無限刻 Time of Mine 2nd Day 21:00 紅魔館
???:
こら、勝手に上がり込んで来て!
霊夢:
妖霧を出す犯人っていったらあいつかな?、
と思ってわざわざやってきたのよ。
咲夜:
ふーん。お嬢様に何か用?
霊夢:
悪い事していそうなので懲らしめてあげようと。
咲夜:
してそうだけで来るな。
してそうだけど。
霊夢:
というわけであいつは何処に居るの?
咲夜:
前にも言った気がするけど、
あわせる訳が無いじゃない。
こんな時間に紅魔館を訪れるとは
いい度胸していると思うけど……
無謀と度胸は割と違うわ。
霊夢:
いいから、さっさとやられてくれない?
犯人があんたじゃ無いのは分かってるから。
咲夜:
それも失礼な言い方ですわね。
慌てなくても大丈夫、時間は無限にあるわ。
霊夢:
明日の宴会までもう一日切っているのよ!
咲夜:
まぁ、明日だから一日切ってるでしょうね。
でも、私にとっての時間が無限なだけ。
霊夢:
あなたはただの踏み時計。
こうしている間にも犯人はのうのうと……。
咲夜:
待ちなさい。
「ずっと」前にも言った気がするけど、
お嬢様にあわせる訳が無いじゃない。
霊夢:
無限なのにずっと前なのね。
でも何だろう。
前にもこんな事があったような気がするわ。
咲夜:
あったのよ。
「あの時」も迷惑が突然押しかけてきて……
霊夢:
「あの時」も迷惑な霧が原因で……
って「あの時」はこの後どうなったんだっけ?
咲夜:
ふん。こうなったのよ!
霊夢:
そうか思い出したわ!
あの時もこうなったのね。
咲夜:
う~ん。また負けた……。
霊夢:
ほら、さっさと呼んで来なさい。メイドでしょ?
お客を案内するだけが取り得のメイド。
咲夜:
仕様が無いわね。
でも、今回はお嬢様は何にもやってないですよ。
ほんと。多分。
霊夢:
ここまで来たら、後には引けないでしょ?
咲夜:
ちょっとは引かないと、いつか痛い目に会うわよ。
霊夢:
次は痛い目ね。