STAGE 3 神獣泳ぐ桜色の海 Sea of Spring Pink (博麗神社の夜桜)
チルノ:
おお、神社は紅葉真っ盛りだなー
???:
紅葉だってー?
あうん:
アンタは桜と紅葉の区別も
付かないのね
チルノ:
桜だって?
馬鹿言っちゃいけねぇ、秋に桜なんて……
おー!?
桜だったー!
あうん:
こんな馬鹿だけど
妖力だけは一人前ねぇ
チルノ:
なんだこりゃあ
すげー、一日だなぁ
たった一日で
真夏に真秋に真春になった
あうん:
まあき、まはるって
そんな言い方しないわよ
チルノ:
え、そうなの?
でもいいや、あたいが支配したら
そう言わせるから!
あうん:
周りの妖精達もそうなんだけど
いつもより力を持っているみたい
こりゃあ、残念だけど
追い出さないと行けないわぁ
神社の守護神としてね!
あうん:
つ、強いー
妖精達が力を持っていることには
気が付いていたけど、ここまでとは
チルノ:
よーし、また支配者に
一歩近づいたぞー
あうん:
私だって本気を出せば
勝てる気がするけど……
これ以上、力を出すと
暴走してしまいそうで
チルノ:
負け惜しみって奴ー?
かっこわるーい
あうん:
ぐぬぬ
チルノ:
さーて、次は何処に
向かおうかなー
今なら誰にも負ける気がしないぜー
あうん:
まあ、 神社(ここ)から出て行ってくれるのなら
なんにも文句は言わないけどね
でも、気を付けた方が良いわ
苟且の力には絶対何か裏があるんだから
私はその力に悪意を感じて……
って、もう居ない!
ありゃあ、痛い目に遭うだろうな