STAGE 4 要塞の山 (九天の滝)
???:
あやややや
文:
侵入者の報告で来てみれば
まさか貴方とは……
霊夢:
別にあんたら天狗に用事がある訳じゃないわ
どいてよ
文:
侵入者の報告を受けて
何故か私が呼び出されたのよ
私はただの新聞記者なのにねぇ
霊夢:
何が言いたいの?
文:
貴方の事を一番良く知っているのが
私だから
貴方の相談事にも乗れるかもしれないって
上司の粋な計らいね
霊夢:
さっきも言ったけど天狗には用事はないわ
山に居る神様に会いたいの
文:
山の神様?
はは~んさてはあの神様の事かな?
霊夢:
何か知ってるの?
文:
最近、天狗も手を焼く神様が住み着いたのよ
どんどんと山を自分の物にしようとするし……
最近は麓にまで降りて信仰を集めようと
している、って言う話だし……
霊夢:
……信仰を集めている
きっと、そいつだわ
そいつに会いたいの。何処にいる?
文:
調子に乗るようだったら、天狗達が倒すつもり
だったので、貴方が行く必要はないわ
霊夢:
折角ここまで来たんだから、良いじゃないの
その神様の居る所まで連れて行ってよ
文:
でも、私は貴方を通す訳に行かないの
私があっさり通しちゃったら
見回り天狗達も納得がいかないからね
霊夢:
面倒な種族ね
天狗って
文:
組織に属するってのは
自分の意思だけでは動けなくなるって事よ
さあ、手加減してあげるから
本気で掛かってきなさい!
霊夢:
手加減はありがたいけど……
だったら通してくれれば良いのに
文:
まじめに戦った事って殆ど無かったけど
予想以上の強さだったわ
これなら、あの厄介な神様も倒せるかもね
霊夢:
さあ、その神様の所まで案内して!
文:
その神様は、少し前に神社と湖ごと
引越してきたの
この先に新しい神社が出来ているのよ
そこに居るはずだわ
霊夢:
山の上に神社?
神社はうちだけじゃ無かったのかなぁ……