東方萃夢想 – 博麗霊夢 – Stage3

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昼間の幽霊 Ghost Buster 2nd Day 13:00 博麗神社

霊夢:
なんか、つかみ所が無いわ。

いつの間にか覆われてた妖霧は……
出現元も方向も種類もわからない。

何だか霧というか、空間というか……。

こういう妖気の敵と遭遇した事って、
余り無いわね。

完全に妖気が霧散しているわ……。

誰の仕業なのかしら? 目的は何なのかしら?

何にしても、この妖霧に気が付かなかったのも、
この終わらない宴会騒ぎの所為よねぇ。

木の葉を隠すなら木の葉隠れ。

誰も文句の言わない宴会騒ぎも、
やっぱり妖霧が怪しいわね。

妖夢:
お前が犯人、か?

霊夢:
多分違うと思うけど。

妖夢:
そうだよな。霊夢って感じでもないし。

霊夢:
一体何の話よ。

妖夢:
どうも最近の宴会は胡散臭くてねぇ。
ここまで妖気が多くても、何故か誰も気に止めないし。

参加者の誰かが悪い事企んでいる気がするんだけどなぁ。
それでちょっと探りに来たんだけど……。

霊夢:
あー?奇遇ね、私も同じ事思って動いてるのよ。
でも私には、目星を付けた犯人が居るのよねぇ。

妖夢:
そうなの?
実は私も目星を付けたのが居るんだけど……。

霊夢:
それはそれは奇遇ね。

妖夢:
ほら、目の前目の前。

霊夢:
あら、私も出かける手間が省けたわ。
私も「妖霧」が怪しいと思ってたのよね。


霊夢:
さぁ、尻尾を出して!

あんたでしょ? 幻想郷をおかしな妖霧で包んで
みんなの気をおかしくしていたのは!

妖夢:
私はやってない~。

霊夢:
まぁいいや、共犯者、ってことで。
犯人二人目ね。

妖夢:
犯人は霊夢じゃなかったの?

霊夢:
私ならうちの神社じゃなくて、
あんたんちで宴会させるわよ!