VS文(大蝦蟇の池) Episode 7
幽香:
何処に行っても花、花。
こんな幻想郷は久しく見ていないわね。
最後にこんな事があってから丁度六十年。
???:
じー
幽香:
じー
文:
いやまあ、隠れて観察していただけです。
幽香:
私は隠れないで貴方を観察していたの。
貴方、天狗でしょう?
私なんかよりもっとネタになる
人間が居ると思うけど。
文:
私は主に妖怪向けの新聞記者なのですよ。
さっきからあちこちで暴れている妖怪が居ると
風が言っていたので、後を付けました
幽香:
いくら欲しいの?
文:
お金貰ったって、真実は記事にします。
幽香:
そう、残念ね。
私は花を操る妖怪。
今の花の異変は私がやった事なのに。
文:
え?
何が残念か判りませんが、本当だとすると
大スクープです!
幽香:
残念なのは、それが嘘だという事よ。
勝利
幽香:
私に付きまとうなんて2~3年早い。
文:
記事になりそうなんですけど……
凄く。
幽香:
貴方は神社にでも行って巫女の醜態でも
記事にしていなさい。
敗北
文:
嘘とか言って、
実は貴方がやったんじゃないですか?
この異常な花は。