STAGE 3 直線の楽園 (命蓮寺墓地)
墓地に住む者、それは人か幽鬼か妖怪か
皆が神霊を呼ぶこの霊は何故墓地に湧く?
妖夢:
なにかしら?
小傘:
あ、剣を振り回している人だ
もう誰でも良いわ!
この先に見た事のない奴が
番をしているのー
そいつにいくら撃ち込んでも
いつもタイムオーバーで負けるんだ
ねえ、何とかしてよ〜
お願い
妖夢:
妖怪から助けを請われるなんて
面妖な
小傘:
へっへっへー
でも、私より強いのか試させて貰うよー!
妖夢:
幽々子様は墓地に行けと
言ってましたが
言ってなかったかも知れないけど
何だか幽霊達が騒がしいわね
???:
ちーかよーるなー!
これから先はお前達が入って
良い場所ではない!
妖夢:
来たわね
……既に事切れている?
もしやお前は腐……
芳香:
我々は崇高な霊廟を守るために
生み出された戦士(キョンシー)である
妖夢:
え? キョ?
ああ、キョンシーね
芳香:
そうだ、判ったらここから去れ
もしくは仲間になれ
妖夢:
仲間ですか……
残念ながら、既に私も似たようなものです
しかし死してなおこの世に未練を残し
この世をさまようなんて
かわいそうね
あれれ?
何か違和感が
芳香:
我々は未練があってこの世に
留まっているのではない!
全てはあのお方をお寺の連中に
再び踏みにじられない為に!
芳香:
なんだぁとぅー!
しーぬー!
妖夢:
はいはい、死んでます死んでます
お札を貼ったキョンシーって事は
貴方を操っている親玉が居るって事ね
芳香:
そうだっけ?
妖夢:
さっき自分でも親玉が居るって
匂わせてたじゃないの
芳香:
え? 臭うだと?
これでもお肌ケアしているんだぞうぅ
妖夢:
ゾンビギャグ……
まあ、貴方の操り主を探してみましょう
何か手掛かりがあるはずだわ
芳香:
私の主だと??
なんだと……
まさか、あの悲しき宗教戦争が
再び起こるというのかぁ!
って誰だっけ?