STAGE 5 隠然たるモノの血 (夢殿大祀廟)
扉の向こうには巨大な遺構が隠されていた
ここに何が眠るのか神霊達は知っているのだろうか
霊夢:
これはまた変なお墓ねぇ
???:
ああ、ついにこの日が来たのか
我が復活を祝福する者よ、何者ぞ
霊夢:
祝福してないよ
布都:
え?
じゃあなんで我は復活したのか?
霊夢:
知らないわよ
私はあんたみたいな得体の知れない奴の
復活を拒みに来たの
布都:
ほう
なる程
つまりお前は完全に復活する為の
試験相手だというのだな?
霊夢:
何でそうなるのよ
死者はみんな頭悪いわね
布都:
良いだろう!
お前を倒して完全に復活しようさ
すれば太子様も降臨出来よう
おぬしには怨みはないが
物部の秘術と道教の融合
お前で試させて貰おう!
布都:
な、なんだと
おぬしの強さは一体……
霊夢:
これで終わり?
大したことなかったわね
布都:
こんなにあっさり
負けてしまうとは
我はなんの為に千四百年も
眠っていたのだろうか
霊夢:
何で眠っていたのに
年数が判るのかしら?
布都:
む、周りを漂っているのは……
低俗霊か!?
これはもしや……
太子様が復活なされているのだな!
こうしてはおられまい
失礼するぞ
良い闘いだった
感謝するぞ!
霊夢:
あ
一人で盛り上がって
去って行っちゃった
それにしても何が良い闘い、よ
負けたくせに