STAGE 2 神々の疵痕 (妖怪の樹海)
霊夢:
しょっぱなから気持ち悪いなぁ
ここら辺の空気が重い……
昼なのに光も届かないし
???:
あらあらまだ居たの?
さっき追い返したつもりだったのに
霊夢:
いつ?
???:
まぁいつだって良いんだけどー
私は迷い込んだ人間を追い返しているの
霊夢:
迷い込んではいないわよ
私は山へ行きたいんだから
雛:
人間が山に入ってどうするのよ
危ないわよ?
霊夢:
邪魔をするなら敵と見なすわよ
雛:
私は人間の味方
人間の厄を受けて、神々に渡しているの
なんなら、
貴方の災厄も全て引き受けましょうか?
霊夢:
妖怪は私の敵
あんたは妖怪
雛:
あっ、そう!
雛:
私は親切に追い返そうとしただけなのに……
霊夢:
追い返されること自体が親切じゃないのよ
雛:
これから先は神々の住む世界
後悔するよ
人間のいく所じゃないわ
霊夢:
あっそう
次はやっと妖怪の山に入るわね