STAGE 1 命蓮寺
命蓮寺に珍客現る
一輪 「聖様が留守の間、私がお寺を守らないとね」
魔理沙 「やあやあ、誰か居るか！」
一輪 「何でしょう？」
魔理沙 「さっきはよくもやってくれたな！
今度は負けないぜ！」
【またまた命蓮寺側の勝利】
一輪 「今度は、って何の事ですか」
魔理沙 「お前ん所の住職にやられたんだよ。
一矢報いようと思ったんだがな」
一輪 「一体何が行われているんでしょう……
確かめに行ってもいいですよね？」
【魔理沙氏、一矢報いる！】
魔理沙 「まあ、少しは気が晴れたな」
|
▲
STAGE 2 博麗神社
入道、神社に降り立つ
一輪 「頼もう！」
霊夢 「あら、がんこ親父さんじゃない」
一輪 「ここに聖様はおいでになったのでしょうか」
霊夢 「聖〜？ ああ来たわよさっき」
一輪 「やはりそうですか」
霊夢 「ああ思い出しても腹が立つ。
そうだ。あんたを倒して少しでも人気を回復させよっと！」
【博麗の巫女、二連敗！】
一輪 「そう、聖様が決闘を……」
霊夢 「決闘って言っても模擬戦の様なものだけど。
今の状況は宗教家にとって重要だからね。
あんたに勝てれば負けを取り戻せたかも知れないのに……」
一輪 「なるほど、つまり私が負けていたら全て台無しだったのか。
しかし微力ながら協力したい……邪魔しない範囲で」
【妖怪僧侶が命蓮寺に泥を塗る】
霊夢 「ふうスッキリした」
|
▲
STAGE 3 玄武の沢
辺境の地に仏の教え
にとり 「何だぁ？ 坊主が何の用事？」
一輪 「ここらの沢に棲む妖怪は道徳心に欠けると聞く。
ここは一つ、仏の教えを伝授するとしましょう」
にとり 「宗教勧誘はお断りだね。
この時代に仏だとか道徳だとか馬鹿馬鹿しいんだよ」
一輪 「仕方ない。力で説き伏せるしかないか」
【出家する河童達】
一輪 「命蓮寺は本来妖怪に開かれています。
いつでもどうぞ。お仲間もいっぱいいますよ」
【僅かに妖怪勢力が増した？】
にとり 「勧誘するような宗教に碌な物が無いな」
|
▲
STAGE 4 地霊殿
地獄に一輪の花
一輪 「戻って来てしまった。
地底は我々にとって屈辱の地」
こいし 「おや、どなた？」
一輪 「しかし目を背けてばかりでは地底の妖怪も救われぬ」
こいし 「あ、見越入道のおじさんだ」
一輪 「さて地底で布教活動するとして手頃な相手は誰かな」
こいし 「みんな私を無視するの？」
一輪 「え？ 雲山、何か言った？
目の前に誰か居るって？ そんな馬鹿なぁ」
こいし 「この馬鹿者めが」
【旧地獄にも仏教ブーム？】
一輪 「全然気付かなかった。
もしかしてこれが無我の境地という物では……」
こいし 「あらら、入道のおじさん強かったんだ。
都会に毒されるとナンパになると思ってたけど」
一輪 「地上も都会じゃ無いわよ。ぜーんぜん」
【一輪、再び旧地獄に落ちる】
こいし 「物足りないなぁ」
|
▲
STAGE 5 妖怪狸の森
一輪、大いに反省する？
一輪 「今日の布教活動はおしまいと。
特に聖様が行かなかった所でも布教できたでしょう」
白蓮 「これ、何をしておる？」
一輪 「あ、聖様」
白蓮 「命蓮寺で留守を守れと言っておったじゃろ。
それを勝手に抜け出して」
一輪 「済みません。妙な来客があったものですから」
白蓮 「ええい、ゆるさん、ゆるさんぞう！
お陰で命蓮寺は壊滅状態じゃ」
一輪 「なんですって？」
白蓮 「そうじゃ。お主が留守にした所為で壊滅じゃ。壊滅じゃ」
一輪 「今すぐ戻らないと！」
白蓮 「逃がすもんかい！」
勝利時
一輪 「ちょっと待て！
我が仏教にその様な邪悪な術を使う者はいない！ お前は誰だ？」
【一輪氏、謎の敵に敗れる】
白蓮 「ふぉっふぉっふぉ。壊滅じゃ。壊滅じゃ」
|
▲
STAGE 6 妖怪狸の森（夜）
ムーンサイドフェスティバル
マミゾウ 「ばーれーたーかー」
一輪 「おのれ、人をたぶらかしおって。
よりにもよって聖様のお姿を真似るとか。
ゆるさんぞ！ 覚悟しろ！」
マミゾウ 「ふぉっふぉっふぉ。
このまま続けても無味乾燥じゃろうて。
さあギャラリーも集まった事だし、やるぞい！」
勝利時
マミゾウ 「参った参った。降参じゃ」
一輪 「化け狸などには負けられぬ」
マミゾウ 「満月の夜はちと驚かしてみたくなるんじゃ」
一輪 「十分驚いたわ。見事な化け力ね」
マミゾウ 「驚きついでじゃが……
お前さんはこの後、人間の里に行ってみると良い。
さらに驚くことがあるぞい」
一輪 「？ しかし私は妖怪の身。
余り里に立ち入らぬよう指示されているが……」
マミゾウ 「なあに、構うこたぁ無い。
誰も見ちゃいないさ。今の時間はな」
一輪 「はあ……」
マミゾウ 「さて年寄りはそろそろ退散するぞい。
今度はそちらの若造と化け合戦といきたいのう」
一輪 （若造って雲山の事かしら）
【狸囃子で乱痴気騒ぎ】
マミゾウ 「まあ呑め呑め。生臭坊主め」
|
▲
STAGE 7 人間の里（夜）
喜怒哀楽の源流
一輪 「これは一体？
人間に生気が感じられない……。
化け狸が見せたかったのはこれのこと？
誰？」
？？？ 「……。私の希望の面……」
一輪 「見た事の無い奴ね！」
こころ 「希望の面は何処だぁ！」
一輪 「ふふ判ったぞ。
化け狸が見せたかったのは、このお面パフォーマンスね！」
こころ 「あら見ていくの？ 私の能楽？」
一輪 「見ていく見ていく。
でも、辺りの異常さは無視出来ないわね。
もしかして聖様はこの異常事態を正そうと……」
こころ 「見ていかないの？」
一輪 「まずは人の心を取り戻してからね」
こころ 「今すぐ見ていけ！ そして感情を爆発させろ」
一輪 「感情を爆発だと？
修行した私は冷静さを失わない！」
こころ 「我が奥義、暗黒能楽（モンキーポゼッション）を受けても
同じ事が言えるかな？」
勝利時 → エンディングへ
【○日未明、僧侶の無残な姿が】
こころ 「弱い。弱すぎる」
|
▲
心綺楼
