楽しく妖しい原生林
Stage A−1 魔法の森
チルノ 「さーってと、雑魚達には様はないわ!
あいつらの家はこの辺だった筈だ!覚えてないけど」
??? 「騒がしいわね、誰?
こんなところで大声だして……」
チルノ 「居た!せんせんふこくする!」
ルナ 「あ!いつぞやの氷の……」
チルノ 「そうだ、忘れもしない。
お前達だろ?私の家を壊していったの。
その挑戦、受けて立つ!覚悟しろ!」
ルナ 「……もしかして宣戦布告を出したのってあんただったの?
なーんだ。霊夢さんじゃなかったんだ。ざーんねん」
チルノ 「本気になれば巫女より怖い。あたいの本気で凍り死ね!」
チルノ 「ふん!逃げたか。どうやら森から出ていったみたいだね!
ここには一人しか見当たらなかったけど、
他の奴らも見つけてみんな凍らしてやる!」
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夕方の本拠地にて
Stage A1−2 霧の湖(夕方)
チルノ 「この空気、戦場の匂いがするよ!
家を留守にしている間に攻められるところだったか、危ない危ない」
??? 「あ、いたいた。やっぱり本拠地に戻ってきてたのね。
ルナから聞いたわよ。貴方が私達に宣戦布告をしたんだってね」
チルノ 「見つけたぞ!覚悟しろ!」
スター 「あら、妖精同士で争うなんて不毛じゃない?」
チルノ 「お前達が先に私の家を壊していったんじゃん」
スター 「あれは協力を求めようとしただけよ。
力でねじ伏せるのはサニーのアイデアだけど」
チルノ 「協力って、何が目的なのさ」
スター 「妖精の力だけで人間社会を恐怖に陥れるのよ。
妖精一人一人の力は弱くても、みんなの力を合わせれば
誰にも負けやしないわ!」
チルノ 「へー、面白そうじゃん。
一箇所だけ計画を修正してね」
スター 「修正?」
チルノ 「人間を倒す位、あたい一人で十分だよ!
お前らの協力は要らない!」
チルノ 「ほれみたことか。お前らの協力なんて要らないんだよ」
スター 「私達には協力することでの可能性を秘めているはず。
一人が強いか、三人が強いか、確かめてみるといいわ!」
チルノ 「仲間の元に逃げたか。とすると次こそ本番、総力戦ね!
どんなきちく弾幕だろうが全て凍らせてみせる!」
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妖精大決戦
Stage A1−3 春の小径(夜)
サニー 「見つけたぞ!二人の仇だ!」
チルノ 「最後の一人みっけ!」
サニー 「私が三人の中では最強よ!
本気を出して行くから覚悟しなさい!」
チルノ 「ふふん、誰が妖精最強か、その身で確かめな!」
サニー 「くっ!やるわね!」
チルノ 「逃がすもんか!」
チルノ 「追いかけっこはおしまいだよ!
出てこい!日光の妖精(なまえわすれた)よ!」
サニー 「ふふん、中々やるじゃない。
妖精達を敵に回してどうなるのか判っているの?」
チルノ 「お前達が先に私の家を破壊したんじゃ無いか!」
サニー 「あれは力で協力を仰ごうと思って」
チルノ 「あんなんで(こうげきされて)誰が協力するってんだよ!」
ルナ 「お待たせ」
スター 「さあさあ戦いましょう!」
チルノ 「や、やっと三人そろったか!って、三人でやる気か?」
サニー 「あら、一人で最強なんでしょ?」
ルナ 「協力する事の素晴らしさを知らない」
スター 「私達の強さはパワープレイにあるのよー」
チルノ 「パワープレイだかパープル霊だか知らないけど。
1が3倍になったって1のままだよ!
まとめてかかってきな!」
サニー 「でもさー、私達が勝ったら協力してくれる?」
チルノ 「協力って、さっきも言ってたけどなんの事だっけ?」
スター 「人間社会を恐怖に陥れる事に」
チルノ 「はっはっはーそうかー。
だから、そんなの一人でもやれるって。
あたいを誰だと思っているんだ!」
ルナ 「そういえばまだ名前は聞いてなかったような……」
チルノ 「あたいは、泣く子も凍るチルノだよ!
まとめて相手してやる!かかってこい!」
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妖精の花道
Stage A2−2 春の小径(夕方)
チルノ 「この浮き足だったザコ達の様子は……
居る!この辺に殺気だった奴が!」
??? 「どうしたの?そんなに殺気だって。
妖精達みんなが騒いでいるわよ?」
チルノ 「見つけたぞ!よくもあたいの家を壊したな!
覚悟はできてんだろうねぇ」
サニー 「何の覚悟?まさか私に勝てるとでも?
私だって、家ぐらい壊せるもん。余裕よ!」
チルノ 「家を壊すぐらいアリでも出来るよ!」
サニー 「その威勢がいつまで持つかしらね。
私の傘下に入って、一緒に人間を攻撃した方が楽しいわよ?」
チルノ 「人間を攻撃するのは楽しいよ!
でも、舐められたままで人間を攻撃して楽しめるもんか!」
チルノ 「ほれみたことか、楽勝だよ!」
サニー 「あいたたた。流石に強いわね……
ルナの言うとおり、これは一人じゃ無理だわ」
チルノ 「逃げていったね。捨て台詞を言って逃げていった奴が、
勝利した試しがないよ」
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水の上の星空
Stage A2−3 霧の湖(夜)
スター 「サニーとルナの二人がお世話になったそうで。私も是非」
チルノ 「見つけたぞ!お前で最後だよ!」
スター 「まあ、取り敢えず戦ってみたかったわ。取り敢えずね」
スター 「あいやこれまで!」
チルノ 「逃がすもんか!」
チルノ 「お前らを追い回して、はや一日。そろそろ観念しな!」
スター 「追い足が速いわねぇ。でももう大丈夫。
万全の態勢であなたを迎え撃つ!」
サニー 「待たせたね!」
ルナ 「大丈夫、大丈夫。三人なら大丈夫」
チルノ 「む、三人でやろうって言うのか?」
スター 「三人でかかれば何にも怖くはないわ」
サニー 「勝てば官軍」
ルナ 「負ければ賊軍。なので負けるわけにはいかない」
チルノ 「ふん、一人が三人になったところで勝負の行方は変わらないよ!
リーダー格不在のチームなんて一人より弱い!」
ルナ 「私達妖精のリーダーは自然そのものよ」
サニー 「あなたの自然は春の訪れ共に季節外れになるわ」
スター 「あなたが宣戦布告通り、冬に仕掛けなかった事を後悔するといいわ」
チルノ 「残念だったね。お前らとあたいでは格が違うよ。
妖怪だって神様だって怖れない!
無謀は勇気だ、って事を見せてやる!」
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