東方神霊廟 – 魂魄妖夢 – Stage6

シェアする

LAST STAGE 和を以て貴しと為す (神霊廟)

  大量に集まった神霊はまるで星空のようだった
  静かにその者の声が発せられるのを待っていた

妖夢:
さっきの人に、「仙人だ」って騙して
入ってきちゃった

それにしても、こんなに生気に
満ちあふれたお墓は初めて見たわ

それにこの神霊、いやこれは
ただの欲が具現化したものらしいね

欲霊……生き霊の一種で低級な霊

こんなの集めて得する奴なんて……

???:
違う、勝手に集まってきただけよ

欲望が私の元に集まって来るのです
いつの時代も、いつの時代も

毎日毎日、十の要望を同時に
聞かされていたからでしょう

妖夢:
……

???:
……あれ?
君の欲望が二つ足りないわ

十あるはずの欲望のうち
生への執着と、死への羨望が

妖夢:
あいにく、私は既に
半分死んでいるのでして

神子:
そうですか、君も同朋ですね?

妖夢:
え?

神子:
不老不死を最終目標とする道士でしょう?

いや、もう仙人、尸解仙なのかも
しれないけど

妖夢:
いやいやいや

仙人である事はさっき否定しました

神子:
隠す必要は無いわ

私には全て判る
人間の欲を見れば判るもの

あいにく、君の欲が不足しているので
完全ではないんだけど

妖夢:
いやだから、間違ってますよー

神子:
同朋ならばこれから
何が起こるか判るわよね?

妖夢:
判りません!

神子:
不老不死として蘇った者同士
相手と競い合い、道を学び合うのだ!

さあ私を倒して見せよ!

そして不老不死の為政者として
復活して見せよう!