STAGE 3 アポロ経絡 Dreamful Path (秘密の連絡通路)
霊夢:
月があんなに近くに……
???:
誰かと思いきや
ドレミー:
幻想郷の巫女じゃないの
強い悪夢を見ているのねぇ
……って
生身!?
もしかして生身!?
霊夢:
えーっと
生身かな?
ドレミー:
生身でこんな夢の世界へ
飛び込んでくるなんて
何かの罠に嵌められたのかな
霊夢:
わ、罠だって?
私は月の都に向かって……
ドレミー:
月の都……
ははぁんそういう事ね
良いでしょう
その狂夢、私が処理しましょう
今は眠りなさい
貴方の槐安(かいあん)は今作られる
ドレミー:
ここまでの悪夢
全て処理させて頂きました
肉体を乗っ取りかねない
強い精神を持っているのですね
霊夢:
あんたは何者なの?
ドレミー:
私は獏(バク)
夢の世界の住人です
貴方は月の都に向かうと
言ってましたね、しかも生身で
そこでは今までのとは比べものにならない
悪夢が待ち受けている事でしょう
それは狂夢(ルナティックドリーム)と
呼ぶべきものです
十分覚悟せよ
現し世(うつしよ)から夢を見ている人間よ
霊夢:
……よく判らないけど
夢の世界を介して月の都と幻想郷が
繋がっていたって事なのかしら?