LAST STAGE 和を以て貴しと為す (神霊廟)
大量に集まった神霊はまるで星空のようだった
静かにその者の声が発せられるのを待っていた
魔理沙:
思ったより広いな
さてと、何かめぼしい物はあるか?
???:
あるわよ
ここにはかけがえのない
物が詰まっています
魔理沙:
おおっと、出やがったな
神子:
周りを見なさい
星空の様な儚い光
これら全てが人間の欲なのです
この欲を見ればその人間の全てが判るわ
過去も今も、未来も
この霊廟は言うなれば幻想郷の
アカシックレコード……
魔理沙:
欲で全てが判る?
ようやく理解したぜ
神霊はお前が集めていたんだな?
神子:
そうですわ
いや、正確に言うと少し違うけど
魔理沙:
あん?
神子:
私の復活を本能で感じて
欲の方が自ら集まって来たのです
魔理沙:
そんな都合の良い事が……
神子:
君の十ある欲を全て見た私には
君の過去も未来も見えます
君は私を倒してこの霊廟を
調べる事になるでしょう
魔理沙:
ほう、倒しちゃって良いんだな?
神子:
この欲達はどうせ君には扱えません
十の欲を同時に聴き、理解できる
私の能力が必要なのです!
さあ私を倒して見せよ
そしてお前の欲望も全てさらけ出せ!