STAGE 2 紅い山の孤独 Red Mountain Loneliness (紅葉した山)
???:
なんだ?
ここはうちのなわばりだべ
チルノ:
知るもんか!
あたいは幻想郷の支配者になる妖精だぞー!
どこに行って何をしようが
あたいの自由だー!
ネムノ:
支配者? そうかい、支配だろうが
何だろうが勝手にしてな
それはともかく
ここから出ていってくんろ
チルノ:
くそー
その目はバカにしているだろー?
こうなりゃ実力行使だ!
ネムノ:
威勢がいい妖精だな
いいだろう
お望み通り掻っ捌いてやるぞ
ネムノ:
お前、本当に妖精か?
やるじゃないか
チルノ:
何だか力が湧いて仕方がないんだ
きっと真夏の太陽が
そうさせるに違いない
ネムノ:
真夏だと?
何を言ってる?
今は真秋だべ
チルノ:
まあき?
あ、確かにー
いつの間にか寒い!
ど、どうなってんだ?
お昼まで確かに真夏だったはず……
ネムノ:
そんなんで大丈夫なんかな
幻想郷の支配者って……
ま、取り敢えず出ていってくんろ
小さい支配者さん
チルノ:
ま、いいか
涼しい今こそあたいの本領発揮よー!