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体験版
Stage... 1 2 3
Stage1 異変が起こる前に
* これは製品版の霊夢のストーリーが始まる数日前のお話です *
霊夢 「何よ、私を呼びつけておいて出迎えもないの？」
魔理沙 「お、やっと来たか。ちょっと気になる事があったんで
呼んだんだ。もしかして異変の予兆じゃないかと」
霊夢 「何？」
魔理沙 「最近気温が低いじゃん。
それにいつまで経っても降り止まぬ……あれ？晴れてるな」
霊夢 「だから何よ！」
魔理沙 「いや、ここの所不自然な天気だったもんで
ちょっとお前に注意して貰おうと思ったんだが。
しとしと降る雨は止まないし、夏なのに気温は上がらないし……」
霊夢 「あら、久しぶりに雨が降ってきたわね」
魔理沙 「ほら、まただ。こんな天気ばっかだから気温が上がらないんだ。
この雨、何か不自然だと思わないか？」
霊夢 「冷夏って言いたいの？あいにく、私も暇じゃないんでね。
そんなありきたりな変化は放っておく事にしたの」
魔理沙 「そうか……じゃ、私が調査に出るか」
霊夢 「でも、抜け駆けは許さないわ！」
霊夢 「まだ何も起きてないんだから、あんたは大人しくしてなさい」
魔理沙 「うーむ。今日はころころ天気が変わるな。
こんなに暑くならないんじゃ、秋の食べ物が心配だぜ」
霊夢 「……異変の予兆だとか言って、暇だっただけっぽいわね」
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Stage2 雹害の森
霊夢 「迷いの竹林より魔法の森の方が迷いやすい気がする。
帰り道はこっちであってたっけ？」
アリス 「おや珍しい顔」
霊夢 「あ、丁度いいところに……って。もしかして雹？」
アリス 「丁度いいところって、道に迷ったのね？
それはともかく、雹は困るわよねぇ。
雹害も馬鹿にならないし……」
霊夢 「あんまり雹なんて降らないけどね」
アリス 「そう？最近、毎日雹が降るわよ？」
霊夢 「魔理沙のところは雨続きって言ってたし、
魔法の森全体が腐ってるんじゃない？
それはともかく、帰り道なんだけど……」
アリス 「道に迷っておいてただで帰れると思ってたの？」
霊夢 「……まあいいけどね」
霊夢 「さ、帰り道を教えて！」
アリス 「はいはい、人形を一人付けますよ。
それにしても……この雹といい、おかしな色の雲といい……
私の予想が当ってなければいいんだけど……」
霊夢 「あんたの予想なんてどうせ当らないから」
文 「毎度お馴染み射命丸です。新聞を届けに……おや？
こんな処に貴方がいるなんて珍しいですね」
霊夢 「何もネタになるような事はしてないわよ？」
文 「何も言ってないのに怪しい……」
アリス 「うわぁ……天気が荒れてきたわ」
霊夢 「本当、酷いもんね」
文 「天気なんてどうでもいいのです。
何か面白い事（ネタになること）さえあれば。
例えば巫女が嵐に飛ばされるとか」
霊夢 「喧嘩を売ってるのね？」
文 「いえいえ、ちょいと巫女が
風に飛ばされる絵が思い浮かんだだけで……」
アリス 「どうでもいいけど、ここで遊ばないでくれる？
私は雹害の調査をしたいし……」
霊夢 「む」
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Stage3 最後の日常
霊夢 「貴方のお陰で人形の道案内なんて要らなかったわね」
文 「道案内は天狗の得意分野ですから。
あーあ、何か大きな事件が起きないかなぁ」
霊夢 「貴方の言う大きな事件って例えば？」
文 「神社が倒壊したり巫女が下敷きになったり」
霊夢 「物騒な事件ばっかね」
文 「たまには壊れてみたって、いいんじゃないの？」
霊夢 「物騒な事ばっかり考えているからそんな目に遭うのよ！」
文 「冗談ですよ冗談。簡単に神社が壊れる訳ないじゃないですか」
霊夢 「それにしても今日は雨がふったり、雹が降ったり、
突然風が吹いたり、一日中、天気がおかしかったわね。
こういう日は、神社で大人しくしていた方がいいかな」
文 「それでは面白い記事は書けません。何か動いて貰わないと……」
霊夢 「何かあったら動くわよ！
本当に神社が壊れたりしたら、ね」
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