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一日結界 Daylight and Moonlight Feast Day 17:00 博麗神社
霊夢:
結局、宴会当日になってしまったわ……。
妖霧の出現元も目的も判らないし。
こうなったら、宴会中に何か起きた時、
その時解決しよう。
今日は余りお酒飲まないようにしとこ……。
紫:
うふふ。
今日の宴会で何か起きるのかしら?
霊夢:
!?
紫:
さっさと宴会始めましょ?
大丈夫、今日も何も起きないわよ。
霊夢:
そう?
既に何かが起こっている様にも見えるんだけど……。
紫:
大丈夫、みんなが喜ぶお酒も持ってきたわ。
度数90度。直角ね。
霊夢:
ちょっと待って。
宴会に、あなたは呼んでいたかしら?
紫:
あら、呼ばれていたわよ~
霊夢:
呼ばれてないな。
紫:
もう、みんなして酷いわね。
私だけ仲間外れかしら?
霊夢:
大体ねぇ。どこに棲んでるんだか良く判らないし。
厄介ごと増やしてもなんだし。
紫:
今度、私のお屋敷に案内しましょうか?
霊夢:
というかねぇ、何企んでるのよ。
この連続宴会も妖霧もあんたの仕業でしょ?
紫:
あらまぁ、呼ばれてもないのにそんな暇なことしないわよ。
霊夢:
怪しすぎるわ。
大体いつも怪しいのよ。
呼ばれてもないのに出てくる。
呼んでも出て来ないし……
紫:
あら、私を呼んだ事なんてあるの?
霊夢:
ない!
紫:
まぁいいわ。もうすぐ夜が来るわ。
あんまり意地悪するから、
昼と夜を同時に楽しめるように空をいじっておいてあげたわ。
今のまま夜が来れば、空は朝になるでしょう。
日光と月光の境は私のもの、
それでも夜宴ができるのかしら?
霊夢:
夜は……、幻想郷のものよ!
紫:
ちょっとそれは間違いね!
紫:
うーん。
霊夢:
結局、何?
紫:
うーん。私は関係ないわ~。
みんな、あいつの遊びなのよ~
何となく宴会を始めるのも、
何となく妖夢が酔っ払って踊り始めるのも
霊夢:
あいつって誰?
紫:
しょうがないわね。
ほら。あなたにも見えるようにしてあげる。