EXTRA Stage 世界内存在に響く鼓動 Drum up resistance(幻想郷上空(嵐))
弁々:
悪いけどここで足止めさせてもらうよ
八橋:
鎮魂ライブの始まり始まりー!
霊夢:
この不思議な嵐も
打ち出の小槌の影響かな?
何て禍々しい魔力なのかしら
???:
ようやく来たわね
博麗神社の巫女よ
今頃来ても
もう遅いけどね
霊夢:
遅いって……何が?
雷鼓:
私は自立した魔力を
手に入れたのよ
もう打ち出の小槌の魔力など
必要ない
霊夢:
なんだって?
雷鼓:
だから誰にも縛られないわ
私達は自由よ!
霊夢:
その力とやらも気になるけど
何でもいいや
あんたも暴れるというのなら
ここで成敗してくれる!
雷鼓:
噂は本当だったのね
巫女は妖怪なら問答無用で
襲いかかってくるって
それはつまり道具(わたし)が妖怪として
認められた証拠でもある
さあ外の世界の使役者(ドラマ-)よ!
今こそ闘いのビートを刻むのだ!
雷鼓:
あらららら
降参よー
霊夢:
道具の割には中々やるじゃない
それにしてもお祓い棒といい
道具が暴れる世界って困るわね
雷鼓:
困る……だって?
霊夢:
そりゃ困るわよ
お祓い棒抜きでは大変だったんだから
道具はただ使われていればいいの
それが出来なきゃただのゴミよ
雷鼓:
……そう
道具って切ないわー
霊夢:
あんたも道具でしょ?
雷鼓:
そうでした
霊夢:
付喪神化した道具は供養するのが
習わしだけど……
お祓い棒の件もあるしー
今回は原因が特殊だしー
……まあ大人しくしていれば
見逃してあげなくもないわ
雷鼓:
あら嬉しいわ
絶対に巫女(あなた)の前では暴れません
霊夢:
……他の人間の前でもね
雷鼓:
あ でも
霊夢:
何?
雷鼓:
コンサートの時だけは
暴れさせて下さいね
外の世界の魔力(ドラマー)が
こう囁くんです
太鼓を叩くに頭脳は要らぬ
猿人時代の魂を呼び覚ませ! と
霊夢:
へー
……外の世界は野蛮ねぇ