Stage6 荒々しい二つ目の太陽 (地底都市最深部)
お燐:
そうそう、一つ忘れてたよ
魔理沙:
?
お燐:
地獄の底(ここら)で死ぬとみんな焼けて灰すら残らない
死体が欲しけりゃ
やっぱりあたいがお姉さんを仕留めないとね!
魔理沙:
何か汗が出すぎてげっそりしてきたぜ
アリス:
(自分の身は自分で守る
魔法使いなら当然の事)
魔理沙:
盗賊(シーフ)だからなぁ
どうせ断言できる
この辺には宝はない
???:
何をお探しで……
久しぶりの人間さん
魔理沙:
来た!
今度こそ大ボスの予感
アリス:
(あら、この鳥がもしかして
さっきのさとりのペットかしら?)
???:
……さとり様に会って来たのね?
アリス:
(ええ、間欠泉の事ならペットが
握っていると)
空:
いかにも、私が火焔地獄跡の火力を
調整している空(うつほ)です
間欠泉はその副産物に過ぎませんが……
それで間欠泉がどうしました?
魔理沙:
あれを止めて欲しいんだとよ
危ないから
空:
……間欠泉はそんなに危険ではない筈
せいぜい火傷する程度かしら
アリス:
(お湯と一緒に何かが湧いてきてるの!
怨霊か何かが)
空:
怨霊……? 不思議な話ねぇ
怨霊ならお燐が管理している筈……
怨霊の件は私じゃないわ
それに、もう間欠泉は止められないのよ
魔理沙:
何だと?
空:
私が余りに強い力を手にしてしまったから
火焔地獄の炎は強くなる一方
それに伴い間欠泉も強くなるわ
魔理沙:
強い力だと?
空:
ええ、究極の力
地上を全て溶かし尽くす最後のエネルギー
アリス:
(何を言ってるのよ
そんな力ある訳が無いよ)
魔理沙:
ふん、そうだな
それに間欠泉は止められるじゃないか
お前の強い力をお前ごと葬り去れば
間欠泉は止まる
空:
あら、盲点でした確かに
私が居なければ火焔地獄は元通りになる
でもね、もう一つ盲点があるわ
私の究極の核エネルギーは全てを溶かし尽くす!
どうやって私を倒すつもりかしら?