的な場所です。
: 原因や理由、その他諸々
細かいことはどうでもいいです。
: リサはね、敵さんを撃てるなら
なんでもいいんですよお。
ふふふっ、ふふふふっ。
|
リサ : あら? あらあら?
おかしいですねえ、ダーカーの
気配があったんですけどねえ。
: あなたはあ、見ていませんかあ?
このあたりに、あったんですよお。
とっても強そうなダーカーの気配が。
: ……それとも、ああそれとも
あなた自身がダーカーだったり?
ふふっ、ふふふっ。
: ……冗談ですよお。冗談です。
そんなおっかない顔しないでください。
リサだって冗談ぐらい言いますよお。
: でもでもでも、冗談ですむうちに
何とかしないと、きっとそのうち
冗談ですまなくなりそうですねえ。
: わかりますかあ?
リサはですねえ、無理をしては
いけません、と言っているんですよお。
: それでも、無理しなければいけないなら
……別に止める理由はありませんねえ。
やりたいように、やるといいです。
: どのようなことになろうとも
リサはただ、ダーカーを撃って撃って
殺して殺して殺し続けるだけ。
: だって、それがリサの
やりたいこと、ですからねえ。
ふふっ、ふふふっ。
|
A.P.239/3/29
リサ : 緊張されていますか。
○○さん。
無理もないと思います。
: 繁栄の裏には、必ず闇がある。
全宇宙を統べるほどの繁栄となれば
その裏の闇は計り知れません。
: その闇を祓うのに、果たしてどれほどの
フォトンが必要なのか、それはリサにも
皆目検討がつきません。
: 勝ち目があるかないかと問われたら
ない、と答える方が正解でしょうね。
: ……ですけども。
今は、あの頃とは違います。
: フォトナーは
ただ一人を犠牲にすることで
世界を救おうと考えました。
: それに対し、アークスは
ただ一人を救おうと
団結しています。
: ばかばかしい、非効率にも程のある
采配にも思えますけど……
リサは、そういうの好きですよ。
: もう一度同じ事をするようなら
それこそ幻滅するところでしたが……
そうはならなかった。はい、合格です。
: ……リサはですねえ
ダーカーが嫌いです。
フォトナーも嫌い。
: でも、アークスの皆さんは
好きになれそうですよ。
……もちろん、貴方のことも。
: だから、ちゃんと
助けてあげてくださいね。
: ……おや、おやおやおや?
どうしました、どうされました?
ずいぶんとヘンな顔をしてますねえ?
: リサが変なことを言っていた?
……ふふっ、いまさら何を
言っているんですかあ。
: リサは、最初っから
ヘナなことしか言わない子ですよお?
ふふっ、ふふふふっ。
|