紅霧再び…… Devil May Care 2nd Day 25:00 紅魔館ロビー
霊夢:
さぁ、出てきなさい!
居るのは分かってるわ。
咲夜:
そりゃ居るでしょ。
レミリア:
あー?騒々しいわね。
こんな夜中に一体何の用よ。
霊夢:
まぁ、大体あんたを倒しに来て、
ついでに番人も倒したんだけど。
レミリア:
いい加減に目的を話すな!
まったく、戦う意味が判らないじゃない。
霊夢:
そうそう。
あんたがこんな事した目的が判らないのよ。
レミリア:
こんな事?
突然紅魔館に殴りこんできて……。
逆に殴られてとぼとぼ帰る事?
そんな事、私の知ったこっちゃないわよ。
霊夢:
あれでしょ?あんた。
明日の宴会、何か企んでるんじゃない?
レミリア:
企んでるといえば企んでるけど……
なんで霊夢がそんなこと知ってるの?
霊夢:
やっぱりね。
この辺一帯危険な妖霧が溢れてるのよ
レミリア:
妖霧?
そういえば、そんな気もするけど。
こんなもん大したもんじゃないじゃない。
霊夢:
危険なもんは危険なのよ。
昔からそう決まっているの。
レミリア:
そんなことより、明日は神社で宴会よ。
神社に帰って準備でもしていたらどう?
霊夢:
人の話聞いてた?
レミリア:
この程度の妖霧の出所も掴めないようじゃ……
精々宴会の準備がお似合いって事よ。
霊夢:
もう良いわ。
何が起きているのかよく判らないけど。
あんたを倒せば全て収まるに違いないわ!
レミリア:
あ、あれ?
霊夢:
さぁ!何を企んでいたのか知らないけど、
諦める事ね。
レミリア:
何言ってるのよ。この妖霧は私のものじゃないわ。
そんな事も分からないの?
霊夢:
え?そうなの?
レミリア:
大体、この妖霧がどんな力で、
一体何を意味しているのか判っているの?
霊夢:
判らないからここに来てるのよ!
レミリア:
威張られても困るんだけど……。