Stage1 忘恩の地から吹く風 (幻想風穴)
霊夢:
何でこんなじめじめした所に来なきゃ
いけないの?
???:
(……おーい……)
霊夢:
うぇ?
ついに幻聴が
萃香:
(お、ほんとに聞こえた
その陰陽玉(オプション)、会話ができるんだって)
(紫が用意したんだよ)
霊夢:
へぇ、うるさい陰陽玉ねぇ
それは何?
私を監視しようっていうの?
???:
おお?
人間とは珍しいねぇ
ヤマメ:
地底に遊びに来たのかい?
あそこは今お祭り騒ぎよ
誰も拒みゃしないから楽しんでおいき
萃香:
(……紫が用意したテレビ付き
携帯電話みたいなもんだって)
(……でも、携帯電話って何?)
霊夢:
今、目の前に敵らしき節足動物が
いるんだけどー。無視なの?
ただの雑談だけなら喋らないでくれる?
ヤマメ:
独り言の多い人間ねぇ
ストレス?
萃香:
(……お、土蜘蛛じゃん
懐かしいねぇ)
ヤマメ:
私がなつかしい?
あんた、何者?
まあいいわ
胡散臭いからこの場で倒してあげる
霊夢:
懐かしいって何?
萃香:
(……ぐー……ぐー)
霊夢:
寝ているのか
お腹が空いているのか……