Stage6 荒々しい二つ目の太陽 (地底都市最深部)
お燐:
そうそう、一つ忘れてたよ
魔理沙:
?
お燐:
地獄の底(ここら)で死ぬとみんな焼けて灰すら残らない
死体が欲しけりゃ
やっぱりあたいがお姉さんを仕留めないとね!
魔理沙:
何だよ、進めば進むほどに暑いじゃないか!
お前の望みはこの灼熱の力なのか?
にとり:
(噂ではその力は相当高温高圧になると
言われている)
(究極にして最後のエネルギーだと
言われているのに)
(こんな地熱レベルである筈がない)
魔理沙:
こんなって、わたしゃこんがり焼けそうだよ
ほんとに……
???:
話はお燐から全て聞いたわ
私の力の素晴らしさを認めに
人間がやってきたって
にとり:
(来たー
こいつこいつ!)
魔理沙:
お前、楽しそうだな
お酒でも呑んでいるのか?
にとり:
(だって一番乗りよ? 我々河童の仲間
でこの力に嗅ぎつけたのは)
???:
ふふふ、あら地上でも私の話題で
持ちきりだったのね? 嬉しいわ
でもどうやって私の事調べたの?
にとり:
(山の神様に教えてもらったんだ
河童の技術水準を上げられる、って)
???:
え? 山の神が何で……?
魔理沙:
おい、盛り上がってるところすまんが
その、お前の力って何なんだ?
何で河童の技術水準が上がるんだ?
空:
私は、ある神様の力を取り込んだわ
黒い太陽、八咫烏様
この力は太陽の力と同じ
魔理沙:
太陽の力ってなんだ?
光合成か? 日焼けか?
にとり:
(馬鹿だなぁ
魔法使いなのに勉強不足だよ)
(太陽のエネルギー
それは超高温、超高圧の世界)
空:
核融合ですわ
核エネルギーは超高温を半恒久的に
生み出す究極の力、ヤタガラス様の神徳よ
にとり:
(核融合は超高温故に扱いが難しいと
言われてるが……)
(ここに制御できる鴉が居ると)
魔理沙:
凄いな
太陽と同じ力かー。私も欲しいぜ
にとり:
(だろう?)
(だから魔理沙
こいつを生け捕りにして!)
魔理沙:
うぉーいマジかよ!
究極の熱を操るんだろ?
空:
核融合の力をどう使うかは、その人次第。
貴方は持ち帰って何に使うのでしょう
究極の乗り物? 究極の武器?
それとも究極の魔法?
でも、私は再び灼熱地獄を生み出したいの
地上を溶かし尽くしてね!