FINAL STAGE エリュシオンに血の雨
咲夜:
あなたみたいな人も珍しいわね
こっちには何もないわよ?
魔理沙:
おまえもな
ほんとにメイドなのか?
魔理沙:
いるいる
悪寒が走るわ、この妖気
何で強力な奴ほど隠れるんだ?
レミリア:
能ある鷹は尻尾隠さず・・・
よ
魔理沙:
・・・脳なさそうだな
レミリア:
人間だけよ
脳なんて単純で化学的な
思考中枢が必要なのは
魔理沙:
おまえ、アレだろ?
ほら日光とか臭い野菜とか
銀のアレとか
夜の支配者なのに
なぜか弱点の多いという・・・
レミリア:
そうよ、病弱っ娘なのよ
魔理沙:
面白そうだな、やっぱ飲むのか?
アレ
レミリア:
当たり前じゃない
私は小食でいつも残すけどね
魔理沙:
今まで何人の血を吸ってきた?
レミリア:
あなたは今まで食べてきたパンの
枚数を覚えてるの?
魔理沙:
13枚
私は和食ですわ
レミリア:
で、何しに来たの?
もう、私お腹いっぱいだけど・・・
魔理沙:
そうだな、私はお腹がすいたぜ
レミリア:
・・・食べても、いいのよ
魔理沙:
ああ、そうかい
今の、植物の名前だぜ
「亜阿相界」
レミリア:
人間って楽しいわね
それともあなたは人間じゃ
ないのかしら?
魔理沙:
楽しい人間だぜ
レミリア:
ふふふ、こんなに月も紅いから?
暑い夜になりそうね
涼しい夜になりそうだな