STAGE 2 御影石の赤子 Cross the Styx (三途の河)
妖夢:
死神の舟を使わなかったのは
失敗だったかもしれないなぁ
???:
はぐれた幽霊かと
思ったら……
潤美:
生きているじゃないか
妖夢:
貴方は……もしや牛鬼?
人間を襲うのを禁止されてから
三途の河で漁業を営んでいるそうねぇ
血の代わりに呑む
三途の河の水は美味しいかい?
潤美:
なんだお前は
挑発しているつもりか?
私を牛鬼と知って
挑発しているのなら
私も遠慮せずにお前を
川に沈めてやるぞ
潤美:
ぐぐぐ……思い出した
お前さん
冥界のいつも暢気な庭師じゃ……
妖夢:
そうよ、今頃思い出したの?
牛はトロいなぁ
潤美:
いやなんか、そんな嫌な
性格だったかなぁと……
妖夢:
ところで、お願いがあるんだけど……
潤美:
何だ?
妖夢:
彼岸の方向ってどっちだっけ?
い、いや、迷子になったわけじゃないぞ?
念のため、念のため……
潤美:
思い過ごしか……
いつもの暢気な庭師じゃな