STAGE 6 あゝ風の神よ神湖の地に (風神の湖)
魔理沙:
山の上にこんな大きな湖とはな……
出てきな
空気の読めない神様よ
???:
我を呼ぶのは何処の人ぞ
魔理沙:
お前か? 山を我が物にしようとしたり
麓の神社を乗っ取ろうとしている神様は
懲らしめに来たぜ
???:
……
へぇ、面白いわね
幻想郷には変わった人間も居るのね
魔理沙:
そんな訳で、山に居座るには天狗や河童達
とも仲良くしてやってくれないと――
誰かが困るんだ!
きっと
???:
山は私自身であり
山は私への信仰の対象です
幻想郷にはめぼしい山がここしか無かった
のですから
この山に住んでいる者が私を信仰しないの
なら仕方がありません
魔理沙:
お、幻想郷から立ち退く気か?
神奈子:
神の信仰に邪魔する者は
一つ一つ排除しなければいけません
魔理沙:
そこまでして信仰に拘るのは
何故なんだ?
今の幻想郷に神様なんて必要ないぜ
神奈子:
信仰が失われると、幻想郷は混沌と
し始めるでしょう
信仰の意味は、信仰していない人には
判らない
魔理沙:
神社なら毎日の様に行ってるがな
神奈子:
信仰が失われた神社はただの小屋
貴方は毎日の様に小屋に通っているだけ
貴方は一度――
神の荒ぶる御魂を味わうと良い!