STAGE 6 あゝ風の神よ神湖の地に (風神の湖)
霊夢:
湖に着いたわ
ここに居るはずね
何だろう、この気持ち悪い柱の山は……
ま、とにかく出てきなさい!
???:
我を呼ぶのは何処の人ぞ
おや?
なーんだ、麓の巫女じゃないの
私に何か用?
霊夢:
随分とフランクな神様ね
???:
最近は、厳かな雰囲気を見せるよりも
友達感覚の方が信仰が集まりやすいのよ
霊夢:
まあいいや、うちの神社を乗っ取ろうと
するの、あれ困るからやめてくれない?
???:
乗っ取ろうとなんてしていないわよ
私は貴方の神社を助けたいだけ
貴方の神社に人が集まるようにしたいだけ
妖怪の魔の手から救いたいだけ
霊夢:
余計なお世話よ
大体ねぇ、例えあんたを祀っても信仰が
増えるかどうか判らないじゃん
神奈子:
信仰は0よりも減ることは有り得ない
幻想郷に足りない物は
神様を信じる心
巫女の貴方なら判るでしょう?
霊夢:
私だって、神社に参拝客が来たらいいなあと
思ってるわよ
でも、それは私の力で何とかするから……
貴方の力なんか借りないから……
神奈子:
神社は巫女の為にあるのではない
神社は神の宿る場所
そろそろ――
神社の意味を真剣に考え直す時期よ!