STAGE 3 瑕疵無き要塞 (未踏の渓谷)
???:
げげ、人間!?
霊夢:
あ、あれ?
何処行くの?
???:
あーあ、私の光学迷彩スーツが壊れちゃった
霊夢:
何よそれ
???:
人間の癖に私の姿がよく見えたわね
霊夢:
目が良いからね
もしくは、あんたが隠れなかったかも
???:
じゃあねー人間
ちなみにこれ以上来ると危険だよー
霊夢:
これ以上行くけどね
???:
お、さっきの人間
奥に進むなって言ったでしょ?
霊夢:
さっきはよくも邪魔してくれたわね
???:
邪魔?
貴方が何をしているのか知らないのに
邪魔なんて出来る訳がないな
霊夢:
私は山の上に住む神様に緊急の用事があるの
通してくれる?
???:
山の上の神様だって?
そんなもん何人もいるけど……
悪いこたぁ言わない
引き返した方が良い
にとり:
私は河城にとり
通称、谷カッパのにとり
さあさあ、里へ帰った帰った
この先、人間に対して排他的な奴も多いよ
霊夢:
そんなの判ってるわ
それでもいかなきゃ行けない時もある
にとり:
あらあら、久しぶりに盟友である
人間に出会ったと言うのに残念ね……
仕方がない、これ以上山に入れというなら
その本気、確かめさせて貰おうよ!
にとり:
つ、強い、私の兵器で倒せないなんて……
人間とは思えない強さだわ
霊夢:
さあ、先に進むわよ
にとり:
人間よ。 河童と人間は古来からの盟友だから
教えてやる
霊夢:
盟友?
古来からの宿敵の間違いじゃない?
にとり:
最近、山の上に不穏な神が居着いたのは事実
貴方はそれを倒しに行くんだろ?
霊夢:
おっと、思わぬ所で情報得たわ
何が目的で山に入っているのか忘れかけてたしね
にとり:
ああ、頼りない。人間は頼りない
やっぱり天狗様に相談した方がよかったかな
まぁ、この辺の河童には伝えておくから
この先に行きなさいな
霊夢:
滝が見えてきた……
これからが本番ね!