Extra Stage 愉快な日本の神様 (守矢の神社(本殿))
神奈子:
あら、もしかしてこの先に進むつもり?
駄目よ永遠に眠り続ける私の友人が居るんだから
霊夢:
神奈子が言ってた友達って……
やっぱり神様なんだろうなぁ
???:
誰が友達ですって?
私の神社を勝手に幻想郷に送り込んでおいて
よくもまぁ、いけしゃあしゃあとそんな事言えたもんだ
あんな女、敵よ敵
霊夢:
この神社は神奈子の神社じゃないの?
諏訪子:
あーうー
まあ、私の神社だったんだけどねぇ
霊夢:
だった?
諏訪子:
昔、神奈子に敗れてからはあいつの神社ね
仕方がない
でもまあ、神社は自由にさせてくれるし
私への信仰も増えたし
まあ、感謝はして無くもないけど
それより何よ貴方は麓の巫女でしょ?
霊夢:
いやまあ、この神社の秘密を探りに来ただけなんだけどね
何だかんだ言って二人とも仲良さそうだし
ま、帰ろうかな?
諏訪子:
何言ってるのよ早苗とも神奈子とも遊んだんでしょ?
私だけ無視して巫女が務まるとでも思ってるの?
霊夢:
思ってますが
諏訪子:
もー! 巫女なら知っておきなさい!
「お祭り」は別名「神遊び」と言って
神様が人間と遊ぶ事なの!
霊夢:
もしかして、前に早苗や神奈子と戦ったりしたのって……
諏訪子:
そう、ただの神遊び、つまりお祭り
今日は私の弾幕お祭りの番よ!
諏訪子:
あはははは。天晴れだわ
一王国を築いたこの私が、人間に負けるとは
霊夢:
何がお祭りなのかしらただの弾幕じゃないの
諏訪子:
だから、お祭りとは神様が遊ぶ事
日常感覚を離れた晴れの日の事よ
霊夢:
ふーん割と弾幕は日常感覚だけどね
諏訪子:
これだけ強い人間が居るのなら
幻想郷に住むのも悪くはないわね
霊夢:
あら私、余計な事したかしら?
諏訪子:
もう住み込む事に決めたから
そうだ、貴方の神社でもお祭りを
始めればいいんじゃないの?
そうすればきっと人間も集まるよ
霊夢:
弾幕祭り?集まるかなぁ
諏訪子:
集まるってば
日にち決めて例大祭とかやれば良いのよ
霊夢:
まあ良いけどね
この神社の秘密が少し判ったから今日はもう帰るわよ?
諏訪子:
貴方の神社の参拝客が増えなかったり
神奈子が変な事をしていたら
私に相談してね
霊夢:
はいはい
諏訪子:
神奈子が持っている神徳も信仰心も殆どが、
私の力なんだから
霊夢:
今なんと?
諏訪子:
私は実務。神奈子は営業。ま、そんな所かしら?
霊夢:
神様の世界も世知辛いのねぇ……