針妙丸：よーしそこの巨人ー！
　一輪：きょ、巨人？　ああ雲山の事よね。
　針妙丸：満を持してオカルトボ−ルを奪いに来たぞー！
　一輪：ボールを賭けての戦闘なら負けないよ！
　針妙丸：さあ覚悟しろー！　巨女めー！
　一輪：きょ、巨女だって？
　【勝利時】
　針妙丸：ボールを手に入れたぞー！　おー、お前結構沢山持ってたなー。
　一輪：結構勝ち進んでたのにー。
　【敗北時】
　一輪：巨女って、八尺さまの事よね。ドキドキドキ。

　針妙丸：よーしそこの腐れ仙女！　オカルトボールをよこせー！
　布都：腐れ……何じゃって？
　針妙丸：尸解仙なんて腐っているのも同然じゃん。
　布都：腐らないように気を付けておるから仙人になれるのだ。
　針妙丸：どうでもいいや。さっさと闘ってボールを寄こすがいいー！
　【勝利時】
　針妙丸：よーし順調だー。後一つで七つ揃うぞー。
　布都：ボールはくれてやるが腐ってないからな？
　針妙丸：はいはい。さっきは怒らせないとボールが奪えないから挑発しただけだよ。
　布都：そうか。ならば良い。
　針妙丸：じゃあねー。ゾンビプリースト！
　【敗北時】
　布都：危ない危ない。小さすぎて踏みつぶすところだったな。

　針妙丸：ドキドキ。地底世界に来る事なんて無いから緊張するー。
　　　　　地上には何故かもうボールを持ってる奴が見当たらなかったなぁ。
　こいし：もしもーし。
　針妙丸：誰かががめてるのかな。
　こいし：もしもーし。今貴方の後ろに居るの。
　針妙丸：ん？　何か聞こえる？
　こいし：もしもーし。貴方の後ろー。
　針妙丸：これはもしや！　オカルトボールの叫びが私の魂に響き渡っている！
　【勝利時】
　針妙丸：ビックリしたー。オカルトボールが襲いかかって来たかと思った。
　こいし：オカルトボールより存在薄いのかな私。
　針妙丸：薄いっつーか目に映らないっていうか。
　　　　　でもこれで七つ揃ったわ。やっと大きくなれるー。
　【敗北時】
　こいし：繋がりやすさナンバーワンよ！

　針妙丸：はてさて、お楽しみの儀式ターイム。
　　　　　見よ！　この漲るオカルトパワー！　夢幻の力が身体を満たすのが判る。
　　　　　さあ我が身体を大きくするがよいー！　キャッ恥ずかしい独り言だわ。
　マミゾウ：見てたぞい。
　針妙丸：何だとー？　見られたからには生かしておけぬ。死ねい。
　【勝利時】
　マミゾウ：そうか小人のお前がボールを七つ集めてしまったか。
　針妙丸：七つ集めたら大きくなれるんでしょ？
　　　　　そりゃ私が集めないで誰が得するっていうのよ。
　マミゾウ：ふむ、生憎じゃがな。それを集めても大きくなれんぞい。
　針妙丸：え？
　マミゾウ：そんな噂信じる方がどうかしてると思うが。
　針妙丸：それじゃあこのボールは一体。
　マミゾウ：儂の分も取られてしまったからな。こりゃあ自分で確かめるしか無かろうて。
　【敗北時】
　マミゾウ：まあそう焦るな。恥ずかしい台詞の一つや二つ、誰でも言うじゃろ。

　針妙丸：おおおー、この光り輝く夜は一体。
　　　　　ここはもしかして伝説に聞く科学の国（ラピュータ）かー？
　菫子：わー、かーわいいー！
　　　　お椀に乗っているの？　一寸法師みたいー！
　　　　一寸（＊）よりは大きいけど（＊３センチちょっと）
　針妙丸：むむむ、科学者なのかー？　私をどうするつもりだー。
　菫子：ペットにしようかな。
　　　　こんな小さい人間が居るなんてステキー。見世物小屋みたいでモダーンだわー！
　針妙丸：ひえー。ラピュータの人体実験は人道に欠くという。
　　　　　大きくなる前にこんな所で捕まってたまるかー！
　【敗北時】
　菫子：餌は何だろう？　猫缶で良いのかな。